車窓から見る ヴァーツラフ像とヴァーツラフ広場
昨夜は 逆方向から 見たが
翌々日の朝 移動のバス 国立博物館側から見た
チェコの歴史の現場ともいうべき ヴァーツラフ広場
中央に立つ騎馬像は チェコの守護聖人・ヴァーツラフ像。
1918年 チェコのハプスブルグ家からの独立宣言が
この像の前で読み上げられ その後、ナチス軍の占領を経て
旧ソ連の事実上の支配下に置かれた。
1968年 ドブチェク大統領らが ソ連の従属から
民主化路線への脱却を図った「プラハの春」では
この広場が公開討論の場になったが
しかし ソ連軍(ワルシャワ機構軍)の戦車が
この広場を埋め尽くしてしまった。
その時から43年が経ったが 焼身自殺を図って
死をもって抗議した 学生ヤン・バラフの慰霊碑も
ヴァーツラフ像の傍らにある。
1989年 20数年の時を経て 共産主義体制崩壊の流れに乗って
チェコでは 非暴力によって遂行された「ビロード革命」が達成され
ハヴェル大統領は 数万人の市民が集まったこの広場で、
”チェコの解放”を宣言している。