アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

買占めと市場価格

2011年03月23日 | 生活
すっかり店頭から消えていた米が、この日曜日には「お一人様一点限り」で復活していました。

   にほんブログ村 教育ブログ 中高一貫教育へ←火曜日の生協は牛乳あり、木曜日は欠品と、状況によりいろいろ

朝、またろうを牛乳買いに行かせたスーパーでも、昼ごろ私がはなひめを迎えに行ったときに寄った逆側のスーパーでも、お米が売っていました。商品は選択の余地なく、一種類。でも山積みになっていて、なにしろ昼ごろにまだあるわけですしね。そんなに次々売れているというふうではなく、素通りしている人がほとんどでした。

私が、今買うべきか…それとも、火曜日の生協をあてにするべきか?? と逡巡していると、通りがかった年配の女性が、「お米なくなるってあんなにいったのにねぇ。あるわよねぇ」と私に語りかけ、お米を買わずに去っていきました。なくなるっていったから、買いだめしたのに、あるじゃない。と文句をいいたいようでした。いや私に言われましても(^^;;

…あんなにいったのにって、誰が??

もともと、地震発生後の月曜日、ふだんならシルバー人材センターの人が掃除に来てくれるところ、朝電話があって、「いろいろ買いにいったりとかしないといけないので」ということでお休みの連絡。仕事休んで買い物に行くんだ(o_o) ということで、ようやく、被災地ともいえないこの土地で、買いだめの発想があることに気づいた私。

それで、実際にスーパーに足を運んでみるとすごかったんだけれども…

やたら空になった棚と、対照的にあふれんばかりの食材が積まれた生鮮食料品の棚をみて、子どもが(誰がいったか忘れた。はなひめか??)「商品が少なくて、買いたい人がいっぱいいたら、値段を高くしても売れるんじゃない?? そうしたらすごくもうかるよね!!」といってた。

私は、「そんなことできないよー、スーパーはこれからもこの地域で商売続けていかなきゃいけないんだからさ。地震が起きたときに、お客さんの足元見るような高値ふっかけたら、評判落とすじゃない」と即座に流したけど、考えてみれば、市場価格ってそもそもそういうものだったような。

つまり、高校とかで習う初歩の経済学でいえば、需要と供給の曲線が交わるところで市場価格が決まるとかいう…。だから、米とかカップラーメンとか、ちょうどその日の閉店時間までに売り切れになるような値段設定(あの場合、米5kgがいくらになるのだろう??)をしたとしたらそれはそれで正しいともいえるか。

もちろん、値段が高くなるということはお金のない人は買えないということになるし…でも、通常値段で買占め機運が高いと結局、朝の開店に並ぶ時間と気力のある人しか買えないということになるんだけど(*)。

現実には、どのスーパーもコンビニも、どんな人気商品であっても通常値段で売っていたし、私が職場近くのスーパーで、ほかのどこにもなかったティッシュを買ったときも五箱199円だったし(^^;; 誰も高値をふっかけたりはしてなかったんだよね。

でももし、商品の不足が長期化したら、ゲリラ的に不足商品を売る露店とかが出たりして、そうしたらそこは売れる限り高い値段をつけてるかも。闇市!?

にほんブログ村 中高一貫教育  ←ぽちっと応援お願いします
にほんブログ村 ヴァイオリン←どれでも
にほんブログ村 ピアノ

(*)たとえば超人気ミュージシャンのコンサートチケットの場合、ちょうど売り切れるような高額に設定されているわけではなくて、それより相当安いので、購入に際しては競争が生じる。そして、ヤフオクとかダフ屋とか(^^;; がそれより高い値段で取引する余地があるわけだよね。


↑米が入手できたので全員分の弁当を作りました。なんだかとってもゴージャス。
コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする