アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

大人の科学でテオ・ヤンセン

2011年03月07日 | ピアノ
無生物に命を吹き込む。創造主になる!?
…というようなロマン(?)を感じさせる巨大物体が、風を受けて砂浜を「歩く」様子は圧巻です。

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ご存知ない方はまず、この動画をご覧くださいませ。

Theo Jansen - Kinetic Sculptor

無生物を動かしたければ、ぶっちゃけ車輪でもつけとけば素直なところ、わざわざ「足」を、それもムカデのごとくわさわさと多すぎる足をつけて、ナウシカに出てきたオームのように動くものを作っちゃったんですね、このテオ・ヤンセンという人は。

妙に美しい、生物的な足運びが特徴です。こんだけ大きなものを作るのはそれはもちろん大変なのですが、この特徴的な動きを出す仕組みは存外シンプルなので、いろんな形で模倣することができます。

小さくて軽く…作りやすく。キット化するとかだったら、日本人の得意分野ですね。

で、やってくれましたよ「大人の科学」(^^) この「生物」のミニチュア版が作れる「ミニビースト」が付録についたVol.30です。しばらく前に買ったのですが、またろうの学年末テストに向けて明らかに目の毒なのでしまってありました。

ようやくこの週末に作りました。じゃーん!!
大人の科学でミニビースト: 我が家バージョン
(BGMには、「風」をイメージして、前に録音した「耳をすませば」の「飛ぼう!上昇気流をつかむのだ」を使いました。あ、飛びませんけどね、この場合)

動力ナシ、またろうが高専うちわをパタパタすると「むにょ~ん」と動きます。でかい、ほんもののストランドビーストは「不思議なかっこよさ」に満ちていましたが、ミニビーストくんは…きもかわいいです(^^;;

こんな無駄無駄しくみえる動きをするのに、たいへん滑らかで、だからまぁウチワで扇いだくらいですいーっと動かせるんですが、よくできています。

足の動きをしっかり見ていただくとわかるかと思いますが、形を保ってほしいところには三角形のパーツ、そして四角形は四辺の長さが決まっても自在に変形できることを生かしてぐにょーんと動くんです。120度ずつずらしたカムを使って、上手に足を運びます。

製作はほとんどまたろうにやってもらいましたが、私もパーツをランナーからニッパで切り離すところや部品を組み合わせるところなんかを手伝いました。なんか懐かしいですね、こういう作業は。パーツもとてもよくできていて、すいすい組み合わせられますし、動きも滑らかです。

「大人の科学」本誌のほうには、いろんな想像力をかきたてられる写真とともに、テオ・ヤンセンさんのインタビューやら、いろんな人が作った亜流ビーストやら、このミニビーストの改造記事やら(^^;; ストローで作ったものとか、ペーパークラフトのものとか、そういう「チープ系」は心ひかれますね。「木」とか「金属」の重厚系もありますけどあんまり趣味じゃないというか、そよそよした感じがないとちょっとつまらないような気がします。

羽をつけるなどの装飾系改造とか、ゴムの力で、あるいは太陽電池で動くようにする改造などの記事がありましたが、まぁやっぱり何も改造しないで頭をからっぽにしてこのおもしろい動きを楽しむのが王道かなって思います。またろうはミニビーストがことのほか気に入った模様で、今朝も風を送ってかわいがっていましたよ。

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