アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

呼吸する音楽(録音有)

2014年04月03日 | ピアノ
息をしないと人間、死にますが(^^;; でも、息してないみたいにピアノを弾く人ってのは、います。

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昔のカセットテープ音源を整理してたときに聞いた、私のピアノ(「エリーゼのために」、当時小三)なんてまさにそんな感じでね。息はそりゃまぁしてるんだろうけど、そんなこととは関係なく指がちゃかちゃかと動いて音を叩いてるって感じ。音のテンポ、長さ、強弱、特におかしいところはなく、今の私には考えられないことですが(爆)、暗譜で弾いてるし、ミスタッチもありません。でも、「だからどうした」っていうか、そりゃもうつまんないの。

この直後に、私は「ピアノやめる」と言い出して、親も即「いいわよ」ってな話になったわけですが、そりゃそうだわ。喧嘩してまで続けさせるピアノじゃないってわかるもの。

その後、息をしないと演奏できない楽器(フルート)でのアンサンブルなどを多数経験することによって、音楽には「呼吸」が必要だ、というのはなんとなくわかってきたハズなんですが。それでも、ン十年のブランクを経てピアノに戻ってきたときには、やっぱり息を詰めて弾くピアノ、っていうか、特に本番のときは、緊張でうぅぅってなってるから、息もぎゅぅぅってなって、演奏もガチゴチ。

まぁ、肩も凝りますね…

後年、夜毎屋さんから「私はいくらピアノを弾いても肩は凝らない」といわれて、なるほど、夜毎屋さんのピアノは聞いてるほうも肩凝りがほぐれるような…

音楽が自然に呼吸してるピアノ、っていうのかな?
(ふつうの言葉でいえば「フレーズ感」?)

それから、何度かカジュアルな場でバイオリンの伴奏してもらったりして、いいな~この「感じ」。と、すっかりファンになってしまいました。呼吸の自然な、安定したピアノ伴奏。それと、歌!! きっと好相性に違いないと思って、今回の「ばんたの」では特に「歌の伴奏をしてください」とリクエストしました。

それで快く引き受けてくださったのがこちら(録音):
夜毎屋(Pf)海実(Sop)
A.Scarlatti/Le violette(A.スカルラッティ/アリア「すみれ」)
Cesti/addio corindo(チェスティ/アリア「さようならコリンド」)

バイオリンの伴奏もね。
夜毎屋(Pf)中川先生(Vn)
Bach/Sonata for Violin and Clavier in C Minor BWV 1017  1楽章2楽章

夜毎屋ブランドのバロック音楽はほんとに素敵(*^-^*)
前に聞いた、バッハイタコン三楽章もとてもよかったなぁ~

あ、私も、昔ほどは肩が凝らなくなりましたよ。

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コメント (6)
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