アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

男子が踊る、ももクロ。

2014年10月11日 | 高校生活
共学校の文化祭にあって、女子校には決してないもの。

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男子が踊る、ももいろクローバー。

とりわけガタイのいいのを選りすぐって踊らせていたりすることが多い。男子校だと、線が細くて「男の娘(こ)」としてクオリティーが高い路線を狙う場合もあるかもしれないが、共学校ではそれはちょっとシャレにならないというか(^^;; あんまり流行らないと思う。

一方、女子は、
フリフリの服を着て、女の子系のかわいい振り付けで踊っていることもあるし、
ミニスカ着てお色気系の振り付けで踊ってることもあるし、
男子に混じってふつーにかっこよく踊っていることもある。

つまり、男子が女装して踊る場合、それは違和感と笑いを狙っているのだが、
女子が男装(?)して踊る場合、それは単にお色気系とかより本人がそっちを選んだ(あるいは、人数の都合上、そうなった)ということであって、別に「変」を狙っているわけではないように見える。

共学校文化祭で、各クラスのパフォーマンスを観賞していると、男女が違う役割というか色合いを持っていることがよくわかる。

「男」「女」は言葉として対になることがよくあるが、その位置づけはきれいに「対」になっているものではなく、何かもっとねじれたところにあるような気がする。


男女が混じっていて(しかし数は均等でない)クラスで全員参加する企画。

何をやるのかというところから始めて、
シナリオ、振り付け、衣装、小道具大道具、演出…

全員の得意が生かせて、
現実的に可能で、
お客さんに喜んでもらえる、
どんなパフォーマンスにまとめるのか。

おおまかなところから細かいところまで、膨大な事柄を「みんなで」決めていくのってかなり気が遠くなるような作業だ。

その複雑極まりない課題に、男女混合クラス全員で取り組んで期日(文化祭)までにきっちりまとめる。

こういう難題を潜り抜けてきた共学校出身者に、「こういう(男女のアヤ)分野で」太刀打ちできるわけがない。と、ちょっと思った(^^;;

もちろん女子校出身者も、大学生に、さらには社会人になるところで男女混じって生活するようになり、いろんな経験をすることになるんだけど、それこそ早期教育云々というか、中高くらいの年齢にそういう経験があるのか、もっと後になってからしかしていないのかで違ってくるのは当然だろう。

うちでは、
こじろうには、中高六年間をそういう、男女混じった環境で過ごしてほしいと思って共学校をチョイスして、
はなひめには、ありのままの自分を安心して出せる、フリーダムな環境で過ごしてほしいと思って女子校をチョイスしたので、
男女不均衡な話になっている。

それはもともと、よしぞうが自分の男子校経験から、男子校でないほうがいいという感触を得て、
私が自分の女子校経験から、女子校のほうがいいという感触を得たという、
(わりとよく聞くパターンの)不均等な結果からきたものでもある。

女子校で過ごしている間、男とか女とかを意識することはなく、男女というよりまずは一人の人間。それぞれの志向と嗜好を持ち、多数のクラスメイトの中から自由に人間関係を構築していく。文化祭などの場でも、男女両方の役割(といってよければ)をこなし、演劇などの場であれば(特に奇をてらうわけでなく)女役、男役の両方をこなす。

六年間、実り多く楽しく過ごせるということについては、自信をもって娘に「お奨め」できるけれど、その後、シャバに戻ってきたときにカルチャーショックで苦労する人はやっぱり多いと思う。逆に共学校出身の人は、経験豊富な分、それからの「シバリ」があって見えなくなってるところもあると思う。なんだかんだで「女子校出身」がトータルプラス、と思ってもらえるのかどうかは、今の私の年くらいになったはなひめに聞いてみたい。

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コメント (10)
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