アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

言葉で伝わるレッスン

2014年10月21日 | ピアノ
月イチレッスンなのに、こうもあれこれ曲を抱えてちゃ、レッスン中は大忙し。

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土曜日に行ったレッスンでは、
・バッハインベンション7 ←定番メニュー
・モーツァルト二台ソナタ ←11/3本番
・メントリ二楽章 ←11/23本番
をお願いします、と無茶ぶり。どれひとつとってもそれだけでレッスンができちゃいそうですが、時間を分割してやっていただくしかありません。

この3つで一番短いのはインベンション7、ご存知のとおり見開き二ページ完結。なら「忙しい人のための…」という具合にちょろっといくかというとそうでもなく、掘るときりがないよね。

音の出し方、手の形、フレージングやらをただ説明するだけでなく、試したり、修正したり、お手本聞いたりしているとけっこう時間はあっという間。

インベンションは、あれこれの基本を少しずつ進めていくメソッド的な扱いだからこうなるのは必然。

むしろ、残りの長い二つは、気合を入れて「巻いて」いく。

似たようなところをかいつまんで「代表例」でコトを済ますのはもちろん、説明で「わかった」ところはその場で弾けなくても飛ばしていく。特に、練習がまだこれからのメントリ二楽章…

家で練習するとき、ソコからふつうに練習してレッスンに間に合う時間はなかったので(そんなところまで手付かずでいくのがいけない)、ふつうの意味での練習はあきらめ、むしろ練習すれば自力で弾けると思うところはすっとばし、ダメそうなところを部分的に弾きながら、「弾けるように練習する」のではなく「解決しなくてはいけない問題は何か」を確認しておく。

それで、レッスンのときには、なるべくピンポイントで、音のバランスの取り方とか、指づかいとか、ノリとか、練習の仕方とかを相談するわけだ。

「ここは右手と左手と弾きやすいほうでどんどん混ぜていいですか?」
「ここの指使いは5-5ってアリですか?」
「ここ、ふつうに弾いても届きませんがどうします?」
「ここ、混乱するんですけど~」

なんとか、あとは自力で解決できるところまでこぎつけて(、かな?)レッスン終了~

あー忙しかった(^^;; 先生はもっと忙しかった(笑)


ところで、おゆき先生は私のことを「一度いったことはちゃんとそのとおりに弾く。似たような別のところまでちゃんとそのとおりに弾く」とほめてくれたけれども、私はたいへん鋭い忘却力の持ち主であり、ふつうの意味でいって記憶力はかなり悪い。前に長く習っていたヤマハの先生のときも、私はリアルタイム真似能力が高く、先生のお手本をさっと吸収することまではできて先生も「レッスン中によくなった」ことで手ごたえをつかむのだが、あらあら次のレッスンでは元の木阿弥ということがよくあった。

その先生とおゆき先生の違いは、いってみれば言葉で説明する能力の違い、だと思う。

ヤマハの先生は、説明的な弾き方というのはうまくて、「こうではなくて、こう」というのはしっかりと表現してくれていた。ピアノで。でも言葉ではその違いを説明できず(口数が少ないという意味ではなくて)、感覚的な話に留まっていた。そうすると、私は速やかに忘却してしまって、家に帰ると「はて? なんの話であったか??(-_-;;」という状態に。

おゆき先生は、お試しレッスンのとき、実地で弾くことと、言葉で説明することのほか、楽譜にしっかり言葉による「まとめ」まで作ってくれたので、私にしてはものすごく定着がよかったのだ。それで「覚えがよい」的なイメージを作ってしまったらしい、やばい…引っ込みがつかなくなった。

その後、あんまり楽譜にそこまで詳細な書き込みはしなくなったけど、引き続き言葉での説明はきちんとされるので、私もなんとか手がかりをつなぎとめておくことができる。説明は、「あとはバァッといってガーンと打つんだ」とか「ここはたとえば植物のつるが延びるようなイメージで」とかいうのではなくて、単に音楽上の理屈からくるような、ちゃんと納得できるものが中心になっている(私向けの配慮か?)

それで、なんとか大忙しレッスンで前に向かって進んでいくことができる。来月もてんこもり。

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コメント (2)
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