アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

練習するとき、参考にする演奏というのは

2016年04月28日 | ピアノ
昨日、某所で「この録音を参考にしてよいか」みたいな話題が出ていて思ったんですけど、そういえば何がしかの録音を「参考に」練習することってあまりなかったなと…

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音源に頼らずにあくまで楽譜と向き合い、作曲者の意図をくみ取るのが云々、というような高尚な話ではないんです。第一、曲を選ぶ段階で既にその曲を何度も聞いたことがあるというのがふつうで、だってエオリアンハープなんて何度聞いてるよいったい。何度も聞いてるうちにだんだん気に入ってきて、そうだ弾いてみよう、ってことになるので、別に穢れなき自分(笑)が真摯に楽譜に向かっているということではありません。

単に、生でピアノに向かえる瞬間というのがとても貴重なものだから、あまり近くにはないPCまでYouTubeを聞きに行くとか、そういう行為自体が煩わしく感じる、というところが大きいと思うのですが。

もう一つの大きな理由が、これまたその話の中で出てきて「そうだそうだ」と思ったんですけど、「いい自分が弾いたような演奏がなかなかない」。

つまりどういうことかというと、まぁYouTubeなどでいろんな演奏を聞いてみると、大概が自分よりはるかにうまい人ばっかりってことが多いですよね。自分がこれからえっちらおっちら、弾けるかどうかわからないけどチャレンジしてみたいという曲を、とにもかくにも弾ききってupしている人たちなんですから。というかプロの演奏も多いし。

でも…まぁ確かにうまいんだけど、それは認めるんだけど、自分がもし…もしもですよ…そのくらいうまければこう弾きたいという演奏とは決定的に何かが違う、と思うことも多いものです(←何様)。

それは、センスの「良し悪し」というよりは「違い」「好き嫌い」というようなものかもしれませんが、それにしたって自分にとっては大事な何か、ですからね。

そして、中には圧倒的にすばらしくて、うまいだけでなくめちゃ好みで、もうこれ100%イイなんて思うこともあるわけですが…それを「真似して」あるいはそこまでいかなくても「参考にして」練習できるかというと…

無理っす(-_-;;

ほら…なんといったらいいかな…。美容院で、ヘアカタログ見ながら、どんな髪型にします?? なんて場合に、いや私はこの髪型いいと思うんだけど、好きだけど、なにしろこのモデルさんと年が違うし顔が違うし違いすぎるし(爆)髪質も違うだろうし、この髪型にしたら(しようとしたら)どんな感じになるか想像もつかないわ、ってのと似てるかな。

もぅこの演奏めちゃくちゃ好き、というその演奏してる人(世界的な大ピアニストだったり)は、根本的に自分と違うテクニックを持っているわけで、そもそも「完コピ」ということは不可能であり(できるもんならやってみたいが!!)、できる範囲の何かを具体的に真似したとするとなんだか木に竹を接いだような。

結局のところ、そんなに「参考になる」ってシチュエーションがあまり浮かばないんです。

レッスンに行くのはぜんぜん違うことですよ。あくまで、自分の現状から出発して何かを足したり修正したりするアドバイスをもらうわけだから…

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コメント (7)
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