アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

和音をとっさにつかめるように

2016年04月21日 | ピアノ
昨日、かなり古い記事にコメントをいただきました。

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私が「素人が伴奏を楽しむ会」で「エックレスのソナタ」を伴奏したときの記事で、次の発表会でこの曲を弾くことになった「大人からバイオリン」の方が、この録音を気に入って繰り返し聞いている…といううれしいお知らせでした。

コメントがあった記事→くどい和音に萌えるんです(エックレスのソナタ)

そこでいそいそと「どんな演奏だっけな?」と思って自分で聞き直してみると、

どっひゃあーーー(o_o)

なかなか恥ずかしい録音でしたorz

ゆっくりの楽章(一楽章、三楽章)はまだしも、二楽章、四楽章は音がつかめてなくてがたがたです。

しかしこんな録音を気に入っていただけたわけはと考えますと、これまた非常に明らかでして、
中川先生ほどうまいバイオリンの人が、この曲を、このテンポで弾いてくれている録音はほかにない。

ということにつきます。

この曲は、まぁピアノ愛のみの方は知らないかもしれませんが(笑) バイオリンを習っていれば必ず通るというか、ある意味メジャー曲なのですが、要するにプロの人が改めて弾くことはふつうないのですね。でも、素敵な曲ですし弾いてもいいと思いますけどね。仮に弾くとしても、このテンポでは弾きません。私の貼った録音の場合、伴奏者の都合に合わせて超ゆっくり弾いているのがミソです。

超ゆっくり弾いていても、先生が弾くときれいです。練習のときに参考にする録音としては、最高!! というわけです。

ところで、この曲の伴奏(の、私が苦戦した速い楽章)は、まぁだいたいが和音をちゃかちゃか鳴らしてるくらいで、そうたいした(?)凝った伴奏でもないです。たぶん、ピアノをある程度弾ける人なら、ほぼ初見でもなんとなく合わせられるんじゃないでしょうか。何も楽譜どおり全部の音符を鳴らさなくても用は足りますし、「なんかそういう和音」が鳴ってればいいわけです。

私が今度伴奏しようとしている、チャイコフスキーと「Climb Every Mountain」の場合、前者のほうがよっぽど「凝った」伴奏で、音楽的にははるかに難しいと思います。でも、私は「基本的にブンチャ」に過ぎない「Climb Every Mountain」で今かなり苦戦中です…

ピアノをある程度弾ける人にとって、「基本的にブンチャ(もしくはブンチャッチャ)」の伴奏が簡単なのは、音数が多いようでもかなりのところまで自動化されているからだと思います。別に音をひとつずつ拾って考えて並べているのではなくて、「こういう和音」といって一気につかめる。

私が「ブンチャ」に苦労しているのは、その自動化がなくて、いっこずつ並べているから音数分だけやっかいなのでしょう。いったいどうすればこの自動化が進むのでしょうか?

「エックレス」のときは二年半くらい前なのですが、聞いた感じ、今同じくらい練習したらだいぶマシに弾けそうな気がします。つまり、特にそれ用の練習をしているのではなくても、ピアノでいろんな曲を弾きなれて行けばある程度は進歩するんじゃないかという意味です。

でもたとえば…ハノンの39番(全調音階とカデンツァ)を骨の髄まで叩き込まれている人はもっと体系的に「和音がつかめる」状態になっているんじゃないかと…まぁしかしそういう人の大半は小さいころに念入りに反復したからその状態なわけで、私が今から39番をやれば同じになるってことではまったくないですがね…

「Climb Every Mountain」を練習する前に、その39番のうちその調のところだけでも弾いてみるとかしたらいいことあるだろうか? とも思って「三日」やってみたら、効果があるようなないような…そりゃそんな即効性があるわけはないよな(笑) っていうか、マジ弾けないわカデンツァ…

ここでやめるか(まさに三日坊主)、良き習慣として確立させるか??(いや、書いててすでに自信なし)


* ハノンについての考え方はここのサイトがとても納得できました。

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