ピアノを弾く場合、(やろうと思えば)メトロノーム的に何も揺れずにカタカタ弾き進めることができてしまいますが、
←歌うピアノ。歌わせるピアノ。
たとえばバイオリンの場合だと、弓を返したりの都合があるので何がしかの「間」があったりします。
それで伴奏の人にもその都合に合わせて「間」を取ってもらったりとか、
あるいは逆に「弓が足りなくなるから」(^^;; ちょっと「まきで」行ってもらったりとか…
初心者だけかな? でも、うまい人の演奏も、やっぱり物理的な都合とやや関係のある、音楽の流れ上も自然な伸び縮みというのがあるような気がします。
歌の場合も、というか、歌の場合はもっと。
なにしろ息を吸わないと死にますからね(^^;;
それと、「一音入魂」でうたっていますから、バイオリンの場合よりもっと、自在に伸び縮みしているように聞こえます。
「素人が伴奏を楽しむ会」の記念すべき初回は、ソプラノ歌手の人を呼んでの開催でしたが、私を含めて伴奏慣れしてない面々で、歌を聞く余裕も合わせる余裕もなく猪突猛進(笑) さぞかし歌いにくかっただろうと思います。
けれど、歌が遅れるに合わせてピアノもぜんぶ待ってしまうと、これはこれでとてもだらけた演奏に聞こえてしまって、どうもダメなんですよね。おゆき先生からも、「伴奏が『ぶらさがって』いると歌の人に嫌がられるから、案外スタスタ行ってしまうほうがよい」とは聞いていたんですが、
合わせてみたらやはりというか「今かなり聞いてくれてるけど、もっとテンポどおり行ってしまってよい」とやんわり釘を刺されました(^^;; そんなに(合わせるほどは)待ってたつもりでもないんですが、難しいです。
聞かないのは間違い。そんなのアンサンブルじゃないです。
でも、テンポを守ってひっぱっていく。
まだまだ修行が足りません…
ところで今回、楽譜を送ってもらったのは二曲:
チャイコフスキー 憧れを知る者のみが
ロジャース Climb Every Mountain
なのですが、この二曲は伴奏の性格がまったく違います。Climb Every Mountainのほうは、まさに「伴奏」。和音で支えるとか、にぎやかしを入れるくらいで、「うた」は全部歌手が担当する感じだけど、チャイコはもっと…
「前奏は重要な旋律がもう出てくるんで、もっとがんと行っちゃってください(松葉しっかりつけて)」
「最後のところは、この旋律が今度ピアノで出てくるんで、それを聞きながらデュエットみたいに歌うのが好きなんで、はっきり出してください」
という感じで、非常に重要なところがピアノにも出てきます。というか、ピアノが歌ったり、人が歌ったり、両方が歌ったり、受け渡していくのですね。受け渡されたら、自分が前に出ていかなきゃいけないし、また今度、人に受け渡すときには、上手に引き継いで、しかるのちに自分はちょっと控えめに下がる。
難しいといえば難しいし、伴奏のおもしろみということでは断然上です。
たった二ページの短い曲ですが、盛り込みたいことはすごく濃くて、「ひとりでれんしゅう」のときも飽きません。
Climb Every Mountainのほうは、すばらしく「力」のある歌なんで、聞いてる分にはすごくいいですけど、ピアノひとりで練習してるときには特に萌えないです(^^;; でも音数は多くて練習しておかないとつかめない。危険だ。
ともかくいずれも、思い切ってお願いしてよかった~伴奏ほんとに楽しいです。
今回の選曲は、Climb Every Mountainが先日のコンサートでいちばんビビビときた曲、チャイコはその前のコンサートでいちばんビビビときた曲ということなのですが、彼女がいうにはそれがそれぞれのコンサートで一番「気」がこもっていたものだったそうで「ピンポイントでヒットしてほめてもらってうれしかった」とのことです。ピアノもそうだとは思いますが歌はもっとストレートに、演奏する本人のハートがぐっと入ってるってのが伝わるものですよね。
それを邪魔しないように、寄り添うように、伴奏したいですね!!
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「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと~アンダンテのだんだんと中受日記完結編」ダイヤモンド社
←またろうがイラストを描いた本(^^)

「発達障害グレーゾーン まったり息子の成長日記」ダイヤモンド社
(今回もイラストはまたろう)

たとえばバイオリンの場合だと、弓を返したりの都合があるので何がしかの「間」があったりします。
それで伴奏の人にもその都合に合わせて「間」を取ってもらったりとか、
あるいは逆に「弓が足りなくなるから」(^^;; ちょっと「まきで」行ってもらったりとか…
初心者だけかな? でも、うまい人の演奏も、やっぱり物理的な都合とやや関係のある、音楽の流れ上も自然な伸び縮みというのがあるような気がします。
歌の場合も、というか、歌の場合はもっと。
なにしろ息を吸わないと死にますからね(^^;;
それと、「一音入魂」でうたっていますから、バイオリンの場合よりもっと、自在に伸び縮みしているように聞こえます。
「素人が伴奏を楽しむ会」の記念すべき初回は、ソプラノ歌手の人を呼んでの開催でしたが、私を含めて伴奏慣れしてない面々で、歌を聞く余裕も合わせる余裕もなく猪突猛進(笑) さぞかし歌いにくかっただろうと思います。
けれど、歌が遅れるに合わせてピアノもぜんぶ待ってしまうと、これはこれでとてもだらけた演奏に聞こえてしまって、どうもダメなんですよね。おゆき先生からも、「伴奏が『ぶらさがって』いると歌の人に嫌がられるから、案外スタスタ行ってしまうほうがよい」とは聞いていたんですが、
合わせてみたらやはりというか「今かなり聞いてくれてるけど、もっとテンポどおり行ってしまってよい」とやんわり釘を刺されました(^^;; そんなに(合わせるほどは)待ってたつもりでもないんですが、難しいです。
聞かないのは間違い。そんなのアンサンブルじゃないです。
でも、テンポを守ってひっぱっていく。
まだまだ修行が足りません…
ところで今回、楽譜を送ってもらったのは二曲:
チャイコフスキー 憧れを知る者のみが
ロジャース Climb Every Mountain
なのですが、この二曲は伴奏の性格がまったく違います。Climb Every Mountainのほうは、まさに「伴奏」。和音で支えるとか、にぎやかしを入れるくらいで、「うた」は全部歌手が担当する感じだけど、チャイコはもっと…
「前奏は重要な旋律がもう出てくるんで、もっとがんと行っちゃってください(松葉しっかりつけて)」
「最後のところは、この旋律が今度ピアノで出てくるんで、それを聞きながらデュエットみたいに歌うのが好きなんで、はっきり出してください」
という感じで、非常に重要なところがピアノにも出てきます。というか、ピアノが歌ったり、人が歌ったり、両方が歌ったり、受け渡していくのですね。受け渡されたら、自分が前に出ていかなきゃいけないし、また今度、人に受け渡すときには、上手に引き継いで、しかるのちに自分はちょっと控えめに下がる。
難しいといえば難しいし、伴奏のおもしろみということでは断然上です。
たった二ページの短い曲ですが、盛り込みたいことはすごく濃くて、「ひとりでれんしゅう」のときも飽きません。
Climb Every Mountainのほうは、すばらしく「力」のある歌なんで、聞いてる分にはすごくいいですけど、ピアノひとりで練習してるときには特に萌えないです(^^;; でも音数は多くて練習しておかないとつかめない。危険だ。
ともかくいずれも、思い切ってお願いしてよかった~伴奏ほんとに楽しいです。
今回の選曲は、Climb Every Mountainが先日のコンサートでいちばんビビビときた曲、チャイコはその前のコンサートでいちばんビビビときた曲ということなのですが、彼女がいうにはそれがそれぞれのコンサートで一番「気」がこもっていたものだったそうで「ピンポイントでヒットしてほめてもらってうれしかった」とのことです。ピアノもそうだとは思いますが歌はもっとストレートに、演奏する本人のハートがぐっと入ってるってのが伝わるものですよね。
それを邪魔しないように、寄り添うように、伴奏したいですね!!
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「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと~アンダンテのだんだんと中受日記完結編」ダイヤモンド社

「発達障害グレーゾーン まったり息子の成長日記」ダイヤモンド社
(今回もイラストはまたろう)