アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

萌え音階

2018年08月23日 | ピアノ
おととい、ピティナ特級ファイナルのライブ配信がありまして、ふだんあんまりコンクールとか見ないんですけど今回は見ました。

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←萌え音階弾いてみたいもんだ

数日前、マイミクさんに教えてもらったマリオがとってもかっこよくって、
へーこのYouTuberが弾くクラシックはどんな感じだろうと思ったの。

YouTuberっていうか角野隼斗さんっていうんだけれども。彼の演奏は一度、彼が小学生のときに生で聞いたことが一度あって(鍵盤うさぎさん経由で金子先生の発表会のチケットを買った)、それはその前に彼が小4のときのバッハ半音階的幻想曲とフーガを聞いて「この子いったい何物!?」と思ったから行ったのでした。ピアノのテクニック的に抜群、であるだけでなく、理解力・構成力というか頭の良さが半端ないに違いなく、「こういう子は大きくなったらいったいどんなふうになるのかな?」と思ったんです。

…それで現在は大きくなって、開成から東大にいってピティナ特級で優勝して学会でも賞をとって海外に研究しにいくんですね。すごすぎ。

大きくなった角野さんのラフマニノフピアノ協奏曲第二番は、そりゃもうかっこよくって、これはこれでたいへん素晴らしいんですけど、弾き方が私の好みかというとそうでもなくて(←何様)、代わって私の心をがっちりとらえたのは四番目に弾いた上田実季さん(結果は銀賞)のベートーベンピアノ協奏曲第四番でした。

ベートーベンですから、曲のかなりの部分が「スケールとアルペジオでできている」ってなもんなのですが、このスケールがもうそりゃ美しくて、「萌え」なんですよ(*^-^*)

この曲こんなにいい曲だったかしら(←失礼)って感じで、ベートーベンさん弾くのはアレだけど聞くのはこんなに幸せだよ。

音階って、自分が弾くときには
・凸凹、がたがた
・のろい
・重い
・リズム不正確
ってなところが問題(大問題)ですが、

仮に、ただ均等で速いってところが非の打ち所なくたって、萌え要素はあんまりないと思うんですよね。

私の心をつかむ音階ってどういうところがいいんでしょうね?

聞いていて、「あぁ(はぁと)」と思うだけで、何で萌えてるんだか自分でもよくわかんないんです。ごく微妙な揺れや強弱や音色が、曲のその部分にしっくりしているということなんでしょうか。

私はけっこう「萌え音階」にヨワいらしくて「ドーミソシードレド」のモツソナをリヒテルが弾いたのなんかがお気に入りリストに入っています。

過去には音階にめちゃくちゃ苦手意識があった私ですが最近はそこまででもないです。つまりいちおう音階をさほど聞き苦しくなく並べるということについてはまぁ~ほかの部分と似た程度と思うんですが、そこから先の「萌え」要素はね。謎ですわ。

けど音階クオリティーが上がれば、ピアノ曲のかなりの部分が上がったも同然で、そりゃ大きな話だよねぇ。

ファイナルの動画が見当たらないのでセミファイナルのときの上田実季さんのベトベンを貼っておきます。
2018PTNA特級セミファイナル 上田実季 ベートーヴェン:ピアノソナタ第30番ホ長調 Op.109


にほんブログ村 ピアノ  ←ぽちっと応援お願いします
にほんブログ村 ヴァイオリン ←こちらでも
にほんブログ村 中高一貫教育


「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと~アンダンテのだんだんと中受日記完結編」ダイヤモンド社 ←またろうがイラストを描いた本(^^)


「発達障害グレーゾーン まったり息子の成長日記」ダイヤモンド社
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする