昨日の話(「大学の裏口入学」)のつづきです。
←お医者さんの働き方改革は遠い?
最後らへんに、こっそり細工するんじゃなくて透明性を持ってやれよと書きましたが、堂々とやってくれれば男女差別OKといいたいわけではなくて(もちろん)ただ、まずはオープンにしてもらうことが出発点だと思うからです。
世の中、女子校とか男子校というものもありますが、共学であっても男女別に入学枠があるとかね。いくらでもあります。こじろうの中学もそうでした。なんとなくですが、中学高校であれば学校教育として、こんな男女比でやりたいという学校のポリシーというか校風があって、それに沿って入れるのはOKなんじゃないのというコンセンサスはあるんだと思います。
昨日のニュースで出てきた東京医大の話では、ふつうに入試してたら女子がじわじわ増えてきて、あるとき四割になって、こりゃマズイってんで女子の点数を減らし始めて、ってことでしたが、そのニュースを見た人の反応としては、「とんでもない」「ショックだった」というのが多かったようです。でもね…
たとえば早慶でも、裏口入学(系列校から)ルートについては、ものすごい男子優遇をしてるんですよ(男子校が多く、共学でも男女別枠になっていて女子の方がずっと難しい) たぶん表玄関ルートについては女子減点とかしてないと思うけど、その表玄関がすんごい減ってますからね。こじろう入学の年でいえば表玄関・裏口・勝手口が1:1:1くらいだったものが、今年度とかに関していうと表玄関が半減どころじゃない状況だそうです。
みんなもっと怒ってもいいんじゃない?? でも誰も怒ってないよね。
この感覚の違いは何かというと、もちろんコッソリやるんじゃなくてオープンにしてるというのが重要だけど、そのほかに
- 中高までであれば教育の都合により男女を分けて扱うのはOK
- 職業選択、およびそこに直結する大学に関しては男女平等であるべき
というのがおおまかなコンセンサスであって、
(しかし中高で入ると裏口入学ルートでそのまま大学につながってるところがある
というのはみんな忘れてる。)
東京医大がオープンに「男子枠7割、女子枠3割で入試します♪」と言えなかった理由というのは、
(オープンにしとけばOKだって文科省は言ってるのに)
それ言うと評判下がると思ったからですね。女子が3割であるべき理由は見当たらない(じゃなくて大きな声で言えない)。ほんと卑怯な話だけど、でも東京医大からしたら、「なんで早稲田実業や慶應中等部は女子だけ難しくしても怒られないのにオレらこんな気ぃ使わなきゃいけないんだよ」と思ってるかもよ。知らんけど。
そもそも東京医大(だけじゃなくてたぶん医大の多く)がなんで女子を取りたくないのかといえば、それは前世紀(私らが就職するころとか)に就職で明確な男女差別があったのとまったく同じ、
女子はすぐ辞めるから
って理由ですね(*)。就職については、まぁ気持ちはわかるけど男女差別ダメよ、ということに法律ではなって、すったもんだしながら現在はかなり改善されていると思うのだけど(なくなったとはいえない)、これって法律でただ平等って決めればそのようになるってものではなかったのはご存知のとおりで、だから医大入試で男女差別をなくしていこうと思うなら
- モーレツな働き方をしなくてもよいように男女共改める
- 男女共、働きながら子育てができるように預け先など確保(現状の保育園は平日九時五時勤務向けなので医者は無理)
- 男女差別してる大学がどこなのかわかるようにする
- 男女差別する大学ダサイってみんなが思う
- 男女差別してると結局優秀な人材が集められない
- 男女共、医師という職業を息長く続けられているという実績を増やす
というようなことが、一斉にじわじわ進んでいくということがどうしても必要です。
女子一律減点とかダメよ、共学のくせに男女別枠とかダメよという法律を作ったとしても、たぶん面接で点数引くとかして同じことしようとするから無効(-_-;;
ところで、早慶も十分ヒドいと思いません? 私は思います。
個人的にはそりゃ、こじろうがhappyでありがたいんだけどさ…
(*) 医師が女性ばっかりとか男性ばっかりとかでは困るので、どちらかが減りすぎたときに少数優遇(確保)枠を作るという理由ならばまた別。たとえば音大の声楽科に男子のほうが入りやすいとかは…だって男子いなかったら困るじゃない? 声部が違うのに。
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「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと~アンダンテのだんだんと中受日記完結編」ダイヤモンド社 ←またろうがイラストを描いた本(^^)
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最後らへんに、こっそり細工するんじゃなくて透明性を持ってやれよと書きましたが、堂々とやってくれれば男女差別OKといいたいわけではなくて(もちろん)ただ、まずはオープンにしてもらうことが出発点だと思うからです。
世の中、女子校とか男子校というものもありますが、共学であっても男女別に入学枠があるとかね。いくらでもあります。こじろうの中学もそうでした。なんとなくですが、中学高校であれば学校教育として、こんな男女比でやりたいという学校のポリシーというか校風があって、それに沿って入れるのはOKなんじゃないのというコンセンサスはあるんだと思います。
昨日のニュースで出てきた東京医大の話では、ふつうに入試してたら女子がじわじわ増えてきて、あるとき四割になって、こりゃマズイってんで女子の点数を減らし始めて、ってことでしたが、そのニュースを見た人の反応としては、「とんでもない」「ショックだった」というのが多かったようです。でもね…
たとえば早慶でも、裏口入学(系列校から)ルートについては、ものすごい男子優遇をしてるんですよ(男子校が多く、共学でも男女別枠になっていて女子の方がずっと難しい) たぶん表玄関ルートについては女子減点とかしてないと思うけど、その表玄関がすんごい減ってますからね。こじろう入学の年でいえば表玄関・裏口・勝手口が1:1:1くらいだったものが、今年度とかに関していうと表玄関が半減どころじゃない状況だそうです。
みんなもっと怒ってもいいんじゃない?? でも誰も怒ってないよね。
この感覚の違いは何かというと、もちろんコッソリやるんじゃなくてオープンにしてるというのが重要だけど、そのほかに
- 中高までであれば教育の都合により男女を分けて扱うのはOK
- 職業選択、およびそこに直結する大学に関しては男女平等であるべき
というのがおおまかなコンセンサスであって、
(しかし中高で入ると裏口入学ルートでそのまま大学につながってるところがある
というのはみんな忘れてる。)
東京医大がオープンに「男子枠7割、女子枠3割で入試します♪」と言えなかった理由というのは、
(オープンにしとけばOKだって文科省は言ってるのに)
それ言うと評判下がると思ったからですね。女子が3割であるべき理由は見当たらない(じゃなくて大きな声で言えない)。ほんと卑怯な話だけど、でも東京医大からしたら、「なんで早稲田実業や慶應中等部は女子だけ難しくしても怒られないのにオレらこんな気ぃ使わなきゃいけないんだよ」と思ってるかもよ。知らんけど。
そもそも東京医大(だけじゃなくてたぶん医大の多く)がなんで女子を取りたくないのかといえば、それは前世紀(私らが就職するころとか)に就職で明確な男女差別があったのとまったく同じ、
女子はすぐ辞めるから
って理由ですね(*)。就職については、まぁ気持ちはわかるけど男女差別ダメよ、ということに法律ではなって、すったもんだしながら現在はかなり改善されていると思うのだけど(なくなったとはいえない)、これって法律でただ平等って決めればそのようになるってものではなかったのはご存知のとおりで、だから医大入試で男女差別をなくしていこうと思うなら
- モーレツな働き方をしなくてもよいように男女共改める
- 男女共、働きながら子育てができるように預け先など確保(現状の保育園は平日九時五時勤務向けなので医者は無理)
- 男女差別してる大学がどこなのかわかるようにする
- 男女差別する大学ダサイってみんなが思う
- 男女差別してると結局優秀な人材が集められない
- 男女共、医師という職業を息長く続けられているという実績を増やす
というようなことが、一斉にじわじわ進んでいくということがどうしても必要です。
女子一律減点とかダメよ、共学のくせに男女別枠とかダメよという法律を作ったとしても、たぶん面接で点数引くとかして同じことしようとするから無効(-_-;;
ところで、早慶も十分ヒドいと思いません? 私は思います。
個人的にはそりゃ、こじろうがhappyでありがたいんだけどさ…
(*) 医師が女性ばっかりとか男性ばっかりとかでは困るので、どちらかが減りすぎたときに少数優遇(確保)枠を作るという理由ならばまた別。たとえば音大の声楽科に男子のほうが入りやすいとかは…だって男子いなかったら困るじゃない? 声部が違うのに。
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