アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

レパートリーのメンテナンス

2012年03月20日 | ピアノ
レパートリーといっても、私の場合、そんなに大それたことを考えているわけではない。

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発表会のようなところ…人前で即座に弾ける、ということではなくて、まぁ、自分で(練習するというのではなくて、パッと)弾いてみて楽しめるとか、ピアノに出会ったときに(?)試し弾きできる曲。

特に、試し弾きできる曲、ってのがクセモノで、なにしろ、私は暗譜というものをしない(できない)ので、たまたまこのピアノさわれるってなったときに、弾ける曲がないから悔しい~

それでこの間、ショパンのワルツを暗譜しようとしたときに、さっと楽譜がなくて弾ける曲がいくつかあれば最強だなとか思ったんだけど、すぐその域に達することができるとは思えないので(^^;; まずは、軽めのファイルにいくつかコピー譜をまとめて入れて、「ひょっとしてピアノに会うかもしれない日」にはさっとそれをかばんにしのばせておく、というくらいを目指すのがいいところだろうか。

今すでに、一度は人前で弾いた曲のコピー譜を溜めてあるファイルがおいてあったので、それをひっぱりだしてきて、片端から弾いてみた。入っていた曲は、

ショパン 前奏曲いくつか
ショパン ワルツ12番…今回入れた
ショパン ポロネーズ第四番
ラベル ハイドンの名によるメヌエット
フォーレ ノクターン第四番

となっている。

ショパンの前奏曲といっても、音符の詰まったものはなくて、6,7,9,13,20といったところなので、これは弾いてからすごく時間が経っているわりに弾きやすい。何回か弾いたらだいぶ思い出して、これは弾いていて楽しい(←自分的レパートリーの条件)。いいねいいね、この短さがいい。

ショパンのワルツは新鮮なので問題ないとして…

ショパンのポロネーズ、これはポロネーズの中では地味~な曲なので、また練習すればそんなに期間がなくても弾けるようになりそうだけれども、とにかく長いよね。

気軽にメンテナンス、気軽に楽しむ、それがレパートリーのポリシーでしょ!!
(と、いつの間にかそうなっている)

これは長すぎるな。ボツ。

ラベルは、いつぞや「見開き二ページの世界」のWebピアノ発表会でやった曲だから、短さは申し分なし。ところが、これのシャープやなんやらの嵐は、さっと見てさっと弾けないので、要するにこれはちゃんと思い出しておかないと弾けない曲。メンテナンスが鍵だわね。

ボツにするかどうか、微妙。

フォーレは…とてもとてもいい曲なんだけど、メンテナンスしてないと絶対弾けないし、長いしで、これは論外。定年になったら考えましょう(笑)

そうすると残りは
ショパン 前奏曲いくつか
ショパン ワルツ12番
ラベル ハイドンの名によるメヌエット

となる。これに、「バームクーヘン」とか、インベンションの弾けそうなやつとか足したらバランスも良くなるかな。

どう? 薄くて軽い、レパートリーファイル。休日のおともに。
休日ちょっと楽しむくらいでメンテナンスできる分量にとどめておくといいよね。

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次回、ドッペル最終回!?(アンサンブルレッスン)

2012年03月18日 | バイオリン
アンサンブルレッスンでは、年明けからずっと、マターリとドッペル一楽章をやってきた。

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まずは、みんなで2ndを練習…
そして、みんなで1stを練習…
という順序で、テンポはゆっくりゆっくり、きーちゃんさんに付き合ってもらってやったときも、たいがいいい加減にせーよ、ってくらいのテンポだったんだけど、さらにゆっくり。

なにしろ、私が1stを弾いていてもなんとかなるくらいのテンポ(ってどんだけ)でやっております。

それで、昨日のレッスンでは、みんなで1stを弾いて「まとも」になってきたので(ただし、テンポを除く)、最後は合わせてやってみた。

「2ndをやりたい人~」といわれたので、すかさずハイハイと手をあげる。私と先生が2nd、あと二人が1stをやって合わせることになった。先生といっしょなら大船に乗った気持ちでやってればよいが、先生はときどき抜けてはチェロの面倒をみたりしてるので油断はできない。

まぁでも、バイオリンが下手でも曲はもう完璧に把握しておりますから、指がコケても曲からは落ちません。無事に進行し、あと数小節で終わるってときに…

なぜか1stが落ちた。ふだんぜんぜん落ちない二人が、なぜか突然同時に落ちましたよ。

先生「ここで~orz」

気を取り直して、ちょい前からやりなおし。今度は大丈夫。さっきのはなんだったんだ??

と、完璧とはいきませんでしたが、なかなかよい感じで合いましたよ。

先生は「それでは、次回もう一回やって、それからハッピーアンサンブルの曲を考えます」

えっ、次回最終回(o_o;; ちゃんと合うようになったといっても、テンポが超絶遅いから…ここからちょっと速くしていくとしたら、まだ何度もかかるかと思っていたのだが。先生はたぶん、「無理」という判断をしたのだろう(^^;;

んー、残念なような、ちょっと安心したような。

でも、そうだな、やっぱりこれだけ長く付き合ってきた曲だし、自分なりの「仕上げ」をしたいな。誰か弾ける人と合わせて、できればピアノもつけて、録音!! やりたいやりたい(^^)

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東大ってリッチなの?

2012年03月16日 | 大学受験
中学受験ブログのほうで「東大って、何がそんなにイイの?」「東大に行けば、幸せになれるの?」などの記事を書いたところ、「やっぱり理系に行くなら、予算が潤沢なところ(国立)」というコメントをいただきました。

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それで、どのくらいリッチなのか、目安程度でも見てみたいなぁと思って、とりあえずホームページでわかる範囲で見てみました。

早稲田の場合…
早稲田大学の組織や財政、事業計画などについて
によれば、2010年度総収入は906億円。その70%近くを、授業料など学生納付金が占めています。

そして東大の場合…
東京大学の概要 資料編
によれば、2013年度総収入はなんと、2358億円。学生納付金の割合は、8%弱です。

一方、学生数は、早稲田が学部で4万5000人、院で9000人の計5万4千人。東大が学部で約15000人、院も同じくらいで合計3万人。ということで、早稲田のほうがずいぶん多いですからね。

単純に頭数で割ると、東大のほうが4~5倍もリッチという感じです。この計算あってるのかな…。比べてる予算の範囲が違うとかあるかな?? あと、院生のほうが学部生よりお金がかかるとかはあるかもしれないけどね。それにしても。

金銭的には、払うお金として見えている差以上に、東大のほうがおトクって話になりますね。
(そして、東大生の親もリッチって話(例:「東大生の親の平均年収は1000万を超えている、というのがささやかれています。)もあって、結局、お金がある人は子どもをおトクな大学に入れられるといわれている。けど、それじゃ、早稲田大学の親の平均年収はいくらなんだろう)

まぁ、予算が潤沢でないと困るかどうかは、やることによって違うし、おカネさえあればいいってことではないけれども。

私が学生のころやってた研究って、いるものはせいぜいビデオカメラ(披験者の様子を記録する)とかパソコン程度だったんで、先生にいうと、「ん? 何? 15万?? 安いねーすぐ買いなさい」みたいに、ほいほい買ってもらえました。同じ研究室に、高温になった金属表面の様子を超音波で調べるとかなんとか(記憶不正確)そんなことやってる学生がいて、そうすると、必要なものの金額がすぐ一千万とかそういう話になるんで、先生はすっかり金銭感覚が麻痺していたのよね。だから家庭用機器はほとんどどうでもいい値段にみえたらしい(笑)

その、同じ研究室の学生みたいに、「高温の金属界面がどうたら」ってな話をやりたいんだったら、そりゃもう東大でよかったねってことになるんだろうし。

でも実際のところ、どうなんだろう。早慶の理系を出た(できれば最近の)人に、大学予算の制約的なものが感覚としてどうだったか、聞いてみたい。

まぁいろいろ考えたって、こじろうはもう行く大学を決めうちしちゃってるから無駄なことなんだけど。

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楽しい曲選びのじかんです

2012年03月13日 | ピアノ
五月にピアノの発表会がありますので選曲を…

   にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←そろそろ練習できるように、曲は固めないとね

私が、ヤマハの発表会に出ていたころ、選曲で考えていたことは、まず「作曲家」が他の人とかぶってないこと。つまり、基本コンセプトは、「演奏がよくないにしても、せめて素敵な曲との出会いがありますように」っていうサービス精神というか(^^;; あ、そんな曲あったんだ、と思っていただこうという趣旨である。

だから、ショパンはもちろん、リスト、バッハ、モーツァルト、ベートーベン、シューマン、シューベルト、ドビュッシー、ブラームス、湯山昭あたりは避け、フォーレ、ラベル、ラフマニノフ、グラナドス、シベリウス、プーランクなどから選んできた。フォーレ、ラベル、ラフマニノフあたりならメジャーどころに入るんじゃないか? というのはちょっと微妙なところだけれど、先生から提案された曲を弾くタイプの人とは少なくともあまりかぶらないようだった。

時は流れ、最近はやたら私より曲に詳しい人がたくさんいる会ばっかり出ているうちに、マイナーな曲選びで勝負しようという気はすっかり薄れ…というか、はなっから勝負もへったくれもないんだけど、私が一度も聞いたことがないような作曲者名が並ぶ中で、もう、グラナドスでもフォーレでもいっそショパンでも、なんでもおんなじという気がしてきたのだ。どのみち、「誰でも知ってる作曲家」のくくりとしかいえない。

それで、先日の発表会(これはヤマハ)では、気の迷いで(?)王道中の王道、ショパンのワルツなんかを選び、そのあげくにショパンのソナタの次に弾くはめになったので、もう怖いものはなくなった。ふははは。

ショパン、そしてまた、ショパン、という曲順になったとしても、結局のところ、弾き方は人によってえらく違うわけで、自分が聞く立場で考えても、同じ作曲家が続くと退屈するかというと、必ずしもそうではない、と思う。まぁ、自分らしく弾ける曲がいちばんなのかな、とありきたりの結論に。

今から、五月の発表会の選曲をするとなると、こみいった曲でかつまったく新規というのはありえない。何年も前であっても、とにかく一回は弾いたことのある曲のリサイクルが望ましい。

というわけで、昨日は、コピー譜をひたすらストックしたファイルを、片っ端から弾いてみたりしていた。

コピー譜というのはつまり、どっかで弾いた曲ってことで、つまり世界にあまたある曲の数々の中から、自分がなじみの曲ばかりを集めたファイルということになる。これをあえて「レパートリーファイル」と呼んでみたいが、実際はそんな呼び方できるほど弾けるわけではもちろんなく、何年間もメンテナンスのないまま捨て置かれた曲たちは、ただちょっと譜読みが速くできるというくらいのことでしかないんだけど。

でも、自分で楽しみのために弾き散らかすならすぐだし。そういう意味では「準レパートリーファイル」「潜在的レパートリーファイル」(^^;; 定年退職した暁には、こういうファイルをぼちぼちメンテして、ほんとの意味でレパートリーファイルにできたらいいな(妄想モード)。

それはともかく。そうやって楽しく弾き散らかしていて、やっぱりショパンってしっくりくるなー、というのがひとつ。それから、やっぱり短い曲がいいかなというのがひとつ。あまり練習時間もまとまって取れない中、それでいてそんなに子どもっぽくない曲、ということになると、あとは短さで崩壊を防ぐしかないよね。

ショパンの前奏曲に戻るってのはどうだろう。というのが、昨日の結論。

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プロ棋士にコンピュータが勝ったら

2012年03月11日 | 生活
…将棋への興味って薄れる人が多いのだろうか??

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どうせどんな人だってコンピュータには勝てないんだよね、と思ったら、
(1) ヘボ同士で指す将棋というゲームの魅力が減るかどうか
(2) プロ同士がぎりぎりの勝負をする将棋を観戦する楽しみが減るかどうか。

新鮮なネタじゃないので恐縮だけど(今日たまたま、紙類の整理をしていて週刊将棋が出てきただけ。)、プロ棋士とコンピュータが戦う「第一回将棋電王戦」というのがあって、そこではコンピュータ側が勝ってしまった。もっとも、プロ側というのが、現役プロ棋士ではなくて、名人経験があるとはいえ、引退棋士の米長というところが微妙なのだけれども。

というか、現役プロ棋士が負けるとシャレにならないから、というので微妙な線を狙ったんだろう。もっとも、「負けてもいいように」などという半端な気持ちではもちろんなく、米長は当然勝つつもりだった、と思われる。

練習用にプレマッチもやった米長、そのとき採用したのは「6二玉」という、定跡にない力戦形。コンピュータが調整してあったり、知ってたり(?)するところを、熟練の技で外して勝機を見出そうということで、やや姑息な感じはしないでもないが、勝つためにはよい選択なのだろうと思う。でも、それで結局プレマッチ負けちゃったので、そのときの米長コメントは「本番は(6二玉)ではなく、3四歩か8四歩」と宣言していたそうだが…それで電王戦本番でもやっぱり「6二玉」。この間、どういう心の動きがあったのか…

もちろん、相手はコンピュータだから、「コイツ、自分で言っといてなんだよ」とかヘソを曲げることもなく、淡々と局面は進んで。

途中、コンピュータ側が手詰まりになって無意味手を続けていたあたりでは、さすがに米長優勢だったのだと思う。力戦形が成功していて、さすがこの点は百戦錬磨の米長さんである。しかしその後、駒がぶつかってからがいけなくて、優勢になる手順を逃してしまった。局後、米長のコメントは「人間相手ならそう指したが、安全にと本譜を選んだ」と、いいわけがましいわりにいいわけになってなくてなんとなく情けない。

そしてその後さらに致命的なミスもあって、どうにもならなくなってしまった。

これを見てのたいていの将棋ファンの思ったことはたぶん「ま、まだ羽生なら負けないのかな??」

…けど、ここまでの将棋プログラムの急な進歩を思えば、この先、私の目の黒いうちに、トップ棋士ですらコンピュータに負ける世の中は来るのかもしれない、いや、たぶん来るんだろうな。

そのとき、あなたならどうですか? 将棋への興味が色あせますか?

私は…んー…どちらともいえない。別にその事実をもって即、どうということはないと思う。コンピュータはコンピュータ、人は人。人は人として魅力的な戦いを見せてくれればそれでいい。私は観賞して楽しむだけなので。

つまり、なんというか、プロ棋士がコンピュータに負けたらかっこわるいとは思わない。けど、もし、コンピュータを研究に使うという選択肢が生まれたことで、プロ棋士同士の勝負のドラマが変質するようなことがあれば、ファンでい続けるかどうかはわからない。あるいはむしろ、いろんな演出により、新しい楽しみ方が生まれるということも考えられるけど。

だから、これから、プロ棋界として、コンピュータの扱いをどうしていくのかは、勝負どころなんじゃないかな。米長の今回の対局と、その後の会見遅れと、どたばたした発表内容(「次回のルールが大きく変わりました…」)はちょっとカコワルイ。

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その回の週刊将棋のバトルロイヤル風間の四コマ。
米長「オレに勝ったと思うなよ」
駒操作係「思いませんよ。コンピュータの指示通り駒動かしただけですから」

米長「オレに勝ったと思うなよ」
プログラム製作者「思いませんよ。プログラム作っただけですから」

米長「オレに勝ったと思うなよ」(注: コンピュータに向かって)
プログラム製作者「思いませんよ。機械ですから」

米長「じゃ、私、負けてないじゃん」

あまりに傑作で、だから次の週刊将棋が来ても捨てないで取ってあったのだった。それにしても、バトルロイヤル風間って、何を書いても許されるのね(^^;;
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