アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

ホールで連弾レッスン!!

2016年01月18日 | ピアノ
相模湖っていったらピクニックランドかなー、昔行ったことあるよ。すごい田舎のイメージだったんだけど…

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行ってみたら案外近かった。高尾の一駅先だものね。都会に行くより簡単。あ、うちが田舎よりだってだけだけど。

響きのいいホール、弾きやすいベーゼンドルファー、いいねこの会場(^o^)/

昨日のはYUMIさん主催でカンタービレ練習会。ただ弾きたい人は弾くし、レッスン希望の人はartomrさんが見てくれていずれも30分。しかし、自分で弾くなら30分は長いがレッスンとなると30分は短いよね??

はるさいを30分見てもらっても、混迷のうちに終わりそうな気がしたので、とりあえずふつうには並びそうなマメールロア(の4と5)にしました。

私が会場へ入ったときはちょうどYUMIさんがシューベルトの即興曲を見てもらってるところでした。私この曲はちょっとトラウマで、といっても自分で弾いたことがあるわけじゃないのですが、昭和の音楽教室では超耳タコ曲、しかも発表会でよく聞く曲ね。そんで、なんかこの長すぎる単調な曲をうだうだ弾かれるとこれがもうとてつもなく退屈なんですよ。あーまた似たようなところ出てきたぁ。。って感じ

シューベルトってちょっとね。と思っちゃってる一番のひっかかりはこれじゃないかって曲なんです。

ところが、この曲の音階ちっくなところを、artomrくんがこのホールのこのベーゼンで弾くと、きれいに響いて心うきうき。あれ?? これ悪くないぞ。

そしてあちこち、ノリや間や音の出し方や流れを改善していくのを聞いていると、あれーこの曲、そこまで単調じゃなかったかも(笑) YUMIさんの出す音もどんどん変わっていっておもしろい(^-^)

というわけでかなりシューベルト(のこの曲)を見直したところで自分の順番。

…まずは合わせてみると…

とりあえず通るんだけど、ってか、この曲の1stは相当音数が少ないんで、そりゃ通るんだけど、

フレーズの形とか、ここはこういう音じゃなくてこういう音、と細かくいっていくときりがない感じで、おぉーこれは30分で5(最終曲)まで行くんだろうか、とか思っていたのですが、昨日のartomrくんはしっかり時計見ていて、めいっぱいの時間の使い方を計画的にこなしていましたよ。

代表的なところをとりあげて、いくつか直してもらうだけでも、ぜんぜん響きが変わってくるもんです。

「ここはもっと2ndとハモるように」とかいっても、バイオリンじゃあるまいし、ハナっから別に音程狂ってるわけじゃないんですが、それでもよく聞いてなんか寄り添うように弾いてみるとほんとにハモるのが不思議です。

「そこ、2拍目の音が死んでる」
とかダメ出しされて冷や汗をいっぱいかきながら、
弾きなおした感じはぐっとよくなって、ただなかなか思ったようには安定して弾けなくて、「おっ、こんな感じ」と思ったり「あーーやっちゃった」と思ったり…

でもうまく響いたときはほんとに素敵。これがホールレッスンの醍醐味だよね。

家に帰ってから、録音を聞いてみたんだけど、スピーカーがパソコンのスピーカーなのもあって(爆)きれいに響いたときと死んだ音出してたときの差がいまいちわからないし、それにピアノの音と話し声の音量がすごく違うせいで話はほとんど聞き取れなくて、これじゃしょうがないな。間近で、ビデオに収めるのがいいんでしょうね(記録するとすれば)

横からこじろうが聞いていて、「今のジャララララ(グリッサンド)のところ、お母さん??」(と疑わしそうに)

そうだよーお母さんだよー(えへん)

あんまり弾くと痛くなるから、家では弾かずに、場所と回数だけ確かめていたからこじろうは聞き覚えがなかったんだ、そこだけ。で、ぶっつけだったけどグリッサンドはわりときれいに弾けたの。この「グリッサンドの嵐」の5番はイロモノオフで鳥目さんとやります。

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バイオリン、今年は「タイスの瞑想曲」から

2016年01月16日 | バイオリン
ピアノと違ってバイオリンは、あれもこれも弾きたい曲目白押し、じゃなくて、何を弾きたいかなかなか思いつかないの。

   にほんブログ村 クラシックブログ ヴァイオリンへ←ピアノとバイオリンで指番号がいっこずれるのが嫌

んで、きーちゃんさんが曲を推薦してくれました。

「タイスの瞑想曲」!! それなら私も知ってるよーさすがに。
うむ、まさにバイオリンらしい名曲。確かに、これは一度は弾いてみなくちゃね。弾けるのか??(バイオリン曲の難易度がイマイチつかめない人)

さすがに、ここんとこほとんどバイオリンを弾いてないので、やばい、と思って、レッスン数日前に広げてはみたけど、
指番号の意味するところがわけわからない…
で、あきらめてパタンと閉じて(笑)

音階だけちょっと弾いて五分で終了。(←少しだけいい心がけ)

先生も、私がめるちゃんに心奪われて…というか、具体的にいうと、楽器の音を出していい貴重な時間帯をピアノ弾くだけで終わっちゃってる事情をご存知なので、それ前提でレッスンしてくださいました。

でも「あ、タイスですか…これはね、『なるべく1ポジで』とはいきませんよー」と予防線を張る先生(^^;;

はい、さすがにそれはわかっております。

ここで、ピアノしか知らない人のためにちょこっと解説。
「1ポジ」は初心者がまず習う基本のポジションで、私でもあまり音程狂わずに弾けるところ(糸巻き側に近い場所で弾く)。

そこから一音ずつ、手の位置をずらす(手前側に持ってくる)と「2ポジ」「3ポジ」というふうに上がってきます。
アンサンブルに曲りなりにも参加しようとすると、「3ポジ」はどうしてもめっちゃ頻出なんだけど、それは「1ポジ」で出せる最高音「シ」より高い音「レ」が日常的に必要だから。

つまり、一番高い音の出るE線で、さらに高い音を出すためにやむなくポジ移動していることが多いので、
E線でしか、ポジ移動がわかってない
んです。わりと。

低い方の弦で、ポジ移動して出る音は、高い方の弦で、1ポジのままでも弾けるんだからね。

けど、「愛の悲しみ」とか「タイスの瞑想曲」とかは、ニュアンスを出すために、低い方の弦で手前側を弾くことを頻繁に使うんです。

そうすると、私の場合、どこにどの音があるんだかさっぱり頭に入ってないので、混乱するんですね。

で、レッスンの話に戻りますと、

楽譜には、要所要所で指番号が記載されています。ところが、その番号を見ても、どの弦で弾くことを意味してるんだかわかんないの。
ピアノではそういうことってないですが。

つまり先生に、まずどの線で、どの指で弾くということなのか、情報を付け足してもらうのね。

そうやってみてわかったのですが、楽譜中、5ポジで弾かせるために記入されている指番号というのが、
まんま、1ポジで弾くときと同じ指番号なので、
私には、何のこっちゃ?? であったということがわかりました。

あと、ここはフラジオでとってもいい、実音でもいいけど、とか
この指でもいいし、この指でもいい、とか

常識的な範囲内でもチョイスが複数あるところは、私に弾きやすいのを考えてもらいました。

そうやって弾き方を決めていくと、けっこう音は並ぶ…ように聞こえる…

先生も、「案外」イケるじゃない、ということを言ってましたが
実はそれ、曲を知ってるから耳で聞いて「ここいらへん」ってぐにゅって合わせているだけで、
とっさに今自分が何ポジで弾いてるかわかってないんです。

それぞれのポジションで、あるべき親指(弦を押さえない指)の位置というのが決まっていて、
それがきっちり取れていないとやっぱり安定しないんです。
3ポジと4ポジ、とか、そんな位置の差ってかなり微妙なんですけど、
それでもやはり明確に位置取りを変えないと、おかしなことになります。

というわけで、お持ち帰りでこれから頭の整理をいたします(^^;;

ピアノは、練習してからレッスンにいけるけど、
バイオリンは、レッスンしてからじゃないと練習できない…

でもね。とにかく、タイスの瞑想曲は、愛の悲しみほどコスパ悪くない。ちゃんと、苦労した分は、聞き映えする曲です。

レッスンが数分余ったので、先生に一回弾いてもらいました。うーん、これは幸せ♪

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易しい曲なんてない!! けど

2016年01月15日 | ピアノ
楽譜黒い系(ショパンスケルツォとかリスト超絶技巧とかストラビンスキーのペトリューシカとかアルカンの鉄道とか)はハナッからもう逆立ちしても弾けないけれど、

   にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←ブルクのバラードを人前で弾いちゃったからもう怖いものないよ(違)

じゃあ、次の発表会で楽譜白い系、たとえば、シューマンのトロイメライとか弾ける??

…っていわれたら、

そりゃ無理ムリ、ありえなーい、耐えられない。

音符と音符の「間」に自分で耐えられない。

バイオリンでも、G線上のアリアとか一生弾かないと思う。
一音を長く伸ばしているときに、自分の音色がもう絶対嫌になっちゃうあんなの(^^;;

音数が多いってのも困りものだけど…(そんなに並ばないから)
音数が極端に少ないってのも困りものだよね。

そういう曲って、音色がきれいで、間の取り方が自然で、要するによほどうまくないと弾いてるほうも聞いてるほうもツライ。

まぁそういう傾向はあると思う…

だから、「この曲簡単」なんていったとたんに「音楽わかってるっぽい人たち」からなんだか白い目が向けられるような気がするし(笑)
「易しい曲なんてもんは存在しない」
とかわかったふうなことを言っておくほうが無難みたいな

まぁそういう傾向はあると思う…

けどね。実際、どんなに楽譜が黒い曲でも白い曲でも、どれだって、
そうそうすばらしい演奏ができるわけはないんです。
下手なんだから。

でも、別にいいじゃない? 素人だし、上手に弾けるんでなかったら何も弾かないほうがマシだなんてことはないよ。

いくら「易しい曲」だからって、完璧に、そして美しく弾けるわけではないけれど、
むしろ自分が完璧に弾けないからって「やっぱり易しい曲なんてない」とか予防線を張ってるほうがジイシキカジョー

完璧に弾けるわけないの、当たり前なんだからそれを認めて出発すればいいこと。自分にとって「比較的簡単な曲」を「できるだけ美しく弾いてみた」らそれで十分。

もちろん、自分が弾けないような「難しい曲」を選んで本番で崩壊するってのもアマチュアの特権と言えるけれど、やはり聞くほうにとってみたら、その人にとってなるべく簡単な曲を丁寧に弾いてるほうがたぶん聞きやすいと思う。

具体的にいうと、私がイロモノのおろしあのときに弾いたプロコフィエフは完全にアウト、
その次の怪奇幻想では思いっきり楽譜白い系に寄って大辻ゴンだったけどあれはあれでちゃんと聞いて楽しめる演奏だったと思う。ソコさえOKなら別に「うまい」と思ってもらう必要はない。

というわけで、自分にとってなるべく「簡単な曲」、そしてこれ好き♪と思う曲(この線はハズせない)を堂々と選んで、
「それ、きれいに弾こうと思うとほんとは難しいよ」
なんて外野の声は(それは真実なのではあろうが)きっぱり無視して(笑)
自分が弾ける範囲で堂々と、そして楽しく弾こうと思う。

…と、ついに開き直った五十路の新春。なのであった。

今年は、モーツァルトのソナタとか、亡き王女とかそういう「ある意味難しい」のを積極的に弾いていきたいの。だっていい曲だし好きな曲だもん。それに、めるちゃんいるから大丈夫(なような気がする)

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弾きやすいピアノでいつも弾いてると?

2016年01月13日 | ピアノ
めるちゃん(シンメルグランド)を初めて試弾したとき、気に入ったのはそのやわらかい音色、味のある響きだけではなくて、その弾きやすさ。

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キーは軽めで、なによりムラがない!! 手ごたえが不ぞろいなところがなくて、スムーズに打鍵でき、しかもそれで出てくる音が予想どおりの…ってなんか変な表現だけど、ピアノによっては、同じように弾いたつもりでも、音が出過ぎちゃったり、鳴り損ねたり、「私そんなつもりじゃなかったのに」って思うことないですか?? そういうのがないの。

めるちゃんを弾いてて、気持ちよく弾けるとか、うまくなったような気がして弾けるとかいうのは、「そのタッチのムラのなさ」にかなり起因しているかなと思います。

鳴りすぎたり鳴りそこなったり、なんか自分の予想と違う動作をするピアノを弾いていると(それはつまり慣れないピアノで人前で弾いているということでもあるので)どんどん緊張してきてパニクってコケる。というのがよくあるパターン。ひところよりはだいぶマシになったとは思いますが(慣れた、開き直った)。

それで、おうちでめるちゃん弾いてれば幸せなんですけど(その時間がなかなか取れないんだけど!!)、
それって、別に私がうまくなったからきれいに弾けてるわけじゃないので。

同じ技量で、やまちゃん(ヤマハアップライト)弾くよりも、めるちゃん弾くほうが、きれいに弾けてきれいに響く。ということでしょ。

もちろんこれは、チョビくん(現在のマイバイオリン)を買ったときにも起こったこと。自分が1ミリたりともうまくならなくたって、本体・ケース・弓・松脂すべて込みで6万円だったスズキで弾くより、チョビくんで弾けば弾きやすいからミスも減るし音色もきれいになるし、突然うまくなったような錯覚に陥ることができました。

でも、それはまぁ「錯覚」ではあっても、錯覚から出たまことというか、実際、発表会のときはチョビくんで弾くわけで、そしたらちゃんとうまくなったように聞こえるんで、結果オーライ。(かな?)

要するに、実際問題、バイオリンの場合はマイ楽器で弾いたときの聞こえ方をその人の技量といっても、さほど間違いじゃないような気がするんです。

でも、ピアノの場合は、おうちで弾きやすいピアノを弾いて気分よく鳴っていたって、発表会にはそれを連れていけないでしょ。

としたら、めるちゃんに慣れちゃうと、うまくなるどころか、ムラがあったり鍵盤が重かったりと、私にとって弾きにくいピアノで弾いたときによけい下手になったりして(o_o;;

…どうなんだろ。

というようなことを、某所で出た話題を読みながら思ったのでした。

その話題というのは、昭和のピアノ奏法というのは、湿気で重くなった鍵盤をものともせずぶったたくためにハイフィンガーでガツガツ弾くのが流行ってしまったというような傾向があったとかなかったとかそんな話でした。

「トレーニングのためにあえて重い鍵盤のピアノで練習する」みたいなね。
(おーもーいーーこんだーら、しれんーのーみーちーを~)

今時そんなこと(鉄下駄でうさぎ跳び)をする人も滅多にいないでしょうけど、じゃあ逆に、弾きやすいピアノでばっかり練習してるとどんな影響があるんだろう。とか思ったのでした。

特に、めるちゃんは、うるさい耳障りな音が出にくいので、多少がつんと弾いてても家ではちっとも気にならないってことがあるんです。よそのピアノを同じ調子で弾いたら、ひゃーーってなります。

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たまには音楽以外の芸術を

2016年01月11日 | ピアノ
コンサートホールならしょっちゅう行くけど、滅多に行かないこんな:


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ところに昨日行ってきました。書道展に友人の作品が飾られていたので…

去年も行ったんです(過去記事: ピアノと書道の類似点)。

友人の作品は、漢字がぎっしり並んでいる系の、古典(大昔の中国の書家が書いた作品を基本的には真似して書く)ものです。

古典作品そのものは真似して書きづらいので先生に「お手本」を作ってもらうのですが、最初は「先生の先生」つまりすごい大先生に書いてもらったのだそうです。そしたらそれはすばらしい書だったのですが、淡々としてリズムの中に控えめな変化が含まれている、要するに「枯れた」味のある作品。それをただ真似するとメリハリがないみたいなことになってしまうらしく(ピアノファンの方はイングリット・ヘブラーかワルター・クリーンの弾くモーツァルトを下手に真似して弾こうとして単調になったみたいなところをご想像ください)、「先生」にもうひとつお手本を作ってもらって練習したんだって。

それで練習して練習して…

だいたい身に着いたら、今度はその「先生の先生」が書いたお手本や、原典(っていうのか?)を主に見て練習して…

お子さんが大学生になったのもあって、ご本人おっしゃるには「吐くほど書いた」。なにしろ、一曲弾き終わるのに、じゃなかった、一枚書き終わるのに一時間近くかかるような作品ですから練習も大変です。
#床も広々空いていないと書けませんよ。

練習の甲斐あって去年より大きな賞を取ることができました(^^) ご自分でも満足の行く作品になったそうです。

私は、書のことがまったくわかりませんが、その私が見ても、ある「道」を一歩一歩長々と上り詰めてきた迫力があって、かっこよかったです。そしてまた、その先に、はるかゴールが見えないような「道」が続いているもののようです。

書道作品はひと目で全体を見ることもできますが、詳細に見るなら文字を追って順序に沿って見ていくことになるわけで、そうすると墨の濃い薄い、字の大きい小さい、あるいは配置の微妙な揺れということでリズムがあります。大先生が書くときはそのリズムというか動作が、それはもうすばらしく合理的で美しいものだそうで、私が見に行った日にはやってなかったんですけど、書くところをお客さんが見られる日もあるんだそうです。

「ライブ」ですね。ちょっと見てみたい。

美術館なんて慣れないところにくると、ミュージアムショップもおもしろく、結局こんな戦敗品:


「いらないものは買わなくちゃ(*)」って気分になっちゃうからコワイ。

それで、まだ読み始めたばっかりですけど、おもしろいんですよ。音楽の歴史も、バッハやモーツァルトのような、教会なり貴族なりに雇われてた時代(カツラあり)から、ベートーベン(髪ふりみだしてる)以降の自由に創作する時代へ移っていきますけど、美術の歴史も同じだということがわかります。これまでそういうの、考えたこともなかったよ。(マンガ西洋美術史02「宗教・神話」を描いた画家 ボッティチェリ、ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロ、ティツィアーノ、エル・グレコ、ルーベンス)


(*)…あるマイミク氏の(単純な)書き間違いから生まれた格言。いるものであればそのとき買わなくても、後で思い出して買えばいいのだが、いらないものはたまたま出会ったとき、たまたま閃いたときに買っておかないともう二度と出会えないかもしれないのだ、という無駄遣いを促進する人生の幅を広げる含蓄深い言葉である

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