アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

易しい曲なんてない!! けど

2016年01月15日 | ピアノ
楽譜黒い系(ショパンスケルツォとかリスト超絶技巧とかストラビンスキーのペトリューシカとかアルカンの鉄道とか)はハナッからもう逆立ちしても弾けないけれど、

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じゃあ、次の発表会で楽譜白い系、たとえば、シューマンのトロイメライとか弾ける??

…っていわれたら、

そりゃ無理ムリ、ありえなーい、耐えられない。

音符と音符の「間」に自分で耐えられない。

バイオリンでも、G線上のアリアとか一生弾かないと思う。
一音を長く伸ばしているときに、自分の音色がもう絶対嫌になっちゃうあんなの(^^;;

音数が多いってのも困りものだけど…(そんなに並ばないから)
音数が極端に少ないってのも困りものだよね。

そういう曲って、音色がきれいで、間の取り方が自然で、要するによほどうまくないと弾いてるほうも聞いてるほうもツライ。

まぁそういう傾向はあると思う…

だから、「この曲簡単」なんていったとたんに「音楽わかってるっぽい人たち」からなんだか白い目が向けられるような気がするし(笑)
「易しい曲なんてもんは存在しない」
とかわかったふうなことを言っておくほうが無難みたいな

まぁそういう傾向はあると思う…

けどね。実際、どんなに楽譜が黒い曲でも白い曲でも、どれだって、
そうそうすばらしい演奏ができるわけはないんです。
下手なんだから。

でも、別にいいじゃない? 素人だし、上手に弾けるんでなかったら何も弾かないほうがマシだなんてことはないよ。

いくら「易しい曲」だからって、完璧に、そして美しく弾けるわけではないけれど、
むしろ自分が完璧に弾けないからって「やっぱり易しい曲なんてない」とか予防線を張ってるほうがジイシキカジョー

完璧に弾けるわけないの、当たり前なんだからそれを認めて出発すればいいこと。自分にとって「比較的簡単な曲」を「できるだけ美しく弾いてみた」らそれで十分。

もちろん、自分が弾けないような「難しい曲」を選んで本番で崩壊するってのもアマチュアの特権と言えるけれど、やはり聞くほうにとってみたら、その人にとってなるべく簡単な曲を丁寧に弾いてるほうがたぶん聞きやすいと思う。

具体的にいうと、私がイロモノのおろしあのときに弾いたプロコフィエフは完全にアウト、
その次の怪奇幻想では思いっきり楽譜白い系に寄って大辻ゴンだったけどあれはあれでちゃんと聞いて楽しめる演奏だったと思う。ソコさえOKなら別に「うまい」と思ってもらう必要はない。

というわけで、自分にとってなるべく「簡単な曲」、そしてこれ好き♪と思う曲(この線はハズせない)を堂々と選んで、
「それ、きれいに弾こうと思うとほんとは難しいよ」
なんて外野の声は(それは真実なのではあろうが)きっぱり無視して(笑)
自分が弾ける範囲で堂々と、そして楽しく弾こうと思う。

…と、ついに開き直った五十路の新春。なのであった。

今年は、モーツァルトのソナタとか、亡き王女とかそういう「ある意味難しい」のを積極的に弾いていきたいの。だっていい曲だし好きな曲だもん。それに、めるちゃんいるから大丈夫(なような気がする)

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コメント (8)
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