そういえば、初めてサントリーホールに行ったのは大学生のとき。
←おおきくなったらどっかのオケの定期会員になりたいな
当時、出来立ての話題のホールで、一流どころのコンサートが目白押し。学生が気軽に行ける値段のコンサートもなかなかなかったので、大学オケがここでコンサートしたとき(チケット800円!!)、ホールに行ってみたくて買った人も多かったハズ(私も)。
「わー、舞台の後ろにも座席がある~」とかホールをぐるりと回ってみたり(アホである)。
そのとき「ショスタ5」やってたわね。派手で景気のいい曲だなと…
ショスタコーヴィチといったら、それくらいかな。知ってる曲。
ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲といってももちろん聞いたことないんだけど、へー都響と小曽根がやるんだ、ってことで行ってみたくなり、行ってみました。
(私の愛聴盤 塩谷哲&小曽根真【デュエット】ジャケ写真がこれとこれで対になってる)
その曲のほかも、知らない曲ばかりです。ケルシェック?? 誰??
ヒンデミットというのも、ふだん馴染のない作曲家ですが。実はフルート同好会で吹いた初めての曲がヒンデミットのデュオでした。変拍子の嵐で意味不明曲でしたが…
ヒンデミットのラグタイムというのはずっと聞きやすい曲で、んー聞きやすいというかこれってどこかで聞いたような?? いやこの曲は聞いたことはないんだけれど。と思ったら、バッハの平均律にあるフーガを使ってたんだよ。なんで平均律、そしてラグタイム??
パンフレットにあった解説によれば、ヒンデミットさんは「ヨハン・セバスティアン・バッハが1920年代に生きていたらどんな曲をつくるだろうか」と問い、バッハならば流行のジャズ・ダンスなどに敬意を払っただろうと考えたんだそうであるが、どうなんですかね、実際のところ…
とにかく、なかなかおもしろい曲でしたよ。
ケルシェックのトランペット・ダンスというのは超新しい曲(2013年!!)で、このトランペットソロを吹いたヘフスという人がめちゃうまで、「トランペットってこんなに自在に歌えるんだ(o_o)」って感じ。かっこよかった。
で、なんでヘフスと小曽根なのかといえば、ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第一番というのが、ソロピアノとソロトランペットと両方ある曲だからなのね。それでいてオケ部分は弦楽のみという、なかなかない編成です。
ショスタコーヴィチは20世紀生まれなんですね。編成も変だけど弦も特殊奏法を使っていたり、いろんな「新しさ」はあるんだけど、いろんな音楽が現代音楽になるとわけのわからん方面(無調とか)に向かって行くのと異なり、なんというか…エンターテインメント性が強いというか。
さらに最後の曲(ショスタコーヴィチ ジャズ組曲第二番)になると、エンターテインメント性が強いというかさらに「俗っぽい」といってもいいほどで(しかしまったくジャズではない-*)、映画音楽みたいだったり、それよりむしろ日本のチンドン屋を彷彿とさせたり。おもちゃ箱をぶちまけたような多彩な雰囲気で、なんじゃこりゃ? と思ったら「新しく結成された国立ジャズ・オーケストラのために作曲された」もので「自身の映画音楽からの抜粋などからなる、多様な軽音楽を楽しめるメドレーになっている」だって。なるほど。
というわけで、新しい曲、知らない曲ばっかりのコンサートだったけどぜんぜん飽きる間もなく楽しかった(^o^)/
アンコールとして弾かれた小曽根ソロがまたとてもよかったし、お得でした~
ふつう、みんなが知ってる曲を入れなきゃなかなかチケットも売れないとしたもんだけど、
今回のはこんな(!)プログラムなのに、満席。小曽根さん人気ですね。
(*) 実はのちに本物の「ジャズ組曲第二番」が発見され、これは違うんだけれども、習慣でこれも引き続きそう呼ばれているので、「ジャズ組曲第二番」は本物とぱちもんが共存しているんだとか…わっけわからん
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「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと~アンダンテのだんだんと中受日記完結編」ダイヤモンド社 ←またろうがイラストを描いた本(^^)
「発達障害グレーゾーン まったり息子の成長日記」ダイヤモンド社
(今回もイラストはまたろう)
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「わー、舞台の後ろにも座席がある~」とかホールをぐるりと回ってみたり(アホである)。
そのとき「ショスタ5」やってたわね。派手で景気のいい曲だなと…
ショスタコーヴィチといったら、それくらいかな。知ってる曲。
ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲といってももちろん聞いたことないんだけど、へー都響と小曽根がやるんだ、ってことで行ってみたくなり、行ってみました。
(私の愛聴盤 塩谷哲&小曽根真【デュエット】ジャケ写真がこれとこれで対になってる)
その曲のほかも、知らない曲ばかりです。ケルシェック?? 誰??
ヒンデミットというのも、ふだん馴染のない作曲家ですが。実はフルート同好会で吹いた初めての曲がヒンデミットのデュオでした。変拍子の嵐で意味不明曲でしたが…
ヒンデミットのラグタイムというのはずっと聞きやすい曲で、んー聞きやすいというかこれってどこかで聞いたような?? いやこの曲は聞いたことはないんだけれど。と思ったら、バッハの平均律にあるフーガを使ってたんだよ。なんで平均律、そしてラグタイム??
パンフレットにあった解説によれば、ヒンデミットさんは「ヨハン・セバスティアン・バッハが1920年代に生きていたらどんな曲をつくるだろうか」と問い、バッハならば流行のジャズ・ダンスなどに敬意を払っただろうと考えたんだそうであるが、どうなんですかね、実際のところ…
とにかく、なかなかおもしろい曲でしたよ。
ケルシェックのトランペット・ダンスというのは超新しい曲(2013年!!)で、このトランペットソロを吹いたヘフスという人がめちゃうまで、「トランペットってこんなに自在に歌えるんだ(o_o)」って感じ。かっこよかった。
で、なんでヘフスと小曽根なのかといえば、ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第一番というのが、ソロピアノとソロトランペットと両方ある曲だからなのね。それでいてオケ部分は弦楽のみという、なかなかない編成です。
ショスタコーヴィチは20世紀生まれなんですね。編成も変だけど弦も特殊奏法を使っていたり、いろんな「新しさ」はあるんだけど、いろんな音楽が現代音楽になるとわけのわからん方面(無調とか)に向かって行くのと異なり、なんというか…エンターテインメント性が強いというか。
さらに最後の曲(ショスタコーヴィチ ジャズ組曲第二番)になると、エンターテインメント性が強いというかさらに「俗っぽい」といってもいいほどで(しかしまったくジャズではない-*)、映画音楽みたいだったり、それよりむしろ日本のチンドン屋を彷彿とさせたり。おもちゃ箱をぶちまけたような多彩な雰囲気で、なんじゃこりゃ? と思ったら「新しく結成された国立ジャズ・オーケストラのために作曲された」もので「自身の映画音楽からの抜粋などからなる、多様な軽音楽を楽しめるメドレーになっている」だって。なるほど。
というわけで、新しい曲、知らない曲ばっかりのコンサートだったけどぜんぜん飽きる間もなく楽しかった(^o^)/
アンコールとして弾かれた小曽根ソロがまたとてもよかったし、お得でした~
ふつう、みんなが知ってる曲を入れなきゃなかなかチケットも売れないとしたもんだけど、
今回のはこんな(!)プログラムなのに、満席。小曽根さん人気ですね。
(*) 実はのちに本物の「ジャズ組曲第二番」が発見され、これは違うんだけれども、習慣でこれも引き続きそう呼ばれているので、「ジャズ組曲第二番」は本物とぱちもんが共存しているんだとか…わっけわからん
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(今回もイラストはまたろう)