カケラノコトバ

たかあきによる創作文置き場です

第三十六夜・つれなく見えし浅葱色

2017-07-24 20:29:55 | 百人一首と色名で百物語
たかあきで『つれなく見えし』と『浅葱色』を使って創作してください。

 当たり前だけど、新政府の敵となった新撰組は戦前の読み本では純粋な悪役だったんだよ。鞍馬天狗なんかそうだよね。その立場が逆転ないし相対化されたのは司馬遼太郎「燃えよ剣」の大ヒットによるものだってのは有名だよね。まあ僕は「新撰組血風録」の方が好きだけど、何しろあの話、結局は前髪を落としてない若衆がその妖艶さと肉体で次々と隊員を狂わせていって、でも最終的には若衆よりも更に深く激しく狂っている沖田に粛正されると言う……

「ちょっと待て、お前確か中学生だろう、一体何だその読書傾向と感想内容は」
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