たかあきで『夢の通い路』と『空色』を使って創作してください。
高い熱を出して眠っている時、たまにだが何度も同じ場所をくぐろうとする夢を見る。周囲は白っぽい光に満ちた雲が渡る空で、手足を動かしもしないで流れるように進む身体は奇妙なまでに軽い。そして多分そこは門なのだが、まるで傷が付いたレコードを再生するように入っては弾かれるのを繰り返し、だから私は未だ向こう側に行ったことがない。
高い熱を出して眠っている時、たまにだが何度も同じ場所をくぐろうとする夢を見る。周囲は白っぽい光に満ちた雲が渡る空で、手足を動かしもしないで流れるように進む身体は奇妙なまでに軽い。そして多分そこは門なのだが、まるで傷が付いたレコードを再生するように入っては弾かれるのを繰り返し、だから私は未だ向こう側に行ったことがない。