アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

ひどい雨が降ってきた

2009-10-02 | 四万十川 初秋

  最高気温26度。

 秋雨前線にそって低気圧が東へ通過して行きます。

雨を降らせる仕事をわすれていた曇は、

時折、ふとその役目を思い出すかのように、激しい雨を地上に叩きつけていきます。

それはまるで、台風時のようなひどい雨。

 

 えいっ!と意を決した僕は車に乗りこみ、雨の中を走り、大きな橋の上から四万十川の水量を確認です。

今は、家にいてもネットや携帯で、雨量、水位、ダム放流量はチェックできる。

それでもやはり、最終的には、自分の目で川を見ないと気持ちが落ちつかないものです。

 

 今のところ、まだ四万十川の水量は増えていません。

しかし、大雨がこのまま夜にかけてつづけば、明日の川は大きく増水しそうです。

現時点では、家地川ダム&津賀ダムともにダム放流はありませんが・・・。

うーん、今夜の雨次第かぁ。明日のツアーはキビシーかも?

 

 「台風が間違いなく来る」、と事前にとわかっているとき。

その時は早い段階で、大雨&増水の予想ができ、ツアー中止を事前に決めやすい。

しかし、今回は予想だにしない前日からの大雨。

このような場合は、川がどこまで増水するかギリギリの段階まで、判断が出来ない(しづらい)。

一番やっかいなケースです。

 ワイパーも利かない程の土砂降り。

大きな橋の上に車を停め、エンジンをオフにして滝のような雨に包まれれば、

まるで光が届かない深海に、たった一人取り残されたようなキブンに。

 

 ふと、雨に煙る窓ガラスの向こうを見る。

そこには、灰色の空にすっと高く伸びた鉄柱の上で、

トンビが激しい雨に打たれながら身じろぎもせずに、じっとしています。

僕にはトンビが、タフな精神と強い意志を持った哲学者のように見えるのでした。

 

 郵便局により、郵便物をだしたあと、家に戻りました。

そして、大きくカットした豚肉と野菜を、

ホワイトソースで、コトコト煮込み、明日のツアー用のシチューをつくりました。

「僕にしては珍しく、美味しくできたんだけどなぁ・・・」

しかし窓の外では、先程よりもひどく雨と風が吹き荒れています。

 

 PCの前に座り、刻々と変化する雨空と川の状況をチェック。長い夜の始まりです。

「まぁでも、あきらめも肝心ないつもの水ショーバイってか・・・」

Take it easy!!っすね。

また遊びにきてね。



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