最高気温26度。
秋雨前線にそって低気圧が東へ通過して行きます。
雨を降らせる仕事をわすれていた曇は、
時折、ふとその役目を思い出すかのように、激しい雨を地上に叩きつけていきます。
それはまるで、台風時のようなひどい雨。
えいっ!と意を決した僕は車に乗りこみ、雨の中を走り、大きな橋の上から四万十川の水量を確認です。
今は、家にいてもネットや携帯で、雨量、水位、ダム放流量はチェックできる。
それでもやはり、最終的には、自分の目で川を見ないと気持ちが落ちつかないものです。
今のところ、まだ四万十川の水量は増えていません。
しかし、大雨がこのまま夜にかけてつづけば、明日の川は大きく増水しそうです。
現時点では、家地川ダム&津賀ダムともにダム放流はありませんが・・・。
うーん、今夜の雨次第かぁ。明日のツアーはキビシーかも?
「台風が間違いなく来る」、と事前にとわかっているとき。
その時は早い段階で、大雨&増水の予想ができ、ツアー中止を事前に決めやすい。
しかし、今回は予想だにしない前日からの大雨。
このような場合は、川がどこまで増水するかギリギリの段階まで、判断が出来ない(しづらい)。
一番やっかいなケースです。
ワイパーも利かない程の土砂降り。
大きな橋の上に車を停め、エンジンをオフにして滝のような雨に包まれれば、
まるで光が届かない深海に、たった一人取り残されたようなキブンに。
ふと、雨に煙る窓ガラスの向こうを見る。
そこには、灰色の空にすっと高く伸びた鉄柱の上で、
トンビが激しい雨に打たれながら身じろぎもせずに、じっとしています。
僕にはトンビが、タフな精神と強い意志を持った哲学者のように見えるのでした。
郵便局により、郵便物をだしたあと、家に戻りました。
そして、大きくカットした豚肉と野菜を、
ホワイトソースで、コトコト煮込み、明日のツアー用のシチューをつくりました。
「僕にしては珍しく、美味しくできたんだけどなぁ・・・」
しかし窓の外では、先程よりもひどく雨と風が吹き荒れています。
PCの前に座り、刻々と変化する雨空と川の状況をチェック。長い夜の始まりです。
「まぁでも、あきらめも肝心ないつもの水ショーバイってか・・・」
Take it easy!!っすね。
また遊びにきてね。
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