あるBOX(改)

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横浜国際プールに言ってきた②<br>柴田亜衣、強し!!

2005年05月06日 | 生活
まぁ、ゆっくり自分の席さがせたし。競技始まる前にトイレにも行けて余裕だし、良しとしておくか。

なぜかトイレ脇の通路でマッサージしてもらってる選手らしきメンツが数名。
脇にはスポーツバッグ(アリーナとかのね)、床にドリンクケース、そして「スイミング・マガジン」。

イイ身体してるわ。

そう思いながら脇を擦り抜け、客席へ戻る。
プール脇では、エレクトーン奏者の小林武って人がBGMを奏でている。「ヤマハ・エレクトーンのデモンストレーターで、長野五輪でも場内BGMを担当されました」との紹介に、会場からは拍手が起こる。

なるほど、確かにソツなく上手い。つ~か、普通に録音BGMが流れてるのかと思った(エレクトーンつったって、今のヤツの機能はシンセ並だし。リムズマシーンみたいなの付いてるし、音色だって吹奏楽器なみに細かいニュアンス出せるし(結局「エレクトーン」ってのはYAMAHAの登録商標で、機能的にはシンセ才ザーと変わらないって事なのよね)。

それでも、状況に応じて様ような曲を奏でる腕前に感心。プロですな。

さぁ、B決勝の選手が入場してきて。
いよいよ日本選手権の初日の始まりです。

―――で、B決勝も終わり(飛ばしたな)。
いよいよ本日のクライマックスとも言える女子400m自由型。

入場前の2人が笑いあっている。こだわりないのか、柴田&山田の両選手。
本人達に意思に関わらず、競泳ファンは注目している山田vs柴田。

選手紹介から、いつも通りの「亜衣ちゃんスマイル」を見せる柴田選手。
一方、やや緊張気味か、山田選手。

会場が固唾を飲む仲、スタート。

入水後、早々にグイグイ伸びていく柴田。テンポ良い腕のかきで、グングン進んでいく。

自信に満ちた、マイペースの泳ぎ。
この種目7連覇中の山田選手だったが、アテネでの立場逆転が、そのまま表れた形で。

高校時代から、同年代である山田沙知子の後ろを泳いできたと言われる柴田亜衣。早熟な山田、晩成の柴田・・・の言葉で片付けたらソレっきりだが、なんとも勝負の世界は厳しい。

身体ひとつの差が全く縮まらず。全く寄せ付けない泳ぎを見せつけられてしまった。

ヤマサチ選手の吹っ切れた泳ぎに期待したんだが。
結局は山田サッチーに肩入れしていたワタクシなのだが。

とにかく柴田選手の自身に満ちた泳ぎが素晴らしいとしか言いようがなかった、

途中まで、日本記録を上回るタイムで。後半はややペースが落ちたが、それでもリードは縮まらず見事な初優勝。
代表標準記録もクリアして、満足な結果かと思ったが、やはり日本記録に及ばず。無念・・・といったトコロか。

表彰式の台は入れ替わっても、自分はピークの山田に及んでいない。柴田選手、今後もその思いと戦い続ける事になるのか・・・。

山田選手は、派遣標準記録にわずかに届かず。7連覇にも失敗。
ただ、山田がいなければ、本当に「柴田独泳」になっていたワケで。2強のメンツは守ったかな・・・と。

笑顔で柴田に握手を求める山田沙知子が印象的だった(もう、ここらで勝とうなんて気も無いのかな・・・)

【決勝/女子400m自由形】
1位:柴田亜衣(arena)4:07.93 
 *派遣標準突破。なお、世界記録はJanet Evansの「4:03.85」
2位:山田沙知子 (コナミ西日本) 4:11.37
3位:貴田裕美  (群馬藤岡SS) 4:14.53