あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

ロックやるには年だけど、死ぬにはチョイト若すぎる<br>ジェスロ・タル来日公演中!!

2005年05月12日 | 生活
ハイ、本日は「代表作・アクアラング全曲演奏ライヴ」です。
当日券買える人は行きましょう!

来日公演初日は、演奏もコナれてて、I・アンダーソンさんも動けてて、素晴らしい公演でした。
フルート片手に欧州的な動きでした、アンダーソンさん。
パントマイマー的というか、ヨーロッパ舞踏的な動きというか・・・。
ワイト島のライヴに較べては「激しさ」は無くなっているが。優雅に、ユニークに進化しているとも言える。
「芸能を極めた」とも言えるような。ロックも伝統芸能ですからなぁ(笑)。

曖昧ながら、セットリストらしき物を・・・。

ちなみに待ち時間、場内にはZAPPAが流れてたそうで。
ギリギリに行った私が聴いたのは、ブルースナンバー。
「こりゃ『サンディ・フィーリング』や『ニューデイ・イエスタデイ』みたいな初期チューンやってくれるぞ」と期待も膨らんだのでした。

――で。演ってくれたのは。
・For A Thousand Mothers (STAND UPより)
・Nothing Is Easy (STAND UPより)
・Beggar's Farm (THIS WASより)
・Eurology (Ian Andersonのソロより)
・With You There to Help Me (BENEFITより)
・In the Grip of Stronger Stuff (Ian Andersonソロより)
・Weathercock (CHRISTMAS ALBUMより)
・Bouree (STAND UPより)
・Martin Barreのソロ曲
・Cheap Day Return (AQUALUNGより)
・Mother Goose (AQUALUNGより)
・Songs from the Wood/Too Old to Rock'n'Roll:Too Young to Die/Heavy
Horses(いずれもアルバムタイトル・チューン)
・Pavane (CHRISTMAS ALBUMより)
・Farm on the Freeway (CREST OF A KNAVEより)
・Budapest (CREST OF A KNAVEより)
・Aqualung (AQUALUNGより)

アンコール
・Wind Up (AQUALUNGより)
・Locomotive Breath (AQUALUNGより)
・Cheerio (THE BROADSWORD AND THE BEASTより)

*曲順に自信なし。途中、抜けてる曲が多分あり

――「Thick As A Brick(ジェラルドの…)」を演らなかったな。

あと、期待のブルースロック・ナンバー演らなかった(涙)。「ダーマ・フォー・ワン」も。

ただし、機材の進歩ゆえ、フルート内にマイクが内臓され、スタンドマイク前で吹かなくても良く、しなやかに動きながらのプレイが可能で、音色も細かいニュアンスまで聞き取り可能だった。
「Bouree」の音色、演奏は圧巻だった。

I・アンダーソンさん、声も出てました(マイクが良く拾ってた?)。さすがに高音は辛そうだったが、そこは熟練の歌でカバーしてましたな。

しかし、あの年齢で良く一本足演奏が出来るなぁ。
凄い足腰。鍛えてるのか?そうは見えないが。
元々老人みたいな風貌だったし、昔の方が不健康だったろうから、今の方が調子イイのか?(笑)
アコギやマンドリンに楽器を持ち替え、中心人物の面目躍如。

ギターのマーティン・バレも、渋いマンドリン演奏などを見せ、好サポート。
まぁ、途中で「フュージョン?」「ただのギターロック?」みたいな演奏始めた時には違和感を覚えたが。「ジェフ・ベックの公演は先だぞ」って感じで。
まぁ、ご愛嬌って感じでOKか・・・。

キーボードのアンドルー・ギディングスも、シンプルな鍵盤の前に居ながら、多彩な音色を弾き分け。
ジャズ、ロック、クラシックなど多彩な要素のプレイが出来る良いキーボーディストだと思いました(音色によっちゃ「メロトロン」みたいで、この人のプレイにより「プログレ」っぽくなったり、ジャズっぽくなったり曲調が変わった面もあり)。この人のプレイ聴けたのは収穫だったな。機材の進化万歳!

ベースのジョナサン・ノイスも、押さえるトコロをしっかり押さえ。時に複雑になるリズムをキープ(変拍子連発はプログレ的だよなぁ)。

ただ、ドラムスのドゥアン・ペリーって人は、叩き過ぎかなぁ・・・。
「アクアラング」の中間部、バスドラ踏み過ぎっちゅ~か、あれじゃ同曲独特の「うねり」が死にませんかねぇ・・・。

まぁ、ニューヨーク出身の人らしいが。セッションなどで、フュージョンぽいドラムも身に付けちゃったのかな~と。時々「現代的すぎてタル・サウンドに合わないじゃん」とか思わされて・・・。
上手いんですけどね、変拍子も楽々こなして。チマチマしたトコロが無くて・・・。
でも、少し気になりました。

そして、アンダーソン翁、初日券の即日ソールドアウト情報に気を良くされたのか。彼が現れた時の客席の大歓声に酔われたのか。
MCで実に機嫌よく喋ってくれてました(笑)。

英国的ユーモアというか、常にジョークが混じってて。英語が分かる人は毎回笑っておられた。
私の語学力では、それは無理だったが。

曲紹介にて、「次の曲は、誰ソレのお気に入りのアルバムから。そう『Led Zeppelin-IV』から!!!」なんて事を言い出し(笑)。
「ノ・ノ・ノ」なんて笑いながら引っ込む有様は笑わかせて貰いましたよ。

あと、曲のラスト、フルートで「決め!」の一音を吹かずに、これまた奥に引っ込んだり(笑)。

「ジェスロ・タルは、ヘビーメタル・バンドなんだぜ~」
「メタリカなんて“ピス・オフ”さ!(笑)」
――なんて「88年グラミー賞の最優秀ヘビー・メタル部門受賞ネタ」のジョークを炸裂させたりと、聞き取り可能なジョークは大満足させて頂きましたよ。

――続く

ロックやるには年だけど、死ぬにはチョイト若すぎる<br>ジェスロ・タル来日公演中!!②

2005年05月12日 | 生活
「ロックやるには年だけど、死ぬにはチョイト若すぎる」
代表曲のタイトルを意訳してみましたが。

言ったもん勝ちの名セリフですな。

だって「ロックやるにはトシ」なんてのは、P・タウンゼンドが20代半ばで言ってますし。

でも、「死ぬにはチョイト若すぎる」なんてのは、いまや「70代前半で死んでも『惜しい、早かったねぇ』なんて言われる時代」ですから。

30代で言っても、40才で言っても、50代で言っても、60代のアンダーソンさんが言っても・・・・「OK!!!!」なワケですよ。

言ったもん勝ちだ。本当に言ったもん勝ちだ!「Too Old To Rock 'n' Roll To Young To Die=ロックンロールにゃ老だけど死ぬにはチョイと若すぎる」!!!

でも、ロックしてたんですよねぇ。曲によってだけど(笑)。
特に終盤は、ロックだった。

まぁ全般的には、時にハードに、クラシカルに、トラッドっぽく(アイリッシュっぽいのもあったな。見事だった)、中世の楽隊っぽく、曲調をどんどん展開していく「タル・サウンド」なのだが。

それを見事にコナれた演奏出来るテクニックを備えたミュージシャンたち。
それが今回の「ジェスロ・タル」なのだなぁ・・・と感無量。

何物でもない「タル・サウンド」としか言い様の無い。唯一無比。

フルート以外でも、バンブー笛も吹き、アコーディオンも登場、ドラムスはボンゴも弾き、マンドリンも違和感なく溶け込み・・・。

実に不思議でありながら、納得行く空間。
良く考えると、売れたアルバムを作りながら、彼らはサビを合唱できるような曲が無いではないか!

大体がタイトルがサビに来て、キャッチーなメロディで合唱・・・がロックのパターンだぞ!

バッハ(英語圏の人間は「バック」と発音)曲をアレンジして、異例のインストヒットをかっ飛ばしたり。片面1曲のアルバムを全米1位に持っていったり。

そんな唯我独尊バンド、ジェスロ・タル。

初のジェスロ・タル・コンサートだったが。期待を上回る素晴しいステージに、追加公演への期待も高まる。

まぁ、ベスト選曲と言いながら、通常のセットリストだったが。
「ベストチョイス」なんて言ってんのは呼び屋さんだけだったのかもね(笑)。

セットリストの参考にさせて貰ったオーストラリア公演のセットと大差なかったし。

この辺、確認済みなれど。78年以降の音源やソロをチェックする術が私には無かった(涙)。
知ったかしてるが、持ってるアルバムは「バースティン・・・」までだし。

「AQUALUNG」から随分やったが。今日の全曲演奏どうなんのやら(時間余るだろうし)。

その辺どうなるか?アクアラング公演のアンコールが何か・・・ですな。

「リヴィング・イン・ザ・パスト」や「ジェラルド・・・」を期待したいですな。

――さ、出掛けるか!!渋谷公会堂へ!!

日本競泳界の今後を語りたいトコロだが<br>いまジェスロ・タルが来日しているのですよ!!

2005年05月12日 | 生活
ジェスロ・タルの、来日公演が始まっておる。

私も行って参りました。

毛ジラミわいてそうな風貌、フルートを大フィーチャーしたステージ・パフォーマンス。
フォーク的でもあり、宮廷音楽的でもあり、バーレスク的でもあり、ブレーメン音楽隊的でもあり、ハードロック的でもあり、いかにも英国的でありながら米国でも売れまくったという、圧倒的な存在感を持ったバンド。

それが・・・ジェスロ・タル。

イアン・アンダーソン(スコットランド出身)という中心人物が動いて歌える限り、結成から30年以上経とうと、タルはタルとして賞賛され続けるのだ。

バンド名が、18世紀の英国人農学者の名前が由来ってのは有名な話。

当初はブルース・ムーブメントに影響されたサウンドだったが、ギタリストのM・エイブラハムズ(結構スキでした)が脱退したりして、音楽性もジャズやクラシックの要素を大胆に取り入れる方向に転換。
でも、ブルース・ロックが好きな私が、今回の「ベスト・ライヴ」に初期ナンバーを期待するのも無理からぬ事(笑)。

イアン・アンダーソンが片足立ちでフルートを吹くパフォーマンスは、70年のワイト島フェスでのハイライトとも言える圧巻さで。

前年の全米ツアーの成功もあって、71年の「アクアラング」がヒット。

続く「ジェラルドの汚れなき世界」「パッションプレイ」などという“難解な”コンセプトアルバムまで全米でヒットさせ。
「異様に英国的でありながら全米で売れたバンド」として、私の印象に残ったのであった(笑)。

オフィシャルの情報によると。
80年代半ばに、イアン・アンダーソンは喉を傷めてしまったとかで。
グループは暫く活動休止状態に入ったらしいが(この辺、私のチェックの網も目が粗くなってるなぁ・・・)。

なお現在の中心人物は、I・アンダーソンと、2代目ギタリストとして69年に加入したマーティン・バレで。
今回は、レコ発ライヴでは無く、過去の名曲をチョイスして「ベスト・ライヴ」だそうで。
実に17年ぶりの来日だそうです。ワタシャもっと久々な気がしたけど。

当初、一日こっきりと言われた11日の渋谷公会堂のチケットは即日完売。急遽12日に同所で追加公演が決まったが、こちらは名盤「アクアラング」の全曲を演奏するってんだからファンは大注目。初日買って、追加も買った奇特なファンも多い事でしょう。オレもだが(笑)。

まぁ、それが「今日」のだが。
当日券もあるって情報だが(問い合わせはウドーへ)。

ぶっちゃけ、初日は素晴らしいコンサートだったから。
70年代ロック好きで、今日行ける人は行ったがイイですよん♪

横浜国際プール<br>競泳日本選手権・TV観戦編③

2005年05月12日 | 生活
◆4日目
――女子1500m自由形(女子の長距離自由ってカーテンレザーな位置なんですかね)。

400m、800mで柴田選手に敗れ、派遣標準記録も切れなかった山田沙知子選手。このレースは柴田不参加ゆえ、伸び伸びと泳ぐ事ができるか?

果たして、レースは山田が先頭で、2位の貴田裕美選手が付いて行く展開。

終盤は差が開き、山田選手のブッチぎり勝利。
自身のベストタイムからすると、だいぶ遅いが掲示板に目をやり派遣標準を切ったと知って「やったぁ~」と笑顔。

やっとの派遣標準突破。ゴール後に笑顔を見せるヤマサチを久々に見た気がする。良かったねぇ・・・。

【女子1500m自由形】
1位:山田沙知子(コナミ西日本)16:20.15
 *派遣標準1突破(なお、世界記録はJanet Evansの15:52.10)
2位:貴田裕美(群馬藤岡SS)16:27.91 派遣標準2突破
3位:岩井佳苗(コスパ瓢箪山)16:42.73

――次は男子の800フリー。
昨年も4冠を達成した松田丈志選手が2年連続を狙う。
またしても、日本記録更新を狙ってペースを上げる松田選手。そのままトップを維持して優勝。四冠達成!
日本記録更新はならなかったが、派遣標準を切て、この競技でも世界水泳参加を内定させた。

インタビューで、「去年は無我夢中で4冠。今年は最初から狙っていた」と堂々の受け答えを見せる松田選手。

このタフネスに「怪物的」「人間離れ」という、日本選手に滅多に当てはまらない賛辞の言葉が浮かんだ(北島選手でさえ、スタミナに不安あるというのに・・・)。
正直、そう思える日本選手が少ないから、なおさら凄く思えるのよね。

そういや、バタフライの時に「鼻から、おびただしい水泡を吹き出す人間機関車的な水中映像」が、同じスキンヘッドな事もあって世界の長距離トップであるグラント・ハケット選手(豪)を思い浮かべたが。
なんと、松田選手はハケットの元で練習した事があるってんで。
なるほど・・・と得心いったワケなのでした。

【男子800m自由形】
1位:松田丈志(中京大)7:58.74 
*派遣標準2突破(なお、世界記録はイアン・ソープの7:39.16)
2位:荒瀬洋太(富山パレス)8:04.59

――続いては、女子50m自由形。
これまた100m同様に横一線のレース。
最後に山田香選手が出て優勝・・・と。

【女子50m自由形】
1位:山田 香(岡山県水連)26.11
(なお、世界記録はInge de Bruijnの0:24.13)
2位:浦田奈々美(福岡大)26.26

――次は、男子50m自由形。
100m優勝の細川大輔vs昨年の覇者・伊藤真が期待されたレース。
前半は細川が出たが、伊藤が逆転して2連覇。タイムはポポフの世界記録に遅れる事1秒31.50で、この差は大きい。

【男子50m自由形】
1位:伊藤 真(東京SC)22.95
(なお、世界記録はAlexander Popovの0:21.64)
2位:細川大輔(SAT)23.10

――続いて、男子200m個人メドレー。

400m優勝の佐野秀匡選手vs五輪代表・三木二郎選手が注目された。

序盤のバタフライで佐野選手が出たが、平泳ぎで三木が差を詰め。最後の自由形勝負となったが、勢いで勝る佐野選手がトップでゴール。2冠を達成し、派遣標準も突破。
日本記録保持者・三木選手、代表切符獲得ならず。

【男子200m個人メドレー】
1位:佐野秀匡(アクラブ調布)2:00.68 
*派遣標準2突破(なお、世界記録はMichael Phelpsの1:55.94)
2位:三木二郎(東京SC)2:01.34

――続いて、女子200m背泳ぎ。
これまた中村礼子、伊藤華英、寺川綾の三選手登場。
レースは、寺川選手が最初から飛ばし、後半逃げ切りを狙う積極的なレース。
しかし、後半は中村選手が追い上げてトップでゴール。
2位に伊藤選手。寺川選手は後半、失速したが、解説者の話どおり、積極的なレース展開は好感を覚えた。

今大会優勝の無かった中村選手、やっと1位を獲得。派遣標準突破も突破して、世界水泳で名誉挽回を誓う事になりそう。
寺川選手は、代表権を獲られなかった。

【女子200m背泳ぎ】
1位:中村礼子(東京SC)2:10.22 
*派遣標準1突破(なお、世界記録はKristina Egerszegiの2:06.62)
2位:伊藤華英(セントラル)2:11.16 派遣標準2突破
3位:寺川 綾(近畿大)2:11.82

――続いて、男子の200m背泳ぎ。
19才で五輪銅を獲得した天才型、今大会2冠を既に達成している森田智己選手が登場。
「目標とする選手」を「山本KID」とする不敵な男(笑)。選手紹介でレスラー武藤の真似でポーズを作る男・・・それが森田。

昨年五輪代表を獲れなかった中野高にも「森田ひとり勝ち」阻止の期待が掛かったが。

レースはいつも通り驚異的に速いスタートで森田が飛び出すも途中を抑えて、中野選手が中盤トップに。
ラスト、森田選手が追い上げて、差したかと思ったが、トップは中野選手!

2年ぶりの優勝だそうで、本人は大喜び。
気まぐれ天才型の森田選手にはアンチも居るのか、中野選手の優勝には大声援が飛んでいた。

タイムも日本記録に迫る高記録。
森田選手も派遣標準突破で、これまた世界水泳で汚名返上と行きたいですな。

インタビューで「一番得意としてる展開が出来た。五輪に出れなかった悔しさがあった」と語る中野選手。
一方、森田選手は「2冠達成、代表内定となった今大会の感想」を聞かれて
「最悪です」と答えて会場の笑いを誘った。

しかも「150で並んだんで、もらったと思って、残り10mで抜いてしまいましたぁ」と、ぶっちゃけコメントも炸裂させ、ファンを唖然とさせておりました(笑)。
ホント面白いわ、この選手。

【男子の200m背泳ぎ】
1位:中野 高(イトマン昭島)1:58.79
*派遣標準2突破(なお、正解記録はAaron Peirsolの1:54.74)
2位:森田智己(セントラル)1:58.84 派遣標準2突破

――そして、女子100mバタフライ。
200mで優勝したの中西悠子選手の2冠に期待が掛かったが。やはり、メダリストの貫禄が優り、1分切ったが堂々の優勝。
しかし、派遣標準突破はならず、残念。

【女子100mバタフライ】
1位:中西悠子(枚方SS)59.46
(なお世界記録は、Inge de Bruijnの0:56.61)
2位:土肥亜也子(コナミ)1:00.75
2位:渡邉 梢(群馬渋川SS)1:00.75

――続いて、男子100mバタフライ。
五輪銀の山本貴司選手が、親族に御不幸あったとかで不参加。プレゼンター参加も予定されていた、嫁の千葉すずさんも不在となった今大会(好調な日本競泳界、過去のわだかまりを拭うほど寛大になったか・・・と思ったんだが)。
ここは、50で優勝した高安亮選手がスタートからリード。2位以下を引き離しそのままゴール。
優勝とともに、遂に派遣標準を突破して代表に内定!やったぜ!

晴れ晴れとした表情でインタビューを受ける高安選手。おめでとう!

【男子100mバタフライ】
1位:高安 亮(コナミ東日本)52.67 
*派遣標準2突破(なお、世界記録はイアン・クロッカーの0:50.76)
2位:柴田隆一(日本大)53.67
3位:野正寛(秋田魁新報社)53.74
4位:河本耕平(ZEN)53.98

――そして、女子100m平泳ぎ
田中雅美さん引退で、今後の第一人者が注目されるブレスト。
50mで世界水泳代表を内定させたた中村沙耶香、200m優勝の種田恵が注目された。
結果は、後半追い上げた中村選手が優勝。2冠を達成するも、派遣標準突破は出来ず。

【女子100m平泳ぎ】
1位:中村沙耶香(NITTAI)1:09.74
(なお、世界記録はリーぜル・ジョーンズの1:06.37)
2位:川辺芙美子(イトマン)1:10.19
3位:坂口結子(中京大大学院)1:10.34

――そして、本日のメインイベント、男子100m平泳ぎ。

50mで世界水泳出場を決めたとはいえ、北島選手が本来得意なのが、この距離なのだから。注目も集まるってワケですよ。

そして、200の覇者・今村元気選手も登場。
予選のトップは北島(ホッ)。

本番はスタートから北島がリード(ホッ)。
ターンで北島が伸び、そのまま1位でゴール!
派遣記録を突破して、世界水泳の出場もGET(ホッ)。

北島選手、インタビューで「今大会は百点満点で10点。反省点があった」と語り。
王者の心に隙があった事を反省している風だった・・・。

【男子100m平泳ぎ】
1位:北島康介(コカコーラ)1:00.89 
*派遣標準2突破(なお、世界記録はBrendan Hansenの0:59.30)
2位:今村元気(ムラサキスポーツ)1:01.55
3位:山下 誠(中央大)1:01.77

これにて、全レース終了!

アテネの余韻で、好調を維持した学生選手権・短水路選手権経て、いよいよ過渡期的な調整の難しさが見え出した大会でしたなぁ。

「モチベーション云々」に関しては、世界水泳も目前なんだから言い訳にはならないと個人的には思っているのだが。

大きな大会にピークを合わせる難しさ・・・はあったと思う。
大きな大会とは世界水泳。それに合わせ、ピーク前の状態で、日本選手権を戦い、標準記録もクリアしなければならない・・・。

酷なハードルだが、これを乗り越えなければ代表の座は手中に出来ないので、仕方ない(本当は少し緩和して欲しいのだが)。

特に北島選手に関しては、今更ガタガタ言っても仕方ないし、「スタミナに不安のある200mは切り捨てて結果オーライ」くらいの気持ちでOKなのではないでしょうか?

50も厳しいから、100mに照準を絞って頑張って欲しいものです。

7月には大一番が控えています。頑張れ、日本競泳陣!!!