ハイ、本日は「代表作・アクアラング全曲演奏ライヴ」です。
当日券買える人は行きましょう!
来日公演初日は、演奏もコナれてて、I・アンダーソンさんも動けてて、素晴らしい公演でした。
フルート片手に欧州的な動きでした、アンダーソンさん。
パントマイマー的というか、ヨーロッパ舞踏的な動きというか・・・。
ワイト島のライヴに較べては「激しさ」は無くなっているが。優雅に、ユニークに進化しているとも言える。
「芸能を極めた」とも言えるような。ロックも伝統芸能ですからなぁ(笑)。
曖昧ながら、セットリストらしき物を・・・。
ちなみに待ち時間、場内にはZAPPAが流れてたそうで。
ギリギリに行った私が聴いたのは、ブルースナンバー。
「こりゃ『サンディ・フィーリング』や『ニューデイ・イエスタデイ』みたいな初期チューンやってくれるぞ」と期待も膨らんだのでした。
――で。演ってくれたのは。
・For A Thousand Mothers (STAND UPより)
・Nothing Is Easy (STAND UPより)
・Beggar's Farm (THIS WASより)
・Eurology (Ian Andersonのソロより)
・With You There to Help Me (BENEFITより)
・In the Grip of Stronger Stuff (Ian Andersonソロより)
・Weathercock (CHRISTMAS ALBUMより)
・Bouree (STAND UPより)
・Martin Barreのソロ曲
・Cheap Day Return (AQUALUNGより)
・Mother Goose (AQUALUNGより)
・Songs from the Wood/Too Old to Rock'n'Roll:Too Young to Die/Heavy
Horses(いずれもアルバムタイトル・チューン)
・Pavane (CHRISTMAS ALBUMより)
・Farm on the Freeway (CREST OF A KNAVEより)
・Budapest (CREST OF A KNAVEより)
・Aqualung (AQUALUNGより)
アンコール
・Wind Up (AQUALUNGより)
・Locomotive Breath (AQUALUNGより)
・Cheerio (THE BROADSWORD AND THE BEASTより)
*曲順に自信なし。途中、抜けてる曲が多分あり
――「Thick As A Brick(ジェラルドの…)」を演らなかったな。
あと、期待のブルースロック・ナンバー演らなかった(涙)。「ダーマ・フォー・ワン」も。
ただし、機材の進歩ゆえ、フルート内にマイクが内臓され、スタンドマイク前で吹かなくても良く、しなやかに動きながらのプレイが可能で、音色も細かいニュアンスまで聞き取り可能だった。
「Bouree」の音色、演奏は圧巻だった。
I・アンダーソンさん、声も出てました(マイクが良く拾ってた?)。さすがに高音は辛そうだったが、そこは熟練の歌でカバーしてましたな。
しかし、あの年齢で良く一本足演奏が出来るなぁ。
凄い足腰。鍛えてるのか?そうは見えないが。
元々老人みたいな風貌だったし、昔の方が不健康だったろうから、今の方が調子イイのか?(笑)
アコギやマンドリンに楽器を持ち替え、中心人物の面目躍如。
ギターのマーティン・バレも、渋いマンドリン演奏などを見せ、好サポート。
まぁ、途中で「フュージョン?」「ただのギターロック?」みたいな演奏始めた時には違和感を覚えたが。「ジェフ・ベックの公演は先だぞ」って感じで。
まぁ、ご愛嬌って感じでOKか・・・。
キーボードのアンドルー・ギディングスも、シンプルな鍵盤の前に居ながら、多彩な音色を弾き分け。
ジャズ、ロック、クラシックなど多彩な要素のプレイが出来る良いキーボーディストだと思いました(音色によっちゃ「メロトロン」みたいで、この人のプレイにより「プログレ」っぽくなったり、ジャズっぽくなったり曲調が変わった面もあり)。この人のプレイ聴けたのは収穫だったな。機材の進化万歳!
ベースのジョナサン・ノイスも、押さえるトコロをしっかり押さえ。時に複雑になるリズムをキープ(変拍子連発はプログレ的だよなぁ)。
ただ、ドラムスのドゥアン・ペリーって人は、叩き過ぎかなぁ・・・。
「アクアラング」の中間部、バスドラ踏み過ぎっちゅ~か、あれじゃ同曲独特の「うねり」が死にませんかねぇ・・・。
まぁ、ニューヨーク出身の人らしいが。セッションなどで、フュージョンぽいドラムも身に付けちゃったのかな~と。時々「現代的すぎてタル・サウンドに合わないじゃん」とか思わされて・・・。
上手いんですけどね、変拍子も楽々こなして。チマチマしたトコロが無くて・・・。
でも、少し気になりました。
そして、アンダーソン翁、初日券の即日ソールドアウト情報に気を良くされたのか。彼が現れた時の客席の大歓声に酔われたのか。
MCで実に機嫌よく喋ってくれてました(笑)。
英国的ユーモアというか、常にジョークが混じってて。英語が分かる人は毎回笑っておられた。
私の語学力では、それは無理だったが。
曲紹介にて、「次の曲は、誰ソレのお気に入りのアルバムから。そう『Led Zeppelin-IV』から!!!」なんて事を言い出し(笑)。
「ノ・ノ・ノ」なんて笑いながら引っ込む有様は笑わかせて貰いましたよ。
あと、曲のラスト、フルートで「決め!」の一音を吹かずに、これまた奥に引っ込んだり(笑)。
「ジェスロ・タルは、ヘビーメタル・バンドなんだぜ~」
「メタリカなんて“ピス・オフ”さ!(笑)」
――なんて「88年グラミー賞の最優秀ヘビー・メタル部門受賞ネタ」のジョークを炸裂させたりと、聞き取り可能なジョークは大満足させて頂きましたよ。
――続く
当日券買える人は行きましょう!
来日公演初日は、演奏もコナれてて、I・アンダーソンさんも動けてて、素晴らしい公演でした。
フルート片手に欧州的な動きでした、アンダーソンさん。
パントマイマー的というか、ヨーロッパ舞踏的な動きというか・・・。
ワイト島のライヴに較べては「激しさ」は無くなっているが。優雅に、ユニークに進化しているとも言える。
「芸能を極めた」とも言えるような。ロックも伝統芸能ですからなぁ(笑)。
曖昧ながら、セットリストらしき物を・・・。
ちなみに待ち時間、場内にはZAPPAが流れてたそうで。
ギリギリに行った私が聴いたのは、ブルースナンバー。
「こりゃ『サンディ・フィーリング』や『ニューデイ・イエスタデイ』みたいな初期チューンやってくれるぞ」と期待も膨らんだのでした。
――で。演ってくれたのは。
・For A Thousand Mothers (STAND UPより)
・Nothing Is Easy (STAND UPより)
・Beggar's Farm (THIS WASより)
・Eurology (Ian Andersonのソロより)
・With You There to Help Me (BENEFITより)
・In the Grip of Stronger Stuff (Ian Andersonソロより)
・Weathercock (CHRISTMAS ALBUMより)
・Bouree (STAND UPより)
・Martin Barreのソロ曲
・Cheap Day Return (AQUALUNGより)
・Mother Goose (AQUALUNGより)
・Songs from the Wood/Too Old to Rock'n'Roll:Too Young to Die/Heavy
Horses(いずれもアルバムタイトル・チューン)
・Pavane (CHRISTMAS ALBUMより)
・Farm on the Freeway (CREST OF A KNAVEより)
・Budapest (CREST OF A KNAVEより)
・Aqualung (AQUALUNGより)
アンコール
・Wind Up (AQUALUNGより)
・Locomotive Breath (AQUALUNGより)
・Cheerio (THE BROADSWORD AND THE BEASTより)
*曲順に自信なし。途中、抜けてる曲が多分あり
――「Thick As A Brick(ジェラルドの…)」を演らなかったな。
あと、期待のブルースロック・ナンバー演らなかった(涙)。「ダーマ・フォー・ワン」も。
ただし、機材の進歩ゆえ、フルート内にマイクが内臓され、スタンドマイク前で吹かなくても良く、しなやかに動きながらのプレイが可能で、音色も細かいニュアンスまで聞き取り可能だった。
「Bouree」の音色、演奏は圧巻だった。
I・アンダーソンさん、声も出てました(マイクが良く拾ってた?)。さすがに高音は辛そうだったが、そこは熟練の歌でカバーしてましたな。
しかし、あの年齢で良く一本足演奏が出来るなぁ。
凄い足腰。鍛えてるのか?そうは見えないが。
元々老人みたいな風貌だったし、昔の方が不健康だったろうから、今の方が調子イイのか?(笑)
アコギやマンドリンに楽器を持ち替え、中心人物の面目躍如。
ギターのマーティン・バレも、渋いマンドリン演奏などを見せ、好サポート。
まぁ、途中で「フュージョン?」「ただのギターロック?」みたいな演奏始めた時には違和感を覚えたが。「ジェフ・ベックの公演は先だぞ」って感じで。
まぁ、ご愛嬌って感じでOKか・・・。
キーボードのアンドルー・ギディングスも、シンプルな鍵盤の前に居ながら、多彩な音色を弾き分け。
ジャズ、ロック、クラシックなど多彩な要素のプレイが出来る良いキーボーディストだと思いました(音色によっちゃ「メロトロン」みたいで、この人のプレイにより「プログレ」っぽくなったり、ジャズっぽくなったり曲調が変わった面もあり)。この人のプレイ聴けたのは収穫だったな。機材の進化万歳!
ベースのジョナサン・ノイスも、押さえるトコロをしっかり押さえ。時に複雑になるリズムをキープ(変拍子連発はプログレ的だよなぁ)。
ただ、ドラムスのドゥアン・ペリーって人は、叩き過ぎかなぁ・・・。
「アクアラング」の中間部、バスドラ踏み過ぎっちゅ~か、あれじゃ同曲独特の「うねり」が死にませんかねぇ・・・。
まぁ、ニューヨーク出身の人らしいが。セッションなどで、フュージョンぽいドラムも身に付けちゃったのかな~と。時々「現代的すぎてタル・サウンドに合わないじゃん」とか思わされて・・・。
上手いんですけどね、変拍子も楽々こなして。チマチマしたトコロが無くて・・・。
でも、少し気になりました。
そして、アンダーソン翁、初日券の即日ソールドアウト情報に気を良くされたのか。彼が現れた時の客席の大歓声に酔われたのか。
MCで実に機嫌よく喋ってくれてました(笑)。
英国的ユーモアというか、常にジョークが混じってて。英語が分かる人は毎回笑っておられた。
私の語学力では、それは無理だったが。
曲紹介にて、「次の曲は、誰ソレのお気に入りのアルバムから。そう『Led Zeppelin-IV』から!!!」なんて事を言い出し(笑)。
「ノ・ノ・ノ」なんて笑いながら引っ込む有様は笑わかせて貰いましたよ。
あと、曲のラスト、フルートで「決め!」の一音を吹かずに、これまた奥に引っ込んだり(笑)。
「ジェスロ・タルは、ヘビーメタル・バンドなんだぜ~」
「メタリカなんて“ピス・オフ”さ!(笑)」
――なんて「88年グラミー賞の最優秀ヘビー・メタル部門受賞ネタ」のジョークを炸裂させたりと、聞き取り可能なジョークは大満足させて頂きましたよ。
――続く