◆3日目
――ここでも注目の柴田vs山田対決。
女子の800m自由形は、400のリピートを見ているような展開で。
柴田選手に大差負けだけはしないように・・・とも見える山田選手の泳ぎ。
結果は柴田、山田の順にゴール。これまた、山田なしでは完全に独泳のペースだったが。
派遣標準記録を切ったのは柴田選手のみ。ただし、記録は「8:32.64」と低調。山田選手の日本記録にも遠く及ばずで、やはりインタビューでも亜衣ちゃんスマイル浮かべつつ、不満げではありました。
プールを上がる時は「なんでだろ?」といった表情だった山田沙知子選手も、表彰台ではサバサバした様子。
しかし、「記録が出やすい横浜プール」との触れ込みだったが。まだ日本記録の1つも出ていない今大会。
短水路で記録続出だった時、「競泳は、こんなに新記録が次々でるものでは無いんですが」と言った高橋繁浩さんの言葉が思い出される。
【女子800m自由形】
1位:柴田亜依(T-Arena)8:32.64 *派遣標準記録2突破(世界記録は、Janet Evansの8:16.22)
2位:山田沙知子(コナミ西日本)8:35.09(日本記録は同選手の8:23.68)
3位:貴田裕美(群馬藤岡SS)8:39.53
――続く女子50m背泳ぎも、中村礼子vs伊藤華英の対決が注目されたが。
なんと短距離一発勝負で、先頭に立ったのはシドニー・メダリストの中村真衣選手!
アテネ行きならず、新潟地震で影響受けた練習環境、そのせいか「ふっくら」した体型などから「過去の人」と思われていたのだが(失礼!)、見事なスプリント力を見せて1位!世界水泳派遣標準記録も突破して、満面の笑顔!
タイムも世界記録にコンマ5秒差。参った、本当に日本女子背泳は層が厚いのね!!
なお、二位に入った伊藤華英選手も標準記録は突破。中村礼子選手は、まさかの3位で50mでの世界水泳出場ならず。
北島選手に続き、東京SSの選手が勝てない状況が続く。
【女子50m背泳ぎ】
1位:中村真衣 28.78
*派遣標準1突破(世界記録は、Sandra Voelkerの0:28.25)
2位:伊藤華英(セントラル)28.91
*標準2突破
3位:中村礼子(東京SC)29.04
4位:及川真沙紀(中京大)29.10
――そして、柴田と並び「五輪・短水路日本選手権・長水路日本選手権」と3大会連続で強さを見せている数少ないスイマー・森田智巳選手の登場。
男子50m背泳ぎ決勝、再び薄ら笑いで不敵に登場したこの小柄な男が(しかも、女性問題で3ヶ月間も海外遠征自粛させられたクセにですよ!)、今大会の新記録ゼロを救うのだから、これまた面白い。
それでも「世界に較べたら全然遅い」と、100%の笑顔を見せないのだから不敵というか、志が高いというか・・・。
【男子50m背泳ぎ】
1位:森田智己(セントラル)25.62
*日本新 派遣標準1突破(なお、世界記録はThomas Rupprathの0:24.80)
2位:宮下純一(筑波大)25.79 派遣標準2突破
3位:古賀淳也(イトマン埼玉)25.96
4位:山野井健太(岡山水連)26.08
――続く女子50m平泳ぎは、なんとか中村沙耶香選手が派遣記録を突破。
女子平泳ぎの空白を救った(?)。
【女子50m平泳ぎ】
1位:中村沙耶香(NITTAI)32.20
*派遣標準2突破(世界記録は、Zoe Bakerの0:30.57)
2位:三輪芳美(早稲田大)32.62
――そして注目の男子50m平泳ぎ!!
決死の表情の北島康介選手、気のせいか惨敗した初日とは目の力が違う気が(結果論なれど、あの時は彼独特の「目ぢから」が無かったもんなぁ・・・)
スタートから浮き上がりでリードする本来の泳ぎで、2位以下を引き離す北島パターンが復活。
見事、1位で派遣記録も突破。世界水泳出場を決めたのでした。これには会場も「ホッ」。
なお、200mで北島選手を破った今村元気選手は3位に終わっている。
「元カノ」とも言われるNHKゲスト解説の萩原智子さん(100m自由形日本記録保持者/昨年引退)が、素直に喜んでいるのが印象的だった。
【男子50m平泳ぎ】
1位:北島康介(コカコーラ)28.03
*派遣標準2突破(なお、世界記録は短水路で北島を降したオレグ・リソゴールの0:27.18)
2位:水田岳彦(アクラブ調布)28.67
3位:今村元気(ムラサキスポーツ)28.79
――続いては女子の200m個人メドレー。個々に得意の泳法があり、それによって順位が変わる面白いレースだ。
400mで圧勝した藤野舞子選手が、最初のバタフライからリード。背泳ぎが得意な竹内浩美選手が逆転するも、平泳ぎ・自由形で藤野選手追いつき差をつけて200も優勝。
五輪代表でW杯でも活躍した天野美沙選手は4位。
3位の森下愛子選手の名前を聞いてドキドキするワタクシは不純なのでしょうか・・・。
【女子200m個人メドレー】
1位:藤野舞子(拓殖大)2:16.35
(なお、世界記録はYanyan WU CHNの2:09.72)
2位:竹内浩美(アクラブ八王)2:17.41
3位:森下愛子(日本体育大)2:17.50
4位:天野美沙(桐蔭横浜大)2:18.12
―続く、女子100mは飛び抜けたトップ選手が居ない印象で。
1位になった浦部選手らの成長が期待される・・・って感じでしょうなぁ。
【女子100m自由形】
1位:浦部紀衣(KONAMI)56.40
(なお、世界記録はJodie Henryの0:53.52)
2位:山田渥美(上越)56.99
――そして、男子400m自由形にはタフガイ松田丈志選手の登場。
自身の日本記録更新を目指し、五輪8位のプライドを賭けてレースに臨む。
序盤は2位につけた松田選手、150mでトップに。日本記録ペースの速いレースだったが、最後は少しバテて記録更新はならず。
高校生の内田翔選手、またしても高校新で2位につける快泳!しかし派遣記録には及ばず、この点に関しては残念。
インタビューでは、松田選手が3冠目を喜びながらも「日本記録狙ってたので悔しい」と満足を示さなかったのが、第一人者の矜持を感じさせて偉かった。
◆男子400m自由形
1位:松田丈志(中京大)3:48.93
*派遣標準2突破(世界記録は、イアン・ソープの3:40.08)
2位:内田 翔(群馬SS)3:51.11 *高校新
――ここでも注目の柴田vs山田対決。
女子の800m自由形は、400のリピートを見ているような展開で。
柴田選手に大差負けだけはしないように・・・とも見える山田選手の泳ぎ。
結果は柴田、山田の順にゴール。これまた、山田なしでは完全に独泳のペースだったが。
派遣標準記録を切ったのは柴田選手のみ。ただし、記録は「8:32.64」と低調。山田選手の日本記録にも遠く及ばずで、やはりインタビューでも亜衣ちゃんスマイル浮かべつつ、不満げではありました。
プールを上がる時は「なんでだろ?」といった表情だった山田沙知子選手も、表彰台ではサバサバした様子。
しかし、「記録が出やすい横浜プール」との触れ込みだったが。まだ日本記録の1つも出ていない今大会。
短水路で記録続出だった時、「競泳は、こんなに新記録が次々でるものでは無いんですが」と言った高橋繁浩さんの言葉が思い出される。
【女子800m自由形】
1位:柴田亜依(T-Arena)8:32.64 *派遣標準記録2突破(世界記録は、Janet Evansの8:16.22)
2位:山田沙知子(コナミ西日本)8:35.09(日本記録は同選手の8:23.68)
3位:貴田裕美(群馬藤岡SS)8:39.53
――続く女子50m背泳ぎも、中村礼子vs伊藤華英の対決が注目されたが。
なんと短距離一発勝負で、先頭に立ったのはシドニー・メダリストの中村真衣選手!
アテネ行きならず、新潟地震で影響受けた練習環境、そのせいか「ふっくら」した体型などから「過去の人」と思われていたのだが(失礼!)、見事なスプリント力を見せて1位!世界水泳派遣標準記録も突破して、満面の笑顔!
タイムも世界記録にコンマ5秒差。参った、本当に日本女子背泳は層が厚いのね!!
なお、二位に入った伊藤華英選手も標準記録は突破。中村礼子選手は、まさかの3位で50mでの世界水泳出場ならず。
北島選手に続き、東京SSの選手が勝てない状況が続く。
【女子50m背泳ぎ】
1位:中村真衣 28.78
*派遣標準1突破(世界記録は、Sandra Voelkerの0:28.25)
2位:伊藤華英(セントラル)28.91
*標準2突破
3位:中村礼子(東京SC)29.04
4位:及川真沙紀(中京大)29.10
――そして、柴田と並び「五輪・短水路日本選手権・長水路日本選手権」と3大会連続で強さを見せている数少ないスイマー・森田智巳選手の登場。
男子50m背泳ぎ決勝、再び薄ら笑いで不敵に登場したこの小柄な男が(しかも、女性問題で3ヶ月間も海外遠征自粛させられたクセにですよ!)、今大会の新記録ゼロを救うのだから、これまた面白い。
それでも「世界に較べたら全然遅い」と、100%の笑顔を見せないのだから不敵というか、志が高いというか・・・。
【男子50m背泳ぎ】
1位:森田智己(セントラル)25.62
*日本新 派遣標準1突破(なお、世界記録はThomas Rupprathの0:24.80)
2位:宮下純一(筑波大)25.79 派遣標準2突破
3位:古賀淳也(イトマン埼玉)25.96
4位:山野井健太(岡山水連)26.08
――続く女子50m平泳ぎは、なんとか中村沙耶香選手が派遣記録を突破。
女子平泳ぎの空白を救った(?)。
【女子50m平泳ぎ】
1位:中村沙耶香(NITTAI)32.20
*派遣標準2突破(世界記録は、Zoe Bakerの0:30.57)
2位:三輪芳美(早稲田大)32.62
――そして注目の男子50m平泳ぎ!!
決死の表情の北島康介選手、気のせいか惨敗した初日とは目の力が違う気が(結果論なれど、あの時は彼独特の「目ぢから」が無かったもんなぁ・・・)
スタートから浮き上がりでリードする本来の泳ぎで、2位以下を引き離す北島パターンが復活。
見事、1位で派遣記録も突破。世界水泳出場を決めたのでした。これには会場も「ホッ」。
なお、200mで北島選手を破った今村元気選手は3位に終わっている。
「元カノ」とも言われるNHKゲスト解説の萩原智子さん(100m自由形日本記録保持者/昨年引退)が、素直に喜んでいるのが印象的だった。
【男子50m平泳ぎ】
1位:北島康介(コカコーラ)28.03
*派遣標準2突破(なお、世界記録は短水路で北島を降したオレグ・リソゴールの0:27.18)
2位:水田岳彦(アクラブ調布)28.67
3位:今村元気(ムラサキスポーツ)28.79
――続いては女子の200m個人メドレー。個々に得意の泳法があり、それによって順位が変わる面白いレースだ。
400mで圧勝した藤野舞子選手が、最初のバタフライからリード。背泳ぎが得意な竹内浩美選手が逆転するも、平泳ぎ・自由形で藤野選手追いつき差をつけて200も優勝。
五輪代表でW杯でも活躍した天野美沙選手は4位。
3位の森下愛子選手の名前を聞いてドキドキするワタクシは不純なのでしょうか・・・。
【女子200m個人メドレー】
1位:藤野舞子(拓殖大)2:16.35
(なお、世界記録はYanyan WU CHNの2:09.72)
2位:竹内浩美(アクラブ八王)2:17.41
3位:森下愛子(日本体育大)2:17.50
4位:天野美沙(桐蔭横浜大)2:18.12
―続く、女子100mは飛び抜けたトップ選手が居ない印象で。
1位になった浦部選手らの成長が期待される・・・って感じでしょうなぁ。
【女子100m自由形】
1位:浦部紀衣(KONAMI)56.40
(なお、世界記録はJodie Henryの0:53.52)
2位:山田渥美(上越)56.99
――そして、男子400m自由形にはタフガイ松田丈志選手の登場。
自身の日本記録更新を目指し、五輪8位のプライドを賭けてレースに臨む。
序盤は2位につけた松田選手、150mでトップに。日本記録ペースの速いレースだったが、最後は少しバテて記録更新はならず。
高校生の内田翔選手、またしても高校新で2位につける快泳!しかし派遣記録には及ばず、この点に関しては残念。
インタビューでは、松田選手が3冠目を喜びながらも「日本記録狙ってたので悔しい」と満足を示さなかったのが、第一人者の矜持を感じさせて偉かった。
◆男子400m自由形
1位:松田丈志(中京大)3:48.93
*派遣標準2突破(世界記録は、イアン・ソープの3:40.08)
2位:内田 翔(群馬SS)3:51.11 *高校新