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横浜国際プールに言ってきた③<br>高安亮、50mバタフライ派遣標準記録に及ばず!

2005年05月07日 | 生活
「日本記録を出すます!」
そう公言していた柴田亜衣ちゃんだったが。「記録での山田越え」を達成できず、インタビューでも、少し顔は曇り気味(もちろん「亜衣ちゃんスマイル」は見られたが)。
「200と800で頑張ります!」と続け、今後の日程に期待を抱かせた。

――続く決勝は「女子50mバタフライ」。
4コースのコナミ(カラフルなグラデーョン効いたウェアの色彩がキレイ)の土肥亜也子選手が、27秒39のタイムで優勝するも、派遣標準記録には届かず。
1位になっても、7月にモントリオールで開催される「世界水泳」の選考会も兼ねている今大会。
例え日本1位になっても、会場からは「あ~」なんて嘆息が聞こえ、本人の笑顔も曇るんだから、厳しいモノですよ。

まぁ、国際試合の経験なさそうな若い選手は無邪気に喜んでて、それはそれで とっても美しいけどね。

【決勝:女子50mバタフライ】
1位:土肥亜也子 コナミ東日本 27.39
(ちなみに世界記録=WRは、25.57。50mで約2秒差はとてつもなく大きい)

――そして、続く男子50mバタフライも私の注目レース。

本命は高安亮選手。
先の短水路でも、バタフライの第一人者らしい好調な泳ぎを見せていたし、なんと言ってもストックホルムでのワールドカップで「あのローランド・スクーマン(南ア)に競り勝った事がある」選手なのだ!!!!!

―――スクーマンが4種目泳いで後半スタミナ切れした50のバタフライでだけど。

それでも、スクーマンは同日の100mメドレーで短水路世界新を樹立した絶好調時で。

たとえ相手に疲れがあったとしても、最短競技50mでの勝利なんだから、私はESPNでの放送見て興奮しまくったワケですよ!!(記録こそ23.51秒で、イアン・クロッカーの短水路世界記録22.71には全く及ばないが、アテネでも金を量産したスクーマンに日本人が勝ったってのは物凄い事だと思うし、この回の映像は永久保存なワケですよ!!!)

――そして今レース。
3コースにはライバルで日本記録保持者・河本耕平選手の姿もあり。
色白の高安選手も男前だが、河本選手も彫の深いハンサム顔(短水路では、通路でファンに声かけられてたな)。
上半身の逞しさで、やや高安選手の見栄えがイイ。

日本記録更新、標準記録突破が期待されたレース。これまた「よーい」の声で会場が静まり返る中、スタート。

やはり本命2人が飛び出す形でレースは進み、ターンの無い長水路50mは「あっ」という間に終了。
つ~か記録そのまんま。「24秒17」で終わるのだ。

――で、会場からは「あ~~~~~」と、ため息。
「なんだ、なんだ!?」と思っていたら、場内放送の「惜し~い!!!標準記録まで1/100秒、届かず!!!」の声が。

はぁ、やっぱりワタクシ競泳観戦者としては初心者ですわ。
他の皆は、記録が頭に入っているのかね?(横の席のあんちゃんはスイマガ手に観戦してたが)

インタビューでは「まぁ、自己記録は更新したし。やっぱり1位は気持ちいいですよ」と語った高安選手。

昨年のアテネ五輪選考会でも、男子100mバタフライで派遣標準記録に2/100秒及ばなかった経験があるだけに、もう達観されてるのか?

イアン・クロッカー(米)の長水路世界記録は「23.30」。今回の高安選手、「24.17」は男子50の自由形ほど世界との差は無いワケで。
それでも出場できない、水連が設けたハードルの高さに驚く(どっかの業界は見習いなさいよ)。

【決勝:男子50mバタフライ】
1位:高安 亮 (コナミ東日本) 24.17
2位:河本耕平 (ZENhld)     24.28
3位:北本拓也 (福岡大)    24.40