あるBOX(改)

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村田諒太のデビュー戦は衝撃のTKO勝利!

2013年08月26日 | ボクシング
ロンドン五輪ボクシングのミドル級・金メダリスト村田諒太(27才/三迫)が、
8月25日に東京・有明コロシアムでプロデビュー戦を行なった。

6回戦とはいえ相手は現役のOPBF王者・柴田昭雄。
足もあって、村田の強打を避け続けてカウンターしてくる可能性もある。後半が強い。

そんな相手にどう戦うか。
普通はインドネシアのランカーとかだよなぁ。
(石田順裕の再起戦はそんな感じだったよな、予想通り・・・)

なんて考えてTV観戦していたら
村田は控え室から笑顔、入場でも同様。
五輪やプロテストも、そんな感じでの入場で驚かされたが
反面「さすがにプロ緒戦は緊張の面持ちだろう」と思ったもんです。
参ったねぇ・・・。

そして試合は圧巻の2回TKO勝利。

まず1R開始早々、右ストレートで先制!
「パンチが伸びる」印象ないのだが、届いている。
堂々とプレッシャーを掛けて同ラウンド終盤には強烈な右ストレートでダウンを奪う!

ダメージ深い柴田は次のラウンド、足とクリンチを使って回復を図るが
村田は右ストレートと左右ボディで相手を追い詰める。

右ストレートのカウンターから、もう一度
右を打ち込むとレフェリーが試合をストップした。

もう少し出来る気もしたし、
そもそもミドル級なら右ストレートの相打ちタイミングで
カウンターがヒットしたら、そこで倒すくらいじゃないといかんと思ったが

まぁ、その辺も含めて課題と言えるかも。
※けっこう柴田のボディワークで詰めの強打がはぐらかされていた

とはいえ、
観客から「強すぎる」と感嘆の声が上がる快勝。
今後が楽しみな衝撃デビューだった。


一方
同日、神奈川県座間市民体育館で行われた日本Lフライ級タイトルマッチは
挑戦者で同級1位の井上尚弥(大橋)が、王者の田口良一(ワタナベ)を判定で下して
新チャンピオンとなった。

デビュー4戦目での王座奪取は日本最速タイ記録。
辰吉丈一郎、平仲明信に並ぶ形となったが、KOを逃し両選手ほどのインパクトは無かった。

井上は田口のプレッシャーに対し、明白なダメージング・ブローを打ち込めず。
いきなりの左フックなどは決まっていたが、田口は根性で乗り切った。

ダウンなし、パンチのヒット数で上回り、最大6ポイント差の3-0採点だった。
井上の戦績は4勝(3KO)無敗。

終盤は疲れもあってか、はやった打ち方が目立った気がした。
パンチに体重が乗らず打ち抜きが足らず、精度も落ちてた。

井上も課題が残った試合となったが、
これで大橋会長は次戦での世界挑戦コメントを発さなくなったから
逆に良かったかも。

フジTVさんが久々にボクシングのタイトルマッチを放送した「ダイヤモンド・グローブ・スペシャル」
満足のプログラムで御座いました。