あるBOX(改)

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リナレスのタイトル戦は相手の負傷で中止

2013年11月02日 | ボクシング
プロボクシング元世界2階級王者でWBA世界ライト級2位のホルヘ・リナレス(28才/帝拳=ベネズエラ)

彼が3階級制覇を挑戦する予定だった11/10のタイトルマッチは、王者リチャード・アブリル(31才/キューバ)の右足首負傷というアクシデントで中止となった。

東京・両国国技館で予定されていた豪華興行。
山中やローマン・ゴンザレスとの揃い踏みの一角が失われた事は実に残念。
当日のチケットを購入していた方はお気の毒としか言いようがないが、そこはリナレス本人が一番無念な事だろう。

ボクシング専門誌でも次戦に関して「日本でタイトルマッチ出来るのが本当に嬉しい」と語っていたナイスガイ=リナレス。

今回も通訳を介さず、(自分のせいで中止になった訳でもないのに)
日本語で「ボクの試合を待っていた日本のファンの皆さん、ごめんなさい」と詫びたという。

「調子は今まで一番よかった」と残念そうだが、世界戦から変更されたノンタイトル10回戦に勝って「来年こそは挑戦してタイトルを奪う」と決意を新たにしたそうな。

正直「いろんな意味で恵まれた選手」として、心情的に余り応援してなかったボクサーなのだが
ここ最近のインタビューでの好漢ぶりには参ってしまった。

ここ数戦、挫折も味わったリナレス。
復調しているとはいえ、ライト級では身体のアドバンテージも無く、必ずしも「3冠は堅い」とは言えないのが現状だろう。

同日興行も、好調リナレスが良いKOを見せ、山中やゴンザレス、粟生らが好試合を見せればファンの溜飲も下がるというモノだ。

頑張ってほしい。