あるBOX(改)

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リナレスは右カウンター1発で初回KO!

2013年11月13日 | ボクシング
11月10日 東京・両国国技館
プロボクシング 10回戦 
ホルヘ・リナレス(帝拳/ベネズエラ)KO1R3分8秒 フランシスコ・コントレラス(ドミニカ) 

3階級制覇がかかった世界戦が、WBA王者リチャード・アブリル(31才/キューバ)の右足首けがで直前になって中止となったリナレス。
会見で「ケガが本当とは思っていない」とコメント。
暗に「リナレス絶好調の噂を聞いて逃げた」と言わんばかりだ。
好漢リナレスがそこまで言うのだから、中止が余程ハラに据えかねたのだろう。

そのウサ晴らしとばかりに初回右カウンター1発で試合を終わらせてしまったのだが、
それまではコントレラスの攻勢もあって「これは手こずるかも・・・」という印象だった。


長身コントレラスが前進して繰り出す左右連打はシャープで、リナレスが下がるシーンも見られた。
他の対戦相手との試合を予定していたというコントレラスは調整も充分といった様子。
しかし、ラウンド終盤に左ジャブから右ストレートを打とうとした瞬間、逆にリナレスが電光石火の右をカウンター。
一瞬速くヒットしたブローは効果満点!
元WBCカリブ・スーパーライト級王者は腰から倒れ、大の字になった。

痛烈なKO勝利でファンにインパクトを与えたリナレス、絶好調は噂だけではなかった。

11年10月、3階級制覇に挑んで失敗した後、名伯楽イスマエル・サラス・トレーナー(キューバ)に師事。
相性は良いでしょう。序盤、柔らかく動こうとするなど、動作に磨きが掛かったように見える。

「ワタシ、いまが一番強いよ」と日本語で答えるリナレス。
WBC暫定王者のオマール・フィゲロア(23才/米国)に世界挑戦の照準は変わる予定だが、
「年内でも、来年でも、いつでもいいよ!」とリナレス。

戦績を35勝(23KO)3敗とし、いよいよ3階級制覇が見えてきた印象だ。