あるBOX(改)

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粟生もロメリを1RKO

2013年11月14日 | ボクシング
11月10日の東京・両国国技館興行を、まだ日記で引っ張ってます。

プロボクシング 10回戦 
粟生隆寛(帝拳) KO1R3分3秒 エドガー・ロメリ(メキシコ) 

元世界2階級王者の粟生隆寛(29才)が好調な出来で1回KO勝ちを果たし、世界王座の再戴冠をアピールした。
粟生は序盤から左ストレートが良く伸びて、ロメリは早くも面食らった表情。

相手パンチに合わせた左アッパーのボディブローが炸裂すると、ロメリは腹を抱えて横歩き。
追撃の左ストレートで弾かれたようにダウンしたメキシカン。
立ったが直ぐにロープに詰められ、粟生の右フックを完璧なタイミングで貰ってしまって万事休す。

7月に米国で2回KOで再起戦を飾り、デビュー当時以来の連続KOを果たした粟生。
元2階級王者とはいえ、防衛回数もインパクトあるKO防衛もないだけに、
このまま「3階級制覇」と吹かれても納得いかないし
いまだにリングアナに「史上初の高校6冠王者」とコールされるのも微妙だ。

今回の出来は良かったが、ディアス相手に陥落した試合では
「これが世界戦を戦う選手か?」と思うほど身体の力が無かった。

現在は体調管理も含めて練習に工夫も見られるそうで、一時は「引退勧告」を突きつけた本田明彦会長(66才)も
再挑戦に向けて再度のバックアップ体制を組む模様。

まぁね
アレクシス・アルゲリョやH・アームストロングの時代じゃありませんから
「階級アップは、自分の王座に挑んでくる相手が居なくなるか、減量が限界になってから」なんて
言うのもヤボかも知れませんし

今年亡くなったエミール・グリフィスが、世界ウェルター級王者時代にミドル級進出を
目論んで、時の世界1位ルビン・カーターと対戦し、初回でKOされてしまった・・・なんて
階級の壁を懐かしむ気持ちも無いことは無いですが。

あまりウルサイこと言っても仕方ないんでしょうね。

仮にも「3階級制覇」なんて口にするからにゃ、粟生選手には名実伴った実績を身につけて欲しいですなぁ。
まずは敵地で世界1位と「挑戦者決定戦」なんて試合に臨み、快勝してくれたら文句は無いんですがね。