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児童文学作家の松谷みよ子さん死去

2015年03月10日 | 生活
児童書「いないいないばぁ」や「いいおかお」などで知られる、
児童文学作家の松谷みよ子さんが、先月28日に都内の病院で
亡くなったとのこと。
享年89歳。死因は老衰だそうです。

戦時中、疎開先の長野県で児童文学を学び、昭和26年にデビュー。
昭和35年に、母親が龍になったと聞かされて育った男の子が母親を
求めて旅をする物語「龍の子太郎」を発表。
世界中で翻訳され、国際アンデルセン賞優良賞に輝いた。



絵本「いないいないばあ」は、両手で顔を隠した動物が登場し、
ページをめくると顔が分かるというユニークさで人気を集めた。
松谷さんの作品は、戦争の悲惨さを扱った作品も数多く、広島の原爆を
テーマにした「ふたりのイーダ」などでも知られていたとの事。

我が家では「のせてのせて」を最も読んだなぁ・・・。
「あかちゃんの本」シリーズの1冊で。
1969年の出版以来、乳幼児向けの本としてロングセラーを続ける名作。



「まこちゃんの じどうしゃです はしりますよ ブブー」で始まる絵本は
「ストップ! のせてのせて」と、ウサギが手をあげ停車する展開に。
ウサギを乗せて びゅーんと走っていると、今度はクマが手をあげ
また乗員追加。

みんなで「ブブブー」と走っていると、またまたストップ!
今度はだれかな?



最後はトンネル。
そこを抜けた開放感は理屈じゃない楽しさあり。

優しい絵、繰り返しパターンと擬音は、赤ちゃんが喜ぶ要素満載で
ウチの子がオムツしていた頃、読み聞かせたら、キャッキャ言って
喜んでいましたっけ(遠い目)。

関係者によると、
来月4日、東京・港区の青山葬儀所でお別れの会を開く予定との事。

「いないいないばぁ」や「のせてのせて」何度も何度も読ませて
いただきました。
まだ読んでいない本も図書館で借りようかと思います。

老衰ゆえ、安らかに永眠されたことと思います。
松谷みよ子さん、長い間ありがとうございました。