再結成FREEも限界が近付いた。
ロジャースとフレイザーが揉め、時にはコゾフとロジャースで
殴り合う、そんな日々にポール・コゾフも音を上げた。
結局、アンディ・フレイザーは逃げ出した。後にフレイザーは
「自分にはコゾフに付き合ってやれるだけの強さは無かった」と
告白している。
ただし、彼とてプロだった。
再解散前のアメリカツアーでは悲願の米国制覇を果たそうと、
懸命にプレイした事が非公式盤で聴き取れる。
「THE METALLIZED BLUES」では、コゾフの調子が良い事もあって
「FREE LIVE!」に引けをとらない演奏が繰り広げられている。

「オール・ライト・ナウ」では終盤サビのバックで自由自在に
ベースを弾きまくるアンディがいる。
それまで聴いたこともないフレーズが「これでもか」と披露されるのだ。
圧巻は、やはり「ミスター・ビッグ」。
終盤のベース・ソロは凄みを増しており、壮絶の一言。
アンディの代名詞とも言える同曲は、他の70年代ロックの
長尺ソロと違い、あくまでアンサンブル内でのベースソロゆえ、
いま聴いても古さを感じさせない。
70年のTVプログラムで放送されたMr.Bigは、
コゾフのギターソロ(これもチョーキング連発で凄い!)が
やがてアルペジオに代わり、ドラムの連打からベースソロへ
展開する流れを理解できず、暫くコゾフやロジャース
(これもマイクアクションがカッコイイ!)を映してるんですよねぇ。
「違うよ!フレイザーの見せ場なんだよ!フレイザーを映せよ!」
「つ~か、フレイザーの手元をUPにしろ!!」と何度叫んだ事か・・・。

なお、少し前にFREEの初期ライヴ音源を聞く機会があったのだが、
「Mr.BIG」以前にアンディの見せ場となっていたのは、意外にも
インストゥルメンタル曲の「SUGER FOR Mr.MORRISON」だった。
動画サイトでも触れることが出来る同曲は、独白の如きベース音から
始まり、やがてジャズのインプロビゼーションのような展開を見せる。
スタジオ・ヴァージョンでは淡々と進む同曲だが、ライヴ演奏では
ギターとベースが絡む、スリリングな展開に耳を奪われる。
コゾフとフレイザーでのコール&レスポンス、そんな印象さえ受けた。
FREEというのは、そんな側面も感じさせる奥の深いバンドだったんだなぁ
・・・なんて
今更ながらのように感じるのです。
ロジャースとフレイザーが揉め、時にはコゾフとロジャースで
殴り合う、そんな日々にポール・コゾフも音を上げた。
結局、アンディ・フレイザーは逃げ出した。後にフレイザーは
「自分にはコゾフに付き合ってやれるだけの強さは無かった」と
告白している。
ただし、彼とてプロだった。
再解散前のアメリカツアーでは悲願の米国制覇を果たそうと、
懸命にプレイした事が非公式盤で聴き取れる。
「THE METALLIZED BLUES」では、コゾフの調子が良い事もあって
「FREE LIVE!」に引けをとらない演奏が繰り広げられている。

「オール・ライト・ナウ」では終盤サビのバックで自由自在に
ベースを弾きまくるアンディがいる。
それまで聴いたこともないフレーズが「これでもか」と披露されるのだ。
圧巻は、やはり「ミスター・ビッグ」。
終盤のベース・ソロは凄みを増しており、壮絶の一言。
アンディの代名詞とも言える同曲は、他の70年代ロックの
長尺ソロと違い、あくまでアンサンブル内でのベースソロゆえ、
いま聴いても古さを感じさせない。
70年のTVプログラムで放送されたMr.Bigは、
コゾフのギターソロ(これもチョーキング連発で凄い!)が
やがてアルペジオに代わり、ドラムの連打からベースソロへ
展開する流れを理解できず、暫くコゾフやロジャース
(これもマイクアクションがカッコイイ!)を映してるんですよねぇ。
「違うよ!フレイザーの見せ場なんだよ!フレイザーを映せよ!」
「つ~か、フレイザーの手元をUPにしろ!!」と何度叫んだ事か・・・。

なお、少し前にFREEの初期ライヴ音源を聞く機会があったのだが、
「Mr.BIG」以前にアンディの見せ場となっていたのは、意外にも
インストゥルメンタル曲の「SUGER FOR Mr.MORRISON」だった。
動画サイトでも触れることが出来る同曲は、独白の如きベース音から
始まり、やがてジャズのインプロビゼーションのような展開を見せる。
スタジオ・ヴァージョンでは淡々と進む同曲だが、ライヴ演奏では
ギターとベースが絡む、スリリングな展開に耳を奪われる。
コゾフとフレイザーでのコール&レスポンス、そんな印象さえ受けた。
FREEというのは、そんな側面も感じさせる奥の深いバンドだったんだなぁ
・・・なんて
今更ながらのように感じるのです。