あるBOX(改)

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余韻:アルティ・エ・メスティエリ日本公演(2)

2015年07月07日 | 洋楽
そして、何と言ってもメル・コリンズ(sax)の登場。

70年代クリムゾンのメンバーとして、英国ロックのセッション・
プレイヤーとして欠かせなかった人物。

バッド・カンパニーの1stでも
「ドント・レット・ミー・ダウン」で素晴らしいサックス・ソロを
聴かせてくれてた貴重なる存在。

2014年のクリムゾンに再び参加し、米ツアーに帯同。
ファンを大喜びさせてくれた。



今回のアルティエ来日公演で、メルの迎えてクリムゾン曲を
演る・・・と云うのは聞いてたが
コンサートが進むとアッサリ「スターレスを演やるよ」と
アルティエ・メンバーが曲名を説明しちゃって。

ファンが盛り上がったトコロで「まだアルティエの曲も演るから、
そっちも宜しくね」みたいなコト言って笑かしてくれました。

歌詞は「イタリア語で」と云うわけで、またコンサート中に
紙飛行機を飛ばす、オネェなんだか何だかワカラナイ歌い手さんが
頑張ったのでした。



まぁ、「スターレス」に先立って数曲参加したメルさんだったが
その音色がクリア過ぎてですね。
グレン・フライの「ユー・ビロング・トゥ・ザ・シティ」かよ!?
・・・と言いたい程のアーバン振りでしたよ。

また、この日の公演は鍵盤好きオーディエンスにも
堪らんモノがありまして。

メロトロンの音、グランドピアノの音、ハモンド・オルガンの音、
シンセの音(P・モラーツみたいな音色あり)・・・と、色んな
サウンドが楽しめました。



そんな感じでメロトロン・サウンドで幕開けた「スターレス」。
ややキーが合わずヴォーカリストが少し苦しそうだったが、
歌メロを崩さず歌いきり、ワタシャもう感無量・・・と
言いたいトコロですが。

原曲の中盤で聞かれたビル・ブラッフォードの何とも
言えない間のカウベル(?)は全然再現されず。

サックスソロのインタープレイ・シーンではフリオが超高速で
叩きまくり、グループ一同が塊となって大疾走!

「おいおい、メルのソロが聴こえないじゃねーか!!」と、
突っ込みたくなる走りっぷり。

出ましたよ、フリオのバイオミック・ドラミング!!
ワタクシ呆気に取られてしまいました・・・。

まぁ、これを聴けた(見れた)だけでも、川崎まで来た甲斐が
あったというものですよ。