あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

最近の愛聴盤「C・スクワイア・ソロ」「危機」

2015年07月23日 | 生活
最近よく聴いているアルバム。

2週間ほど前には、亡くなったクリス・スクワイアの
ソロ・アルバム「未来への飛翔-フィッシュ・アウト・
オブ・ウォーター」を良く聴いた。



バリバリに弾きまくるベース、YESではバックに
専念していたヴォーカル。
YESでは使われる事の無かったサックスも導入され
バリエーション豊かな楽曲が聴かれる。

そりゃ、
リード・ヴォーカルとしてJ・アンダーソンの個性には
及ばないが、クリスの声が前面に出てくると、何とも
言えない感慨を覚える。

その歪んだ音色の疾走ベースは、黒人がファンクで
モノにしたチョッパー奏法とも違う、白人が到達した
極北とも言える。

J・エントウィッスルが推し進めたスタイルを継承し
独自の音色で奏でたスクワイアに合掌・・・。



最近は、イエスの「危機」。
スクワイア絡みって事もあるが
個人的に身内に不幸があったりして、余りロックを
聴く状況ではなかったのだが、移動の際にやたらと
聴いた。

不謹慎も何もない、死生観を超えた音がそこにあり
ただただ身を任せて目を閉じ、聴き入った。

「I Get Up,I Get Down」「Seasons Of Man」

後に聴いても、その事を思い出して悲しい気持ちに
なる事もないだろう。

それぐらい感情の昇華を助けてくれた楽曲だ。

過去を思い巡らす曲ではない。
常に近未来を思わせてくれる曲だ。

1972年に聴いても、2015年に聴いても、近未来を
感じさせてくれる、どこの国のモノでも、どこの
星のモノかも分からない、喜怒哀楽も昇華した、

そんな曲だ。

そんな曲を残してくれた、YESのメンバーには
改めて感謝したい。