さて、片渕監督の今後に関して。
6月12日から6月17日の間フランス・アヌシーにて開催される、
「アヌシー国際アニメーション映画祭2017」長編コンペ部門に
出品することになり、監督も現地入りが決まっているとの事。
その際、「出来上がった映画を見てもらいました」ではなく、
日本でやったように「作るまでの過程を知ってもらおう」と
語っていく心づもりなんだそうな。
今回のイオンシネマ幕張新都心の舞台挨拶でも「初めて見るという
お客様」挙手が行われたが、手を上げたのは数人~十数人。
監督は「200万人いっても完全に延べ人数だ~」みたいに嘆かれ(?)
ましたが。
それでも、イオン幕張新都心が埋まったことを喜び、「200万人と
言ったら…。東京ドームが満杯で5万人だから…」と勘定法を披露。
以前は電車に乗っても「この中でオレの映画を見た人は1人いるか
どうか…」と思われたそうだが、だいぶ心構えが変わられた様子。
※いい意味でですよ!
そして最後は観客を背に記念撮影。
イオン幕張新都心支配人さんが音頭を取って皆で一緒に掛け声!
支配人:「わしらのULTIRAが~!!」
観客席:「ええ音鳴らしとるでぇー!」
支配人:「まだ撮ってます。語尾を伸ばして~」
観客席:「でぇ~ぇ~ぇ~!!」w
皆、笑顔になって退場。
監督は5分休憩後にサイン会へ。我々は表の大型ビジョン前で待機。
なんと「今回の購入品じゃなくてもOK。私物にでもサインします」
~という大盤振る舞い!
よって凄まじい列が並びました。
次の上映の入場に差し障りが出そうなほど!
スタッフの皆さんが列を整理し、折り返しが何箇所も出来上がり。
その間、支配人さんが何故かガルパンのクリアファイルをかざして
最後尾を誘導。私は一瞬「この列は本当に片渕監督サイン会のもの
なのか?」と混乱したが、まぁ空気を読んで並びました。
待ってる途中、蒲田くんのガシャポンを再度開封…って、うちゃ何を
やっとるんじゃろう…。
列は、まだまだ折り返し地点が見えん。
サイン会は始まっている模様。スタッフさんも「サインはお一人一点」
「監督との会話はサインの最中のみとさせていただいております」と
説明している。
でもね、ファンの人が感激を一生懸命伝えようとしてるのが分かるから、
文句なんて頭に浮かび言いませんよ。
次の上映作品のチケット購入者もいて、そういう人に呼びかける係員さん。
それで先に行ってもらっても構いませんよ。
みな、そんな表情。
私の付近にも次時間のチケット購入した人がおり、呼びかけに応じてました。
もう、仲間の気分ですよ。
上映時も、OP直後に入ってきた人に「良かったね、ギリギリ間に合って」と
いう気持ちが沸きましたよ。
やっと回ってきたサインの順番。
その前も一人一人と丁寧にお話しされてた片渕監督。ずっと笑顔です。
感激です。
「お疲れのところすいません」と声がけして差し出したパンフレットに
サインをいただきました。
少しお話もできました。感激と感想を伝えたら、笑顔で応えてくれました。
ああ、行って良かった。
※サイン会は、まだまだ続いてました。400人以上は並んでたのでは?
そして、余韻を残しつつイオンモール幕張新都心を後にする。
そして、我が遠征の流儀。
現地のラーメンを食う。
海浜幕張駅前の麺屋空海。塩ラーメンが旨かった!
満足しながら、京葉線の快速に乗り、都内に向かった。
ありがとう、イオンシネマ幕張新都心。
ありがとう、「この世界の片隅に」。