あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

目黒シネマ「シン・ゴシラ トークバトル」に行った(3)

2017年06月11日 | アニメ・特撮
映画ファンと言えば、元々がそういう御三方。

「目黒シネマ」という名画座の壇上にいる事に感無量な様子も。
樋口監督は「歴史ある映画館。自分は高校卒業するかそこらで
『Uボート』を見に来た」。

樋口尚文氏は、満員の客席を見て「満員の映画館ってイイですね」
「昔は超満員、立ち見ってのが良くありましたよね」と嬉しそう。

家族で来ていた子どもに対して「こういう満席の映画館で立ち見
なんて、いい経験ですよね~。親御さんがいい方なんでしょうね~」
…と、これまた笑顔でコメント。



樋口監督は、「目黒シネマで上映して欲しい映画として韓国映画の
3本立て」を希望。
「アシュラなんてイイと思いますね~」と、これまた嬉しそう。

壇上の皆さんは大いに肯く。
※スイマセン、私は分かりません…。

開田氏には「キングコング:髑髏島の巨神」ポスターについての
話題が振られた。

意外な事に開田さんが怪獣映画のポスターを手掛けたのは、この
映画が初めてなんだそうだ。

これには客席の皆も驚いた様子だった。



ご本人が
「今までは怪獣映画のポスター書いたことないから怪獣絵師じゃ
ないじゃんって言われてたけど、これでOKかな」…と語った時には
ダブル樋口から「そんなコト言う人いないでしょ」と突っ込みが入る。

それでも「いや、自分の中のもう一人の自分が…」と続ける開田氏に
「ああ、自分に厳しいクリエーターなんだなぁ」と感服の念がわく。



今回のポスターに関しても、資料がなくて苦労したと。
普通にUPされてる予告編のYoutube画像を見て参考にした。
「Youtubeってスロー再生できるんだ!」と今回初めて知ったと。

ヘリコプターはプラモを購入して資料にしたそうで、
「それで充分だったかは何とも…」というコメントには、場内から
「いやいや、あなたスゲェよ!」という視線が向けられました。



トークイベントも終了が迫り、「最後に一言」の時間となる。

樋口尚文氏は、「シンゴジラ」に写真出演した岡本喜八監督に
ちなんで、佐藤勝コンサートを紹介されました。
御馴染み、オーケストラ・トリプティークの公演です。



「ゴジラ対メカゴジラ」もあるよ…と、説明あったところで

お三方から伊福部昭百年紀公演の感想が飛び出した。
「いや~、凄かったよねぇ」
「大魔神のピアノ、あんな形で弾いてたのかって驚いた」
「両腕をこ~んなにしてね~!」と言って一気に盛り上がる。

※両手使ったクラスター奏法ですね!



樋口尚文氏は「ぜひ(トリプティークの公演を)見に行って下さい」と
客席のファンにも宣伝。

客席を「代表がいますから」と示すと、若くスラリとした女性が立ち
上がって皆に挨拶した。

う~ん、「シン・ゴジラ」「この世界に」「伊福部百年」
「オーケストラトリプティーク」という、馴染みの言葉が
行き交うとは。

私に取って実にオトクなイベントなのだ・・・と、個人的に嬉しくなった
ものです。



そして、開田氏のコメントは
「2018年ついに都内で開催される生頼範義展」に関して。

権利など色々あって東京での開催は難しいと言われた原画展。
期間は実質2週間ゆえ忘れず見て欲しいと述べられた。

開田氏自分も「見に行きます」…と。
「でも凄い絵だから『敵わねぇ~』と打ちひしがれるだろう」という
開田氏に「いやいや、遺志は継いでますよ」と語りかける盟友たち。
※私も同じ気持ちで御座います。



そして樋口監督。
「(先の事は)まだ言えねぇ~」と辛い表情。色々とおありな模様。
開田さんも「まだ、ちょっと口外できない事がある」とコメント。
※「キングコング」の時も中々言えなかったそうな。友人にも…。

樋口監督、このイベント中に開田さんに促され、何度も喋ろうになり
「あぶない!」「言えないよ~。誘導されそうだっだよ~」と笑って
おいででした。

こういうのも、イイですよねぇ~。



1500円で映画2本観られる名画座。いまや少なくなってますから。
また面白そうな映画の併映あったら是非行ってみたい。

何と言っても今は「シン・ゴジラとキングコング」ですからね!
16日まで上映してるから「もう一度シンゴジラを劇場で」と思う
人はゼヒ行きましょう。

※当初「関係者以外の録音・撮影は禁止」でしたが、宣伝を条件に
 オッケーとなりました。

イベントの終了が告げられ、「宇宙大戦争マーチ」で御三方は退場。
満場の拍手は何時の間にかマーチに合わせた手拍子になっていた。
※というか、登壇者が音頭を取っていましたよ



「バトルトーク」と言いつつ、壇上も館内も和やかなムードで、
樋口監督も「ここに居る人たちは味方だからさぁ」と気を許して
くれておりました。
※「言えない事・・・」は大人の事情ですからねぇ

ロビーには開田氏と樋口監督の合作サインあり。
スタッフから「皆さん見ていって下さい」の案内あり、ファンは喜んで
イラスト入りのサインを写真撮影。

※なんと床には縮小版ゴジラの足跡のありましたよ!

アンケートには「見てみたい併映リクエスト」あり。



個人的には、目黒シネマで「この世界の片隅に」を見たいなぁ。
ぜひ「アリーテ姫」と併映で!
アットホームな雰囲気が、とても似合うと思うよ。

逆に「シン・ゴジラ」をイオンシネマ幕張新都心9.1CHでも見たい。
物凄い迫力になるだろうから。



以前、串田アキラさんのR&Bライブを観に行った時、真ん前を通って
気にはなっていた目黒シネマ。

今回おとずれる事が出来て嬉しかったです。

また来たいと思わせてくれる映画館ですよ!

目黒シネマ「シン・ゴシラ トークバトル」に行った(2)

2017年06月11日 | アニメ・特撮
キングコング見終わった人たちがゾロゾロ出てくる中、入場。
中は狭め。空席を探すが既に荷物で場所取りしてあって…。

結局、立ち見!
久々だよ、映画の立ち見なんて。

※ネットなどの事前予約なし、整理券なし…だから。
 ホント「昔ながらの名画座」さんです。



スクリーンは、在前列で見れば前日のイオンシネマ幕張新都心の
最後尾くらいのイメージで見れそうだ。
※でも、今回の私は最後尾で立ち見…

上映前に注意説明あり。
目黒シネマでは、「飲食の物音やスマホのライトも御注意」と
言うことで
「飲み食いする時は気をつけて」「スマホは御遠慮」のスタンス。

※それなのに上映直後にスマホの明かり点けてた人も居たんだよな。
 残念だよねぇ…。



映画自体はね。
間違いなしですよ。6回も見てますからね。

それでも高橋一生クンの「…ごめんなさい」では笑いが起こり、
はいりちゃん登場でホッとする。そんな雰囲気。

そしてエンディング。やっぱり拍手。
自宅のBD鑑賞での字幕チェックも楽しかったけど
※「Jアラート」とか言ってたんだねぇ…。最近ミサイル絡みで
 良く聞きましたが…

映画館で見てこその「ゴジラ」。改めてそう思いましたわ。



そして、準備時間を置いてイベント開始。
いつの間にかスタッフさんがコスプレしてる。シンゴジラ形態変化、
そして支配人さんらしき人は、ワイシャツに首タオルで、塚本晋也
監督になっている!

※目黒シネマはイベント時に毎回コスプレあるらしい。
 後に出てきた樋口尚文氏は「プログレな支配人」と呼称されて
 おりましたよ。

少し暗くなった場内に「ドーン」と響く足音。
そして、ゴジラの鳴き声。そして、ゴジラのテーマ!



樋口真嗣監督・怪獣絵師の開田裕治さん・映画評論家の樋口尚文氏の
お三方が拍手に迎えられて登場。

なんと樋口監督は「シンゴジラ」関連トークは初登壇との事。
※表彰は良くされておいででしたが…。

それぞれの紹介あったのち、樋口尚文氏が「いや~、急に話が来てさ」。
「イベント決まった?そう。で、オレが出るの!?」のノリ。

支配人とは仲がいいから…で済ましてる感じ。いいねぇ。

樋口監督は、当事者だけに言えない事が多そう。
しかし、「キングコングのファンだから!」として、その立場を強調
してのコメント。



開田裕治さんが「この世界の片隅に」も、何度も観た作品と挙げて、
参加型といった定義を付けされ、さらに「徹底した細部の調査と再現」
という共通項も挙げてたのも印象深かかった。

そんな感じで話を振られ、
「答え出ちゃってますよね」と応じる樋口監督。(笑)
「質疑応答でも、だいたいボクが答える前に完結してるんですよ」と。

よって受け手が感じたそのままでイイのではないか…と。

「そもそも不親切だし」「説明不足だし」と色んな意見が出る。
「最初は唖然とした。いい悪いじゃなくて」。



樋口尚文氏は「アバンギャルドだし、プログレ」とも表現。
樋口監督は大林宣彦監督「理由」という映画を挙げ、カメラ目線で
台詞量も多い映画もあるんだから、それもOKなんだと思ったと
非常に興味深い事を語られた。

樋口尚文氏は「あれこそアバンギャルド」とコメント。映画のプロが
語り合ってる雰囲気が凄い。

「シンゴジラはゴジラの出番が少ないって言われなかった?」と聞かれ
樋口監督は「全体の20%くらいかな」と返答。
「でも初代の割合もそれぐらいだから」…とも。

何か言われても「初代がそうだから」と言えば許してもらえる…と。

それでも「シン・ゴジラ大盛況で良かったですよね」と言われて、つい
樋口監督は「でも『君の名は』の3分の1だから」とコボしちゃう。

※カ、カントク、それって一番言っちゃいけない事なんじゃ…!



目黒シネマがキングコングとシン・ゴシラ組み合わせた事について
樋口監督はコメント。

「よくぞ組み合わせてくれた。シン・ゴシラには無くてキングコング
にはある。そういった部分が存在する。(併映で)それを補完して
くれている」というふうに語り
「また逆にコングにないものがシン・ゴジラにある」と。

※説明部分、エンターティメント性、リアリズム?

「キングコング」に関しては邦題にも言及。「髑髏島ってのがイイ」。
「島って大事だよね」「島だからOKな部分も多い」。
有無を言わせない閉じられた世界。

島には「居る!」で済んでしまう説得力(?)がある。
ゴジラ・シリーズだって後半は「怪獣ランドって島」。

ゴジラが普通にいる。居てもイイ。
「なんでいるの?」・・・「だって島だもの」

※口調などは一部筆者が演出しております。



邦題は「変えてもイイんだ」って話題にも。

てっきりアポロのネタかと思ったら、別のタイトルが語られた。
この辺は熱心な映画ファンじゃない我が身が悔しい・・・。

(続く)

目黒シネマ「シン・ゴシラ トークバトル」に行った(1)

2017年06月11日 | アニメ・特撮
連日のイベント上映会。

今日は目黒シネマ。「シン・ゴシラ トークバトル」



BDも買って観たが、やっぱり映画館がイイよね・・・と足を運んだ。
目黒シネマ「シンゴジラ」「キングコング髑髏島の巨神」併映記念。



樋口真嗣監督・怪獣絵師の開田裕治さん・映画評論家の樋口尚文氏が
登場するという事で、大いに期待。



一時間前に来たのだが、その場で補助席of立ち見を告げられた!
しかも買ったら再入場なし。
少し申し訳なさそうなスタッフ女性に「大丈夫」と言って券を購入。



入場したらシンゴジラのポスターたちが出迎えてくれたよ。
売店もグッズで華やかだ。
パンフからTシャツから商品も多い。



切符もぎり時に渡されたのは手書きのパンフ。味があっていいな。
そして、アンケート用紙。
(これは待ってる間に少し書いておこう)



椅子を案内してもらった。スタッフのお姉さん優しい。
まぁ、今はスマホあるから時間潰しは大丈夫。
壁の掲示物見てても楽しいし。



でも、待合の椅子脇の本棚には映画本が並んでいるんだな。
「どうぞご自由に」の体でね。

「テリー・ギリアム」の本とか気になったが、短い時間じゃ読破は
出来なそうなので断念。

しかし、こういうトコロが名画座っぽくてイイなぁ。



花も届けられている。

なんと「内閣委総理大臣 矢口蘭堂」からだ!
10年たたずに就任してるじゃないか!

「防衛事務次官 志村裕介」クンからも。ニクイなぁ~。



上映予定のポップも手書き。
樋口監督のプロフィールやフィルモグラフィも。



そういや入り口までの階段脇にも色々貼ってあったな。
※庵野監督関連の物とか・・・
 情報量が多いよ。



実際に売店で売ってるTシャツも掲示してあった。
開田さんのイラストだから間違いなし・・・だ。

そんで、トイレ行ったりTwitterやってたりしてたら
時間が来た。
音は聴こえていたが、館内では「キングコング:髑髏島の巨神」が
上映されていて、それが終わったのだ。

さて私たちも入場です。

「シン・ゴジラ」ガシャポン

2017年06月11日 | アニメ・特撮
イオンシネマ幕張新都心 もうひとつの収穫。
シン・ゴジラのガシャポン。



Part1では歴代ゴジラだったが。

今回のPart2は全てシン・ゴジラ。
形態が変わるだけの4パターン。



連続してやりましたよ。
※「この世界の片隅に」イベントなのに…。



蒲田くん、第3形態が出たときは嬉しかったが
しかし、またしても第四形態が出てこない。



「巨大不明生物」が続けて登場。

「巨大不明生物」といえば聞こえはイイが、
結局はシッポですからね!



Part1でも、これぞ「シン・ゴジラ」という
ブツのGETは成らなかったが。

結局、今回もシッポだけダブったよ…