あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

パクチーそうめん

2017年08月03日 | 生活
少し前に連れ合いが朝食に作ってくれた。
茹でた揖保乃糸、薄めた出汁にナンプラー。
野菜はトマト、玉葱、キュウリを刻んだもの、
そして茹でたパクチーも切って投入。



ここに「きざみパクチー」も足して味を深める。
S&Bのチューブ入り「きざみパクチー 」は塩味も
効いてるから便利だ。



S&Bきざみパクチー。
フランス産コリアンダー(パクチー)を細かく刻んで
ペースト状にしたもの。

ライム、魚醤の風味がほんのりと薫る、素材感ある
スパイス&ハーブ。

酸味が控えめで、炒めものはもちろん煮物、スープの
風味づけ等、幅広く使えるとの事。



パクチーそうめんは鶏がらスープとおろしニンニクを
足しても美味さが増すらしいから、次回はそれも頼み
たいなぁ。

とはいえ今回のも充分に美味しかった。
感謝であります。

前WBA世界Sフェザー級スーパー王者・内山高志、引退

2017年08月03日 | ボクシング
三浦、内山と続いての引退…寂しいねぇ。

プロボクシング前WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者・
内山高志(37才/ワタナベジム)。



12度目の防衛戦にて2回KOで敗れたジェスレル・コラレス
(パナマ)と昨年の大みそかに再戦、1-2の際どい判定で敗れ
たのち進退を保留していたが、正式に現役引退を発表した。

7/29、試合を中継してきたテレビ東京での会見。
テレ東の番組「スポーツウォッチャー」の文字を背にしての発表。



国内歴代3位となる連続防衛11度を果たした内山はファンへの
感謝を述べ、「100%追い込めない自分が試合に出るのはどう
なのかなと思った。思い残すことはない」と語ったとの事。

2005年7月にプロデビューした内山。TVで放送されたが衝撃
的な初回KOだった。※右のワンパンチ!

07年9月には東洋太平洋Sフェザー級王座を獲得。同王座は5度
防衛。ダウンに近い危ないシーンもあったが次の試合で課題を消化
してくるタイプの選手だった。

私は大学アマ出身の選手へ偏見があって、「出来上がった後プロに
転向するから大きな変化・成長は期待出来ない」と考えていた。

その偏見を打ち破ったのが内山高志だったのだ。
アマで未完、その強打はプロ向きだった事もあるだろうが、初の
ダウンを喫し、接戦を演じたタイ選手との試合後は攻めも慎重に
なり、理詰めのKO狙う傾向が増した。



10年1月にはWBA世界Sフェザー級王座を奪取。
その試合は実に印象深い。14戦目での世界初挑戦、王者はフアン・
カルロス・サルガド(メキシコ)。

序盤からボクシングで優位に立ち、強打でダメージを植え付けた内山、
判定でも充分勝てたにも関わらず、最終回に敢然と攻めてダウンを奪い、
連打でTKOを収めたのだ。

危険を冒さず判定を狙っても勝てた試合だった。そこで敢えて倒しに
行った姿勢は素晴らしいとしか言いようがない。



その後の防衛戦でも理詰めで倒すボクシングでファンを魅了した。
身体が硬いため打たれ強くは無かったが、突発的なダウン以外では殆ど
相手にポイントを与えなかった。

ジャブ、ワンツーで距離感を測り、そこから左フック、アッパー、ボディ
…と打ち込む強打は迫力満点だった。

拳や肘の故障にも遭い、年2試合か1試合という時もあった。
海外進出の夢も追ったが遂にチャンスは訪れなかった。

一時期「拳を大事にして強振できてないな」と思わせる試合もあった。
※ブライアン・バスケス戦では「6分の力で連打する」スタイル…。



暫定王者のホルヘ・ソリス(メキシコ)を終盤に失神KOで屠った試合は
WBA年間KO賞に選ばれたが、この辺りでラスベガスのリングに立ってたら
日本のボクシング史は変わっていたかも知れない。

ハイデル・パーラ戦の左レバー悶絶KOも凄まじかったが、その前にロープ
際で放った打ち下ろしの右はゾッとする程の迫力だった。

※正直「こんなパンチがまともに当たれば相手も内山の拳もエライ事に
 なる…と恐怖を覚える程だった。

 そういやホープ時代の内山を評して「吉野弘幸以上のパンチ力上」と
 語ったのは渡辺会長でしたねぇ。



 「そりゃフカシ過ぎでしょ、吉野と言ったら3階級上のウェルターの
 強打者だよ」と当時は思ったものだが満更オーバーでもなかった・・・。

変則で速いジェスレル・コラレスとは相性の悪さもあったが、海外進出
ならず意欲の低下も囁かれた。
再戦ではチャンスに追撃パンチがスムーズに出ず、「倒された精神的な
後遺症」とも言われた。

同じ相手に2度敗れ、他団体の王者に挑むのもプライドが許さなかった
のかも知れない。
やはり拳や肘に歴戦のダメージあり、手術しない限り現役復帰は難しく、
さらに「反応の衰え」はカバーし難くなってきた可能性もある。



寂しいが仕方ない。
長谷川穂積もそうだったが、同じ時代を生きれて幸せでしたよ。

人間的にも大人で、尊敬できる選手でした。
三浦隆司引退の項でも語ったが、メディアは統一戦を煽ろうとしても
内山は大人だし、三浦は好青年だし…でエールの交換になってるのが
なんか楽しかった。

「三浦ももっと挑発すればイイのに」「内山も『受けて立つ!』と
応えればイイのに」とも思ったが、変にパフォーマンスしないのも
ニッポン人らしくて良かったですよ。



しかし、「三浦が」「内山が」なんて専門誌が書くのも今月までだな。
次からは「内山さんの今後は、選手育成の夢を抱きつつ…」なんて
書かれるんだろうな。

寂しいね。呼び捨てじゃなく、「さん付け」になっちゃうんだよね。
※葛西裕一さんの時も寂しかったよ…。

「内山ー、行け行け!倒せー!」なんて叫べなくなっちゃうんだな。

でも仕方ない。
彼が決めた事だし、なによりあの「素晴らしく普通なお母さん」が
息子の心配せずに日々を過ごせるのだ。

まずはゆっくり休養して下さい。
お疲れ様でした。