あるBOX(改)

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今年の大晦日ボクシングに井岡一翔の姿なし

2017年12月14日 | ボクシング
毎年恒例になっている年末のボクシング興行。
いつもはダブル世界タイトル戦、トリプルマッチも当たり
前な慌ただしさなのだが、今年は何か違う雰囲気。

TBSの大晦日世界の常連・井岡一翔の試合予定が無いのだ。

それどころか、引退の話まで出ているのだから「どうなっ
ているの?」と言いたくなる。



それに関しては井岡ジムから先月発表あり。
父親の井岡一法会長(50才)が大阪市内で記者会見。
井岡一翔(28才)の大晦日試合が無い事と、さらに5
度防衛したWBA世界フライ級の王座を返上した事が
公にされた。

しかも、2011年から恒例の年末試合どころか、この
まま引退する可能性さえあるとの事。

会見には一翔選手の姿もなし。
「結婚以降、東京に生活の拠点を移して(大阪の)ジムに
コンスタントに来ていない」と語り始めた会長は重い口調。

「東京の練習を見ていないし、スパーリングもしていない。
一翔本人も『準備が大みそかに間に合わない』と言ってる
ので王座返上を決めた」とコメント。

WBA1位アルテム・ダラキアン(30才/ウクライナ)
との対戦指令にも応じられず、返上しかない状況な模様。

プライベートの変化が今回に繋がったと説明する井岡父。

今年4月にノクノイ・シットプラサート(タイ)を判定で
下して同王座V5を達成し、その直後の5月に歌手の谷村
奈南さん(30才)と結婚したが、「いろいろとある中、
今までみたいに切磋琢磨、コンスタントに練習ができてい
ない」と続けたという。

一部では取り沙汰されてる父子の不仲は否定。
「やる気あるなら協力するし、モチベーションが無いなら
辞めるしかない」ともコメントしたとの事。



最低限のロードワークと体重管理は果たしているそうで、
再びリングに上がるためには「仮住まい、単身赴任でも
いいから、大阪で練習に集中できる環境をつくるよう」
条件を挙げ、リスタートの道は残してある意向は伝えた。
※八重樫東のように試合前の単身赴任方式ですね…。

4月の試合以降、公の場に姿を見せていない一翔。
SNSで楽しげな新婚生活はUPしているし、選手としても
満足いく実績は残したとして、現役続行の意志を失った
のかも知れない。

ただし、数字だけで記憶に残る実績とは思えないので、
いざ東京で生活を送ったら予想以上に知名度なくて
ガッカリした可能性もあるね。

キャリアにおいてで酷く打たれてもいないから、まだ
充分に現役続行可能と思うし、そういう意味では残念
なのだが、そこはあくまで本人の意思。
そうなても仕方ない。

そんな感じですなぁ…。

「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」を見た

2017年12月14日 | アニメ・特撮
噂の映画。
2016年、アメリカ合衆国の3Dストップモーション・アニメ。
LAIKA制作のファンタジー・アクション冒険映画。



舞台は昔の日本。
主人公は、魔法の三味線と折り紙を操る片目の少年KUBO。

クボは身を守るため、出自の秘密を探るため、壮大な冒険の
旅に出る。

人形を1コマずつ動かして作り上げたという、繊細な映像美や、
映画への愛情溢れる出来栄えに、多くの映画ファンから絶賛が
送られており、鑑賞前からワクワク致しましたよ。



あらすじ

クボは不思議な力を持つ少年で、三味線を奏でることで折り紙を
自由に操ることができる。

かつて闇の魔力を持つ祖父に狙われた際に父を亡くし、片目を
奪われたクボ。
最果ての地にて大道芸で得た収入で母と過ごしていた。

しかし、闇の刺客に母までも奪われたクボは刺客から逃れつつ、
伝説といわれる3種の武具を探す旅に出る。

両親のあだ討ちを心に誓いつつ、面倒見のいいサルと弓と剣の
名手であるクワガタを仲間にした旅は続く…。



※画像はアニメーションスーパーバイザーのブラッド・シフが
 自ら新宿バルト9に飾った人形。

実際、本編映画を見て…ね。

やっぱ良かったですよ。日本への愛を感じましたよ。

バルト9に飾られたクワガタのフォルムを見た時は「おお、東映
動画初期作のへの敬意が見て取れる!」と思いましたが。



途中からもう「新八犬伝か!?」「真田十勇士か!」みたいな
感激さえ覚え始めましたよ。

そして、何と言っても日本語吹替版。
字幕版も良いという話ですが、やっぱり矢島晶子さんですよ!

少年声といえば、このヒトですよ!



「ウテナ」で、七実に仕える初等部の生徒・石蕗美蔓役!
そして、絶望先生の糸色交!

※つか、クレヨンしんちゃんの主人公が最初だろ!

ホント、しんちゃんが「うんこ」だ「おしり」だ言っても許せ
ちゃうのは、キャラの無邪気さだけじゃなく、矢島さんの声の
透明感に依る部分も大きいと思いますよ!



その矢島さんの声でKUBOが叫び、嘆き、吠える。
素晴らしすぎますわ!

泣きますわ!

そして安定の田中敦子さん。

そしてピエール瀧!!
今回は最後の字幕見なきゃ分からなかった!それくらいクワガタ
していた!

アナ雪のオラフは、まだピエール声でオチャラケてる部分も感じ
られたが、今回は完全にクワガタ、サムライ!



エンディングで字幕が英文字で改めて「海外映画だったんだ」と
思い出した。

それくらい日本らしい映画だった。
ありがとう、LAIKAのみんな!

(そりゃ細かく見りゃアラは見えるけど)古き良き日本を描き、
その文化に寄り添う気持ちを抱いてくれている。

そして普遍的要素(家族愛などなど…)。



エンディング曲もグッと来ました。
「While My Guitar Gently Weeps」。ジョージ・ハリスンの名曲。

シーケンサー的な音に混じり、主題メロディから三味線の音色が
加わっていく…。



『夜明け告げるルーのうた』の「歌うたいのバラッド」にも通じる
メロディ。
※ビートルズから受けた良質な影響を隠さない斉藤和義さんだから
 当然なんだけど…。

よいものが見れました。

Twitterなどで、この映画をオススメされていた全ての皆様、深く
感謝致します。