プロボクシング ダブル世界戦
12月30日 横浜文化体育館
【WBCライトフライ級タイトルマッチ12回戦】
拳四朗(BMB)4回1分12秒TKO ヒルベルト・ペドロサ(パナマ)
拳四朗は2度目の防衛に成功。
強打者といわれる11位のペドロサ相手に、拳四朗は初回から序盤から足と
ジャブで出鼻叩く展開。
3回はコンビネーションも見せ、右カウンターも狙ってる。
これは当たれば効くタイミングと思われたが、4回にものの見事にヒット!
グラつく相手をロープに詰めて速射砲連打。
クリンチする挑戦者を引き離し、またもロープに詰め、今度は上下に連打!
左ボディーブローが効いてダウンを奪った!
なんとか立ったペドロサだったが、再び左ボディーからの連打を浴びて万事
休す、レフェリーがストップして試合は終わった。
TV初の生放送登場だった拳四朗。
「すっきりした決着を」とKO狙いを公言していたが、手数型が倒すことを
意識すると、得てしてリキんでパンチの切れを失い逆効果になったりするの
だが、今回は出来すぎな程の試合だった。
「チャンスでは連打」「ボディも打つ」…、有効と分かっていながら、中々
出来なかったりする事です。
これを堂々とやってのけたのだから大したもの!
拳四朗は12戦全勝(6KO)、ペドロサは18勝(8KO)4敗2分け。
存在感を十分アピールできた拳四朗の今後に期待…だ!
【WBOスーパーフライ級タイトルマッチ12回戦】
井上尚弥(大橋) 3回1分40秒TKO ヨアン・ボワイヨ(仏)
井上は度目の防衛に成功。
そもそも実は一番リキんじゃダメな選手なのが井上。
異常なほどの反射速度が鈍るから。米国進出試合がイマイチだったのは
それが原因だからね。
※相手が大柄で柔らかく、効き辛い選手だったとは言え…
気負わず普通に試合すればイイ。
異常な反応速度を持つ井上は、相手からると「自分が手を出したはず」
なのに殆ど同時のパンチが飛んできて、ダメージ負って倒れる事になる。
はたして初回終盤、左フックでダウンを奪う井上。
ほとんど擦れ違いざまの芸当。モンスターの真骨頂だ!
頭を左右に揺らしながら倒れた挑戦者だったが、よく立ち上がった。
ここはゴングに救われて初回終了。
第2ラウンド、ボワイヨが頑張る。
リードパンチ打って来るよ。トリプルジャブまで放ってきたよ。
出入りしながら手を出してくるよ。
あの井上相手に、大した勇気だ。
それでも井上は第3R、挑戦者を追って左レバーをヒット!
ワンテンポ遅れてしゃがみ込んだ挑戦者は苦しそうだ。
立ったボワイヨだったが井上の追撃は容赦ない。ボディーブローで
立て続けに倒し、圧勝の防衛戦!
戦績を15戦全勝(13KO)と伸ばした。
31連勝で挑んだボワイヨだったが、これで41勝(26KO)5敗
1無効試合となった。
試合後「統一戦が無理ならバンタムに上げる」とコメントした井上。
興行の都合やタイミングなどあるから、統一戦をやりたくでも出来
なかったりするのが拳闘界。
井上自身も減量の影響で頬もこけてたし、上の階級で戦うのには賛成。
今回、総合的には見事な勝利だったが、今後は試合振りにも減量の
ダメージが現れるかもしれないし・・・。
ただし、見栄えイイ勝ち方だったとはいえ、やはり逃げる相手を追う
のは得意じゃなさ気だなぁ。
今回は良く追ってはいたが、少し雑さも感じさせた。
閃き中心の選手って印象は拭えない。
反射速度はキャリアと共に遅くなるから、緻密さ・巧妙さを身に着けて
欲しいですね。
【東洋太平洋フェザー級タイトルマッチ12回戦】
清水聡(大橋) 7回TKO エドワード・マンシト(フィリピン)
清水は初防衛に成功。
2012年ロンドン五輪男子バンタム級銅メダルの清水、元アマのトップ
選手なのに、独特の距離感とタイム感を持つ。
長身だが攻撃的な、面白い選手です。
1R開始早々、カウンターからの右でダウンを奪った王者。
引っ掛け気味のパンチだったが好調なスタート。
5回は右で正真正銘のダウン。長身なのに独自のスタイルで攻めるのは、
ちょっとレパード玉熊っぽくてイイ。
※私、玉熊ファンだったんです。
5回に2度のダウンを奪い時間の問題と思われたが、試合は伸びた。
ここは動きをまじえるとか、連打の回転を上げるとかして欲しいトコロだ。
7回は攻勢に出て手数で圧倒。ダウンを奪ってメッタ打ちにしたところで、
レフェリーがたまらず試合ストップ。
清水はデビューから5戦全勝(5KO)と記録を伸ばした。
本人は不本意そうだが、これも勝ち方の一つだよ。
~とはいえ、インタビューで村田ネタを盛り込むのはサスガだね。
それにしても、パッキャオ台頭以降、フィリピン選手は簡単に試合を投げ
なくなったな。最後まで一発狙うからスリリング。イイ事です。
玉熊っぽいと言いつつ一発パンチにも魅力ある清水聡。
世界のチャンスは十分あると思うので、もっと独自のスタイルを構築して
欲しいと思います。
ともあれ、日本選手快勝のFUJI興行。
めでたしめでたしで御座いました!
12月30日 横浜文化体育館
【WBCライトフライ級タイトルマッチ12回戦】
拳四朗(BMB)4回1分12秒TKO ヒルベルト・ペドロサ(パナマ)
拳四朗は2度目の防衛に成功。
強打者といわれる11位のペドロサ相手に、拳四朗は初回から序盤から足と
ジャブで出鼻叩く展開。
3回はコンビネーションも見せ、右カウンターも狙ってる。
これは当たれば効くタイミングと思われたが、4回にものの見事にヒット!
グラつく相手をロープに詰めて速射砲連打。
クリンチする挑戦者を引き離し、またもロープに詰め、今度は上下に連打!
左ボディーブローが効いてダウンを奪った!
なんとか立ったペドロサだったが、再び左ボディーからの連打を浴びて万事
休す、レフェリーがストップして試合は終わった。
TV初の生放送登場だった拳四朗。
「すっきりした決着を」とKO狙いを公言していたが、手数型が倒すことを
意識すると、得てしてリキんでパンチの切れを失い逆効果になったりするの
だが、今回は出来すぎな程の試合だった。
「チャンスでは連打」「ボディも打つ」…、有効と分かっていながら、中々
出来なかったりする事です。
これを堂々とやってのけたのだから大したもの!
拳四朗は12戦全勝(6KO)、ペドロサは18勝(8KO)4敗2分け。
存在感を十分アピールできた拳四朗の今後に期待…だ!
【WBOスーパーフライ級タイトルマッチ12回戦】
井上尚弥(大橋) 3回1分40秒TKO ヨアン・ボワイヨ(仏)
井上は度目の防衛に成功。
そもそも実は一番リキんじゃダメな選手なのが井上。
異常なほどの反射速度が鈍るから。米国進出試合がイマイチだったのは
それが原因だからね。
※相手が大柄で柔らかく、効き辛い選手だったとは言え…
気負わず普通に試合すればイイ。
異常な反応速度を持つ井上は、相手からると「自分が手を出したはず」
なのに殆ど同時のパンチが飛んできて、ダメージ負って倒れる事になる。
はたして初回終盤、左フックでダウンを奪う井上。
ほとんど擦れ違いざまの芸当。モンスターの真骨頂だ!
頭を左右に揺らしながら倒れた挑戦者だったが、よく立ち上がった。
ここはゴングに救われて初回終了。
第2ラウンド、ボワイヨが頑張る。
リードパンチ打って来るよ。トリプルジャブまで放ってきたよ。
出入りしながら手を出してくるよ。
あの井上相手に、大した勇気だ。
それでも井上は第3R、挑戦者を追って左レバーをヒット!
ワンテンポ遅れてしゃがみ込んだ挑戦者は苦しそうだ。
立ったボワイヨだったが井上の追撃は容赦ない。ボディーブローで
立て続けに倒し、圧勝の防衛戦!
戦績を15戦全勝(13KO)と伸ばした。
31連勝で挑んだボワイヨだったが、これで41勝(26KO)5敗
1無効試合となった。
試合後「統一戦が無理ならバンタムに上げる」とコメントした井上。
興行の都合やタイミングなどあるから、統一戦をやりたくでも出来
なかったりするのが拳闘界。
井上自身も減量の影響で頬もこけてたし、上の階級で戦うのには賛成。
今回、総合的には見事な勝利だったが、今後は試合振りにも減量の
ダメージが現れるかもしれないし・・・。
ただし、見栄えイイ勝ち方だったとはいえ、やはり逃げる相手を追う
のは得意じゃなさ気だなぁ。
今回は良く追ってはいたが、少し雑さも感じさせた。
閃き中心の選手って印象は拭えない。
反射速度はキャリアと共に遅くなるから、緻密さ・巧妙さを身に着けて
欲しいですね。
【東洋太平洋フェザー級タイトルマッチ12回戦】
清水聡(大橋) 7回TKO エドワード・マンシト(フィリピン)
清水は初防衛に成功。
2012年ロンドン五輪男子バンタム級銅メダルの清水、元アマのトップ
選手なのに、独特の距離感とタイム感を持つ。
長身だが攻撃的な、面白い選手です。
1R開始早々、カウンターからの右でダウンを奪った王者。
引っ掛け気味のパンチだったが好調なスタート。
5回は右で正真正銘のダウン。長身なのに独自のスタイルで攻めるのは、
ちょっとレパード玉熊っぽくてイイ。
※私、玉熊ファンだったんです。
5回に2度のダウンを奪い時間の問題と思われたが、試合は伸びた。
ここは動きをまじえるとか、連打の回転を上げるとかして欲しいトコロだ。
7回は攻勢に出て手数で圧倒。ダウンを奪ってメッタ打ちにしたところで、
レフェリーがたまらず試合ストップ。
清水はデビューから5戦全勝(5KO)と記録を伸ばした。
本人は不本意そうだが、これも勝ち方の一つだよ。
~とはいえ、インタビューで村田ネタを盛り込むのはサスガだね。
それにしても、パッキャオ台頭以降、フィリピン選手は簡単に試合を投げ
なくなったな。最後まで一発狙うからスリリング。イイ事です。
玉熊っぽいと言いつつ一発パンチにも魅力ある清水聡。
世界のチャンスは十分あると思うので、もっと独自のスタイルを構築して
欲しいと思います。
ともあれ、日本選手快勝のFUJI興行。
めでたしめでたしで御座いました!