ロックバンド・OKAMOTO'Sのベーシスト=ハマ・オカモトは、弱冠21才(!)ながら、卓越したベースプレイでロックファンや音楽関係者から注目を集めるミュージシャンにして、ダウンタウン・浜田雅功の息子でもあり風貌も似ている事は既報であるが。
今まで「親の七光り」と言われるのがイヤで、浜田の倅って事を隠してきたというハマだが
ダウンタウン30周年の時にハマ自身がラジオ番組(J-WAVE『RADIPEDIA』)を担当しており、自身もミュージシャンとして実績を積んで自信を得て、奥田民夫ちゃんが間に立って浜田の歌唱にハマのベースを選んだ事も何かの縁だという事で、
番組で共演して親子である事を公言にしようと思ったそうな。
動画サイトで聞いたが
それ以前に当人たちが「家庭の会話」と語っている通り、実に自然で、面白いコメントの応酬だった。
すでに「まとめサイト」など開設されていて、それを見る限り「感動した」「面白かった」という感想も多かった。
ラジオ番組を一部抜粋すると・・・。
ハマ:今日のゲストはダウンタウンの浜田雅功さんです。わざわざ息子の番組に来ていただいて。
浜田:何か気持ち悪いな。
ハマ:(笑)それに今日はクリスマスイブですよ。
浜田:せやで、なんで俺がお前としゃべらなあかんねん。
ハマ:(笑)これは僕の現場なので。
浜田:だから僕は低姿勢でいきます。
ハマ:そもそもラジオ番組に出る、それもゲストでってのは?
浜田:何年ぶりというか、気持ち悪いねえ。あんたに会うのは家の中だけだから。
ハマ:僕はツアー先の自販機でも見るけど。
ハマ:僕のこの番組は聞いた事はありますか?
浜田:あるわけないじゃん!(笑)
ハマ:(笑)あんまり会わないし。
浜田:あんたが正月旅行に来ないから
ハマ:そうですね、2~3年前から。
浜田:ていうか俺から言ったよな。お前いつまで家族と旅行に来るねん言うて。
一緒に行く他の家族も子供が大きゅうなって、「いつまで家族旅行や」と。
ハマ:(笑)正月みんなが旅行のときは、僕はフェスに出てるわけですよ。
だからなかなかタイミングが合わない・・・。
浜田:俺の中でフェスって何? みたいなとこあんねんけど。
ハマ:幕張とかで何日かに渡って、いろんなバンドが出まして。それこそ最終日なんて一晩中。
浜田:それで、お客(テンション)持つの?
ハマ:持ちますよ。色んな人が出るし。それこそ民夫さんとか。
浜田:あぁ。
浜田:あ~!そういや、お前ゴルフ連れてって死にかけたことあったわ。
ハマ:それはまだ中学生ぐらいなのに、カートを運転させるからでしょ。(笑)
浜田:中学くらいだったら、カートくらい運転できるやろ。
ハマ:こっちはオマエ、ゲームセンターでの・・・。
浜田:「こっちはオマエ」って誰に言うてんねん(笑)。
<パシッとド突く音>
ハマ:ハッハッハッハッ。お前っていうのはアレだけど、ゲームでしか運転した事ないのに。
浜田:ゆっくり行きゃええやん。
ハマ:断崖絶壁のカーブを曲がり切れず、ガードレールに乗り上げて、崖から前輪が
出てる状態で・・・、一目散に逃げたでしょ?
浜田:誰が?
ハマ:浜田雅功さん。
浜田:お前おかしいよ。(笑)
ハマ:いやいやいや。(笑)
浜田:オマエ記憶おかしなってないか?
ハマ:なってないなってない。怖さで固まったオレが横見たら誰もいなくって。
それこそ、クラブ一式持ち去る勢いで・・・。
浜田:カッカッカッカッ。お前、記憶おかしいで。「ガッ」と掴んだがな。
ハマ:僕、OKAMOTO'Sというバンドで、ベース弾いてるんですけど、それは知ってる?
浜田:知ってますよ。
ハマ:ライブを見た事は・・・一度。まぁ、中学の学祭では見に来てくれてますが。
浜田:大阪でお母さんから「イクミが演る」と聞いて。じゃあ、見てみようかなと。
ハマ:感想はどうでした?
浜田:ワーワー言うとんな~。やかましな~。全体的に、やかましいな~みたいな感じで。
ハマ:(笑い)バンドなんでね。曲なんかは知らないでしょ?
浜田:曲は・・・色々あるよね。
ハマ:(笑)たくさんありますよ。アルバムも3枚出してますから。
浜田:ほぉ、そんなに。
浜田:音楽の現場で色んな人から、「オカモトズいいですね」って言われるんですよ。
ハマ:ありがたいですね。
浜田:でもその度に、「僕は知らない」ですと。
ハマ:(笑)
浜田:はぁそうですか、僕は知らないです・・・と。
ハマ:ハッハッハ!
浜田:思い出した。アンタさあ、高校のときにずっとベース弾いてたから、
「こいつ、音楽でメシ食う気か」と思って、家でゴハン食うてるときに、
「あのさあ、お前、音楽でメシ食おうと思ってんの?」って言うたら、
ピタッとはし止めて俺の顔見て、「そんなに甘くねえよ!」って。
ハマ:(笑)そんな言い方してないでしょ。
浜田:いや!オマエのあん時の顔と口調、忘れんからな!!
ハマ:(笑)そんな言い方してたんだ。
浜田:まぁ、分かってんのやったら、エエわって思った。
ハマ:それは今でも思ってますね。もちろん。
浜田:それやったらエエわ。そらそうやなって言って、ゴハン食って。
ハマ:そんな言い方してたかなぁ(笑)
浜田:どうしたの?尖ってはったのかなぁ(笑)
ハマ:(笑)
浜田:なんかイラっとしたことがあったのかなぁ?俺は分からへんけど
ハマ:いや~、そう?
浜田:うわぁ、ちょっとキレてるやんって思いながら
ハマ:(笑)
浜田:分かってんのならイイかって。まぁ、どっかでアカンかったら、自分で
判断して別の事やるだろうって思って。
ハマ:それは、もちろん。
浜田:そういうのがあったから、それまで自分で好きにやったらエエわって思って。
ハマ:でも、その時から今もですけど、それは間違いなく思ってましたよ。
浜田:それはね、うわぁって思いましたよ。まぁ、良かったなって反面。
でも、「そんなキツイ感じで言わんでも」っと思ったけどな。(笑)
別に、フワって感じで聞いただけやのに。(笑)
「コワイコワイ」って思いつつ
ハマ:(笑)
ハマ:ダウンタウン結成30周年ってことは、俺が今年22歳なんで、だいたい同じくらいで
始まってるワケ。
浜田:うん。
ハマ:今回、ラジオ、メディアを通して口から言うのは初めてですよ。
浜田:うん。
ハマ:色んな思いもありましたし、自分から言うのは違うことだと思って黙って
きましたけどね。畑が違うからさ。
浜田:いや、畑が違うところに行ってくれて、こっちも助かったよ。
ハマ:当たり前でしょ。
浜田:いや、それ言うてもそういう人おるやん。
ハマ:まぁね。
浜田:ナメてもろたら困るでってなるワケやから。もしやで、お前が「お笑いやりたい」
なんて言い出したら、それはもうボッコボコですよ。
ハマ:はっはっはっ(笑)。
浜田:「お前、ナメんじゃねぇぞ」と。
ハマ:いや、それは小さい頃からテレビを観てるワケですよ。
浜田:はい。
ハマ:それはね、同じ事をしようとは微塵も思わない。
浜田:うん・・・。
ハマ:もう、MAXだから観てて。
浜田:それはもう・・・。
ハマ:同じ事をしようって思うって事は、いわば「自分の父親より面白くなろう」
って事でしょ?
浜田:はい、はい
ハマ:そこで食っていこうって事は。そんな事は、微塵も思わないね。
浜田:はい。
ハマ:俺(自身)はね。色んな人がいるから、否定はしないけど。
浜田:そうね、うん。俺はもう、全然ちがうトコロに行ってくれたからさ。
ハマ:そうそう。
浜田:俺も、あなたがずっと音楽をやってるのは知ってたけど、まさかそうやって
こういうホンマに仕事するとは思ってないやんか。
ハマ:うん。
浜田:趣味で終わって、なんか適当にやりはるんやろなぁって思って。
ハマ:(笑)俺もそもそもは、そう思ってたからね。
浜田:うん。
ハマ:だから、まぁダウンタウン30周年迎えられて。そして、自分としてもこうして
J-WAVEで番組を持たしてもらって。そのタイミングって、なかなか無いかなと。
浜田:まぁな。
ハマ:親が30周年で。このタイミングで、こうやって親子で喋ったら面白いんじゃ
ないかって、来てもらったんですよ。
ハマ:「家でお互いの仕事の話をしますか?」という質問がきてますけど、
僕が仕事に関して唯一聞くのが「年末ガキの使い、何やんの?」って。
浜田:(笑)そこは気になるん?どうせ見いひんやろ。
ハマ:見る見る。
浜田:さっきから言うてはる、「ふぇす」があるとちゃいまんの?
ハマ:何でそんなフェスに対して・・・。(笑)
浜田:(笑)
ハマ:変な話、ダウンタウン浜田雅功としてテレビに出てる時は、父親として
見てないですよ。ひとりの芸人さんとして見てるんで。
浜田:あ~、そう。
ハマ:そりゃ見て、手叩いて笑いますよ。面白いから。よく言われるの、
「お父さん年中テレビ出てて、どう思うの? 見るの?」って。
全然見るでしょ!・・・っていう。
浜田:なるほど。そっちの感覚全然分からへんからな。うちの親父、ペンキ屋やもん。
ハマ:おじいちゃん。(笑)
浜田:小さい頃、外でメシ食い行く時、嫌がってたよな。おたくら兄弟ふたり。
ハマ:だって目立つじゃないですか?
浜田:全然目立ってへんし。
ハマ:ただハンバーグ食べてるだけで、店員ふくめ全員コソコソしてるわけでしょう。
浜田:コソコソって・・・。(笑)
ハマ:だから外食って言われると、ふつうテンション上がるでしょ。でも俺たちは
外食なんて聞かされた日には、もうテンションガタ落ち。
浜田:ハッハッハッハッ。
ハマ:家で食べたらいいじゃねえかって。
浜田:それはよく分かるよ。
ハマ:ご飯を食べるだけで、様々なミッションが待ってるわけですよ。入店、注文、
食べて帰るときまで、全て緊張感があるわけ。なんならもうSPみたいな。
浜田:イメージ悪なるわ。
ハマ:うちの家族だって店に普通に並ぶじゃん。込んでたら名前を書いて
並びますよ。当たり前だけど、でもやっぱり目立つからね。
浜田:たまに俺が大っきい声出すのが、嫌やっていうのはあったでしょうね。
ハマ:ふつう食事中に大きい声出さないですからね。笑い声のときもあれば、怒鳴り声の
ときもある。しかも自分の家族相手とは限らない・・・。
浜田:(笑)それはお行儀の悪い方もたくさんおられるからね。まぁ、それが
重なると嫌になりますよね。申し訳ない、ホントに。
ハマ:いやいや(笑)。でもまあ、そんな事もありました。
ハマ:ダウンタウンが30年、簡単に振り返ってどうですか。僕なんか21年しか
生きてないですが。
浜田:30周年て言われてもねぇ。もう無くなったけど、なんば花月で舞台終わって
楽屋の入り口で「おつかれさまです」「おはようございます」言うてて師匠連中に
「お前いくつや?」て言われて「23です」て答えて。それが、まだ続いてる感じ。
ハマ:俺のイメージでは、ジャージを着て鬼ゴッコやってる感じ。
あれが35才頃ですか?
浜田:ガキでな。35~6かなぁ。それがオマエ、もう50やで!
ハマ:今年50ですよ!まぁ、去年49才の誕生パーティーで集まって。
浜田:いま49やで!信じられへんわ(笑)。
ハマ:信じらんない(笑)。
ハマ:音楽もちゃくちょくやってますよね。それで、雑誌「SWITCH」の結成30周年・
浜田雅功特集。この付録にCDが付いていて、「ラブレター」という曲を歌うと。
浜田:歌は久しぶりですね。
ハマ:「SWITCH」には書いてないんですけど、実はベースを僕が弾いてまして。
浜田:やったらしいね。
ハマ:作曲した奥田民生さんが、面白いからやればいいじゃんって言うわけ。
最初は悩んだけど、親孝行じゃないけど、やったら面白いかなって。
浜田:ありがとうございます。
ハマ:(笑)
浜田:このレコーディング、あなた居ましたよね。仕事して20何年、どこの現場行っても
「おはようございます」と言われるんですよ。この日も挨拶してたら「オイッス」
って声が聞こえんねん。・・・・お前や。
ハマ:(笑)
浜田:ここ仕事場、オイッスあり?みたいな。
両者:ハッハッハッハッ!
ハマ:半分狙ったけど、俺の読みでは「お前、オイッスって・・・」ぐらいだと思ったら、
ものすごい恐い顔して「ああ?なんじゃそら」って。さすがにやりすぎたかな。
浜田:(笑)まぁ、いいんですけどね。
ハマ:だから、初親子共演は果たしてたと。ご存じないと思うんですけど、今twitterって
いうのがあるんですよ。インターネットなんですけど。
浜田:ハッハッハッ、知っとるわ。
ハマ:Twitterで勘の鋭い人はいましたよ。もしかしてハマさんですかと。
そこで答えるとつまんないから、申し訳ないけど答えませんでしたけど。
浜田:なるほどね。
ハマ:「ラブレター」聞いたと思いますけど。どうでした、(僕の)ベース?
浜田:・・・・泣いてたねぇ~。
ハマ:ハッハッハッハッ!あのね~、それギターに使う言葉なんだなぁ~。
浜:ワッハッハッハッ!そうだったか~!
両者:ワッハッハッハ!
ハマ:(笑)どうでしたか?
浜田:まぁ、ボンボンゆうてたよ。なかなかのボンボン具合ですよ。
ハマ:ボンボンですか?それは良かったという意味ですか?
浜田:そうですよ。ボンボンですよ。
ハマ:ありがとうございます。
今回は新春対談、新春親子対談という事で、ダウンタウンの浜田雅巧さんに来て
いただきました。
浜田:ありがとうございました。
ハマ:台本だと「また来年も来てください」となってますが。
浜田:やってたらな。
両者:ワッハッハッハ!
ハマ:(番組が)続いてたらね。
来年も続いてたら・・・と言う事で、ほんとうに有り難うございました。
浜田:ども、ありがとうございました!
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・・・と
40数分が、あっという間に過ぎる感覚。
評判を聞きつけたネットユーザーの方々が再生しまくったのか、その数70万回を超え、もっと増える勢いだ。
それもJ-WAVEさんが削除依頼されないという、懐の大きさを見せてるからだと思うが(エライねぇ~)
渋い選曲で評判のハマオカモトの番組に注目が集まるのは良い事だ・・・と私は思ったのでした。
まぁ、私もハマさんのラジオ喋り聞いたの今回が初めてですけどね。