都市徘徊blog

徒然まちあるき日記

東京人 2008年8月号

2008-07-07 | 本    
 7月初めに発行された「東京人」2008年8月号に、「都心の小さな山」という記事を執筆させて頂きました。pp.106-113

東京人 2008年8月号

都市出版株式会社 > 東京人のHP
 6月号に随筆を書いた後、東京の低い山について小特集をやるので、地形とか風景の観点から書いてみませんか、というお話があり、階段とは違う話ではありましたが、記事を書いてみました。

 実は「お江戸超低山さんぽ」中村みつを 著、書肆侃侃房、2007年12月、1,365円(税込)、という本も最近は出ていて、なんとなくかぶっちゃいそうだなぁという思いはあったのですが、東京で山を見る、山から東京の風景を見る、東京で山に登る、というあたりのことを中心に書いてみたものです。
 よろしければ書店でどうぞ。


#マスメディア 
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Metro Age

2008-05-24 | 本    
 スターツ出版株式会社が5月末に創刊する、Metro Ageという月刊フリーペーパーに階段めぐりの連載をすることになりました。第1回は5/27発行予定。Metro Ageは、東京メトロの構内に設置されたラックで配布される無料媒体なので、地下鉄に乗る時にピックアップして御覧下さい。(本屋さんにはないです~)
 毎月一つの階段を紹介していく予定ですが、「東京の階段」と同じ階段では新鮮味がないので、できるだけまだ紹介したことがないものを取り上げていく予定です。ちなみに第1回は、文京区春日にある北野神社の階段。


Photo 2008.3.18

 月刊の媒体は、以前(2003年11月~2004年7月)、建築資料研究社から出されている「CONFORT」という雑誌に執筆していたことがありますが、月刊で時間があるから大丈夫だとたかをくくっていると、意外に次々に締め切りが来てしまい、いつもギリギリになってました。今回も早くもその調子になりつつあり、まずい感じ。ぐずぐずしている私のような人間では、とても週刊や日刊なんて無理だなぁと、新聞や週刊誌を見るたびに思います。そういう媒体に書く機会があるわけじゃないんで、全くの杞憂なんだけど。

#マスメディア 
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東京人 2008年6月号

2008-05-13 | 本    
 ぶらり東京さまから、既にコメントを頂戴してしまいましたが、5月初めに発行された「東京人」2008年6月号の随筆欄に、記事を掲載して頂きました。

東京人 2008年6月号

都市出版株式会社 > 東京人のHP
 以前に写真をお貸ししたりした御縁もあり、また拙著にも興味を持って頂いた関係で御依頼頂いたもの。担当の方からは東京に関係のあることならなんでも良いですよ~と言われたのだが、東京関係で私は階段本を出したことでしか知られていないわけなので、ここは素直に階段について書くことに。でも本と同じようなことを書くわけにも行かないので、少しは違うことを。最近、メディア関係の取材を受ける時に、階段に行ったらどんなことをするんですか?とか、鑑賞法みたいなのはあるんでしょうか?と聞かれたりするので、そのへんについてちょっとだけ書いてみた次第。

 ぶらり東京さまからは、第二弾があるのではとのお問い合わせもありましたが、残念ながら現時点では第二弾のお話はありません。取材とは関係なくても、階段歩きをして東京の風景を見るのは好きなので、今後も見て歩きたいと思っています。むしろ取材じゃない方が純粋に楽しめるのですが、最近はどうもそういうわけに行かず、不完全燃焼な状況です。

 東京人6月号は、特集が「2008年 東京100景」。こちらもなかなか面白い企画。まちあるきをしている方なら、これを参考に、それぞれに「私の東京100景」を考えてみたりするのも面白いのではないかと思います。

P.S. コメントへのお返事が遅くなっておりすみません。
もう少しお待ち下さいませ。

#マスメディア 
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東京の階段 アフターサービス

2008-01-30 | 本    

 みなさまお世話になっております。

 さて今回、「東京の階段」(日本文芸社刊)掲載の階段を、Google My Mapでマッピングいたしました。街歩きのご参考になれば幸いです。

東京の階段Map ↑地図画像をクリックするとGoogle Mapが表示されます。
(ちなみに現在、Google マップではInternet Explorer 6.0 以降、Firefox 0.8 以降、Safari 1.2.4 以降などのウェブ ブラウザがサポートされています。低いバージョンのものだと御覧になることができませんがご了承下さい。)

 地図があったら便利なのにという感想を多く頂きましたが、すぐには改訂などをすることもできませんので、現時点でできる範囲で対応することに致しました。

 検索をして私のブログもしくはホームページに辿り着いた方のみが享受できるサービスとなってしまいましたが、よろしければご利用下さい。

 左欄には、巻末のリストの順(目次順)に階段を全てリストアップしました。名称をクリックすれば、該当地点の地図が表示されますので、地図を拡大して詳細な位置を御確認下さい。マーカーの色は本書の章に対応しています。また、本の中では場所を記さなかった紅葉の階段、雪の階段などについても、おまけとして場所をマークしました。

 一方、地図中のマーカーをクリックすると吹き出しが表示され、階段の名称(本書内での名前)と掲載ページが表示されます。行き先エリアが決まっている場合は、近辺の階段をこちらからお探し下さい。

 Google Mapにはかなり狭い路地も掲載されていますので、拡大表示をして確認して頂ければ、間違いなく現場にたどり着けることと思います。ただし本文中でも書きましたが、狭い路地はプライベートな場所であることも多いので、通行や写真撮影に際しては地元の方の迷惑にならぬようご注意下さい。よろしくお願いします。

#階段・坂  #地図
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東京の階段

2007-12-25 | 本    

東京の階段-都市の「異空間」階段の楽しみ方  松本泰生
発行:日本文芸社、2007.12、四六判、224p、\1,680-(税込)

 年末になってようやく刊行にこぎ着けることができました。一時は自分自身、完成を危ぶんでいたりもしたのですが、なんとか年内に間に合いました。

 東京都心の階段を中心に120ヶ所あまりを収録。全頁カラーで写真多数です。段数などのデータも掲載しました。年末年始、お時間のあるときにパラパラとめくってお読み頂ければ幸いです。よろしくお願い致します。

 昨年の秋に某新聞で、階段を調べてる人として紹介されたのがきっかけで、単行本化の打診があり、書いてみたのですが、本を書くのは初めてで、何から手を付けて良いやら判らないことも多く、またいざ始めてみると、調査不足だったことだらけで、改めてあちこちを廻ることになり、気がつけば丸一年。

 もうそろそろ刊行しないとまずいですから頑張って下さい、と編集の方に発破を掛けられて、尻に火が点いてようやく完成。なんとか間に合ったー、ということでとりあえずホッとしてます。

 土曜日あたりから本屋さんにも並びはじめました。東京関連本なので、首都圏の大きな本屋さんじゃないと置いていないかも知れませんが。

 昨日、神保町の書泉グランデに立ち寄ったら、新刊コーナーに平積みになっていたのでビックリ。有り難いことです。ただ、自分が書いたものがそういうところに並ぶというのにはまだ全然実感がなく、ピンと来ないものがあります。なんだか不思議な気分です。新刊というのはどんどん出るらしいので、良いところに並ぶのは数日間だけなんでしょうけど、とにかく出せて良かった良かった・・・。

#階段・坂 
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決定版!神保町

2007-10-28 | 本    

 続いては、最近出た雑誌について

71A857CUblL._SL500_SX366_BO1,204,203,200_.jpg 368×499 ピクセル

決定版!神保町 - 完全保存版“本の街”ディープガイド!! (にちぶんMOOK)(→Amazon.co.jp)
発行:日本文芸社、2007.10
A4・132p ¥1,200(税込)

 このpp.130-131に、ちょっと記事を書かせて頂きました。タイトルからも分かるように、雑誌の主題は神保町なんですが、近辺ということで駿河台の男坂と女坂についてチョロッと・・・。でも、本Blogの以前の記事にちょっと似てしまってるんで、お恥ずかしい限り。

 で、欄外にある「弊社より近日刊行」というものが曲者で、実はこれが、本Blog停止の最大の理由なんであります。Blogなんて書いてるヒマがあったら、原稿書いて下さいよーという、担当者の泣きが聞こえてくるような気がしてしまい、Blogを書くことが逃避のように感じられ、罪悪感があったので、止まってしまった・・・。ようやく、本編については原稿を入れられたので、こうして若干復活している次第。

 また、一年近く東京の階段について書いていなかったのは、この本のお話があったからでもあります。

 編集の方々の格別のお計らいで、PRも兼ねて神保町特集に入れて頂いたようなわけなんですが、近日刊行なんて書いてくれるなよなぁ。トホホ。まだぜんぜん形になってないんだからさ~。実はまだ写真選び真っ最中。更に、追加調査や校正、最終チェック等がまだ残ってるわけで、先方は年内に出しますっ、と仰っておられるが、こちらは全然自信なし。背水の陣を敷いて下さいねと、雑誌でも宣言されてしまったわけなんだな・・・。

#マスメディア 
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あの日の銀座・あの日の日本橋

2007-10-21 | 本    

 まずは、最近の書籍から。

地図物語 あの日の銀座-昭和25年から30年代の思い出と出会う
著者:佐藤洋一・武揚堂編集部 共著、発行社:武揚堂、2007.9
A4・80p+地図 ¥2,000+Tax
地図物語 あの日の日本橋-昭和25年から30年代の思い出と出会う
著者:佐藤洋一・武揚堂編集部 共著、発行社:武揚堂、2007.9
A4・80p+地図 ¥2,000+Tax

 以前にもご紹介した本の続編が登場。この前は「あの日の浅草」でしたが、今回は「あの日の銀座」と「あの日の日本橋」。一挙に二冊刊行です。今回も、地図や写真が多数。資料としても読み物としても、一読の価値がある本です。既に大きな書店などでは平積みになっているので、見かけた方も多いかも。著者はこの本のために今年の夏、銀座、日本橋界隈を、くまなく歩いていたそうです。時間が無く、夜間にチェックして廻ったりもしたとか。相変わらず、すごい行動力と体力だなぁ。

 さて、9月にこの本が刊行された際、私は著者と、この本を肴に、神田まつやで蕎麦を食べ、執筆時の苦労話などをお聞かせ頂いていた。出来上がったばかりの本を頂戴し、お蕎麦のつゆなどで汚れては大変と思いつつ、その時はチョロッと本を開いたりしていたのだが、なぜか机の反対側の対角線上に座った見知らぬ男性が、なにやら鋭い視線で私どもを見つめておられる。うむむ。なんか文句でもあんのかな、あのオヤジ・・・、といぶかしく思っていたのだが、しばらくすると、思い切ったようにオヤジさんが私たちに声を掛けてきた。「その本なぁに?」。あらら、そういうことだったのね、というわけで、著者はここにいるこの人でーすとご紹介。妙にお話が盛り上がって、ご相伴に預かったりもしてしまった。

 いやいや、江戸・東京ファンというのはそこら中にいるもんだなぁ。しかし彼といると、今回に限らず、いろいろなハプニングがある。なんか、そういうものを呼び込むようなオーラがある人なんだよな。私は、あんま、そういうのがないので、羨ましく尊敬もしている。

 話はちょっと脱線してしまったが、このシリーズ、知る人ぞ知る、火災保険特殊地図を核として、発行されている。で、付録というか、メインというか、その折り込み地図が毎回入っていて、なんか得した気分になるのだが、さて、路上でこれを使おうとすると、案外、面倒くさい。折り込み地図って、歩きながらはやっぱり広げられないんだよね~。街歩き的には、普通の地図のようなグリッド状の区分図の方が使い易い感じ。大判の本なので、家で広げて見てねってことなんだろうけど、外へ持ち出して、現場と見比べたくなるのも事実で、その辺が難しい。ビニールの外カバーも、目立つので販売上は有利なのかも知れないけど、ややハンドリングが・・・。勝手な意見だし、シリーズになっちゃってるんで変更はしにくいとは思うけど、ゆくゆくは火災保険特殊地図だけを集めた冊子を作って欲しいなと、私は思っている。

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帝都地形図

2007-05-01 | 本    

 「帝都地形図」(株式会社 之潮(コレジオ)、2005.3.20発行)という大判の地図集が、都立中央図書館の東京室にある。

 帝都地形図は、株式会社日本地形社が、大正10年から昭和22年にかけて断続的に調査、作成、発行した1/3,000の地形図で、行政が都市計画を行うために使用した、都市計画用基図だそうだ。大正8年の旧都市計画法の公布・施行に伴い、当時の東京市内の詳細な地図が必要になったために、内務省の依頼により作成された地図で、その後、関東大震災の後の震災復興計画にベースマップとして使用された。戦後も昭和22年まで補修を行い、戦災復興計画においても使われたという。

 今までほとんど知られていなかったこの地図が、2年ほど前になって地図集成として復刻刊行されたわけだが、ぼんやりしていて今まで全然知らなかった。

 この頃の東京の地図のほとんどが1/10,000であることを考えると、非常に資料価値のあるものだと思う。また、各図に様々な解説が付けられているのもとても有り難い。

 戦前、戦後の詳細な地図としては火災保険特殊地図が比較的良く知られている。ただ、これは都市化が進んでいる地域に限られていて、例えば、今回知りたかった中野区の北部、上高田のあたりはまだ農村に近かったために地図が作成されていない。また、火災保険特殊地図は、まだ全集のように集成図として復刻されていないため、検索するのがなかなか大変。各区の図書館に、その区の分があるようだが、ちょっと知りたいという程度で、その区まで出向いて調べるのは少々面倒でもあった。

 確認し損ねたが、帝都地形図は恐らく23区の大半を納めており、一括して見ることができるという意味でも、有り難い資料だ。また帝都地形図は、中野区の区立図書館などにもあった。これならちょこちょこ便利に閲覧することができそうだ。

#地図
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あの日の浅草

2007-02-01 | 本    
またまたPR。
地図物語 地図と写真でたどるあの日の浅草-昭和26年から30年代の思い出と出会う
著者:佐藤洋一・武揚堂編集部、発行社:武揚堂、2007.1
A4・56p+地図 ¥1,800+Tax

以前、「占領下の東京」を書かれた先輩が、今度は地図本をお出しになりました。
タイトルにもあるように、昭和26年から30年代の浅草に焦点を当て、かなり詳細な情報が掲載されている本です。浅草界隈の写真、浅草六区の劇場の変遷年表なども貴重。そしてメインは、復刻版の火災保険特殊地図。浅草界隈の様子が詳細に書かれ、復刻に際しては用途に応じて彩色もされ、美麗であります。地図からの解説引き出し線が大量にあり、その解説が詳細なのにまた驚かされます。

この「地図物語」はシリーズ化される模様。他の地域も順次発行される予定だそうです。楽しみ~。
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占領下の東京

2006-08-06 | 本    
 七月に私の先輩が本を出しました。
図説・占領下の東京 Occupation Forces in Tokyo,1945-52
佐藤洋一著、河出書房新社・ふくろうの本 ¥1,680-

 敗戦後、東京では多くの建物が占領軍によって接収されましたが、この本は接収実態の詳細を、豊富な資料を基に多面的に明らかにしたもの。
執筆に際しては、著者自身がアメリカの国立公文書館に行って、占領軍が撮影した大量の写真資料を複写して持ち帰り、これを分析したそうで、かなりの労作です。あまり他の書籍では見ることができない貴重な写真も多く、お買い得です。一つ一つの写真に的確かつ深いキャプションが付けられており、これだけでもかなり知識や理解が深まります。
 接収された建物のリストや分布図なども充実しており、まちあるき、まち調べの資料としても有効なので、東京の近代建築や、東京の近代都市形成史に興味がある方は是非。
 →関連して、東京人2006年9月号 特集「占領下の東京」pp.38-43にも同氏執筆の記事があります。

 先輩がこういう良い本を出してしまうと、実は私は困ります。というのも、この本の出版をうけて、私の師が「君もどんどん本を書いて出しなさい」と私にハッパをかけるのであります。
 そうは言ってもねー。そういうお話自体がなくちゃ、出版なんてできませんやねぇ。かといって自費出版するお金なんてないもん。やっぱり先輩のように、今まではあまり光が当てられていなかった分野を見つけだし、鋭い視点で分析する力と、本にできるような充実した内容を執筆できる能力を、持たないといかんのだろうなぁと思います。いつになったらそういうことができるようになるんだろうなぁ。逆立ちしても当分無理なのかも。
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