3月中旬に近所の蕎麦屋さんが解体された。
解体される辰巳庵
所在地:中野区松が丘1-15
Photo 2009.3.18
気づいた時には既に解体が始まっていて、店内はまっさら。2階の窓も外されていて、その後は、一日か二日で建物全体がすっかりなくなってしまった。
さて、蕎麦屋さんの北隣は、以前にも取りあげたことがある木造洋風建物。隣が取り壊されたら、一時的に南側側面が見えるようになった。
1階:キク薬局、2階:松井歯科。
Photo 2009.4.18
小さな交差点に面した建物で、2階の松井歯科は交差する道路の両方に縦長のガラス窓があるちょっとモダンな建物だと思っていたら、道路に面していない側にも同じ上げ下げ窓があった。以前の写真を見返すと確かに隙間に窓が少しだけ写っているのだが、今までずーっと気がつかなかった。隣地に建物が建っている状態では、このようにしないだろう。そう考えると隣の蕎麦屋さんより古い建物なのかもしれない。
Photo 2006.1.27 以前の様子
他の木造の古い洋風商店建築ではあまり見掛けないデザインだ。玄関部分に小さな切妻屋根が付いているが、特に2階の窓廻りがいいかんじ。
1階のキク薬局は3年前には営業していたが、少し前に廃業。2階も営業してるかどうか判らない状態が続く。この建物もあと何年存続し続けられるか気になる。
Tokyo Lost Architecture
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