まるみのあっちこっち巡り

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映画 卵

2011-08-13 21:53:55 | 映画(劇場鑑賞)
ユスフ三部作のうち最初に公開されたのが、
2007年の作品で「卵」です。

ユスフが大人になっての未来「卵」と幼い少年だった過去「蜂蜜」、
青年期の話が「ミルク」という作品に分かれています。
どの作品も音楽は一切使用されず、
自然の音のみで撮影されているのです。

トルコ旅行の前に観たのが、
数々の映画賞を受賞した「蜂蜜」です。

「卵」「ミルク」も観たいと思っていましたが、
公開されたのが、トルコ旅行出発日からの2週間限定。
しかも、1日1回のみの上映で昨日終了しました。
2本観るのは断念し、残念ですが「卵」のみ鑑賞しました。

ユスフがイスタンブールで詩人になっているので、
イスタンブールの風景を観られるかもと思いましたが、
母親が亡くなった知らせを受け、
すぐに故郷へ戻ることになるので、
職場である古本屋のシーンだけで充分だったようです。

トルコを知りたいならこの作品は、貴重です。
トルコ映画を日本で観る機会は稀ですし、
この映画には葬式、埋葬、結婚式、羊の生贄などの文化、
一般家庭の暮らしぶりを垣間見ることができます。

トルコ人は、チャイが大好きでよく飲むと聞いていますが、
この映画でも数少ないセリフに何度となく
「チャイを飲む?」と聞くシーンがあります。

否定することはなく、砂糖をガバガバ入れて飲みます。
家に帰るとチャイ、一息入れたい時チャイ、誰かが来たらチャイ、
もちろん食事の時には、主食のパンとともにチャイなのです。
(チャイとは、濃く煮出した紅茶を湯で割ったもの)

ヒューズが飛んで、停電になるユスフの実家、
電気店の修理に支払った金額が、12.5リラ。(日本円で約600円)
ふ~ん、なるほど 

観光地で買った缶コーラ4リラ、
売店の缶コーヒー4リラ、Tシャツ2000円
欲しいから納得して購入したのですけれど、
やはり現地相場より相当高いようです。

そんな風に観ていたものだから、かなり楽しんだまるみ。
プログラムも販売されていないし、単独のチラシもありません。
日本でDVDになることもないのかもしれません。
「蜂蜜」は、全国順次公開ですが、「ミルク」「卵」は厳しいかも。

銀座テアトルシネマ

2011.8.12


なんと3部作が11月25日にDVD発売になるようです。
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