大正時代の川越では、豪商や医者などの”だんな衆”が、
銭湯帰りにうなぎ屋の店先で将棋を打ちながら
うなぎが焼き上がるのを待っていたそうです。
創業200年になる「小川菊」で修業された方が、
大正12年に創業の「小川藤」を開店、
その日に仕入れたうなぎだけを割いて、
秘伝のタレで焼き上げた老舗のうなぎ屋。
引き戸を開けるとテーブル席が3つと小上がり席。
店を見渡すとこの店を紹介した雑誌の切り抜きの上に
川越が生んだ演劇の第一人者
市村正親さんのサインがあるではありませんか。
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「子どもの頃からこの店の鰻が食べたかった。
そして、今日ようやく食べられる」
1981年のサインですから
劇団四季で活躍されていた頃でしょうか。
市村さんもようやく食べたこの店の鰻、
注文してからの20~30分を
ワクワクしながら待ちました。
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生姜の利いた肝吸いと香の物、
鰻重がテーブルにのると、もう待ちきれない、
写真を撮るのももどかしくなります。
鰻重は、1400円 1900円(上の写真)2400円
肝吸い100円とお手ごろ価格。
<うなぎの値段が騰がっていますからね!>
ご飯の量は変わらず、鰻の大きさが変わります。
2400円(下の写真)は、鰻の下にご飯、
また鰻の2段になっています。
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香ばしい醤油の香りする焦げ目も美味しく
しっかりと味わいました。
ずっとこの味を守り続けていただきたいです。
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埼玉県川越市松江町
2011.8.13