まるみのあっちこっち巡り

ー32,000枚を超える写真とともに綴るお出かけブログー

映画 コクリコ坂から

2011-08-15 00:23:14 | 映画(劇場鑑賞)
原作は、1980年頃「なかよし」に連載され不発に終わった作品。
付録目当てに「りぼん」を、時々買ったりもしていたけれど…。

1963年、東京オリンピック前年の横浜が舞台。
もはや戦後ではなく、新しい時代の幕開けであり、
何かが失われようとしている時代。
その時代の高校生の純愛・出生の秘密ものです。

アニメにする必要があるのかという意見もあるようですが、
実写なら観に行くことはなかったと思います。
やはり、ジブリ作品だから観たのです。

まるみが一番好きな邦画は、
今も「となりのトトロ」です。
この作品もジブリならではの作品といえるでしょう。

自分にもそんな青春があったような気がしてきたり、
自分もそう生きたいと惹かれるような映画にしたいと
宮崎駿氏が企画、息子の吾郎氏が監督した作品です。

出生の秘密を知ってもまっすぐに
進んでいく姿は、共感できます。
すぐに諦めたりせずに、真実を知ろうと、
自分の脚で確かめに行きます。

簡単なことではないけれど、
そうして、理解していくのです。

時代は違っても高校時代を振り返って、
懐かしむのも良いかもしれません。

この時代はまだ貧しくても希望があった時代、
今は豊かになっても希望が持てない時代、
ちょっぴり哀しくなりました。
音楽も涙を誘ってしまいました。

Tジョイ・大泉

2011.7.28
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