2012年はフェルメール・イヤーともいえます。
観覧可能な全34点のうち6作品が来日します。
この展覧会では「手紙を読む青衣の女」「手紙を書く女」
「手紙を書く女と召使」の3作品が鑑賞できます。
どの作品も鑑賞したことがありますが、
注目すべきは「手紙を読む青衣の女」です。
今回、修復を終えた「手紙を読む青衣の女」が、
世界に先駆けて日本初公開となったことが話題です。
アムステルダム国立美術館で鑑賞した時より
青い色がより鮮やかになっているではありませんか。
ス・スゴイ
金より高価だったといわれる鉱石ラピスラズリを原料にした
ウルトラマリンによる鮮やかな青色にうっとり。
ファン・ゴッホもこの作品に魅了されたとか…
17世紀のオランダはヨーロッパ一の識字率。
3~5歳で教育が始まり、農民も女性も
読み書きができたのだそうです。
日本とオランダ、この時代に出島から
手紙を送ったとすると東インド会社の船が運び、
オランダに到着するのは1年後という
気の遠くなる話ではありますが、
鎖国をしていた日本もオランダと文通できたのですね。
(ただし、最低2年かかりますけど…)
海を連想させるマリンブルーの衣装、
遠くにいる恋人から受け取ったラブレターだとしたら?
スートリーを考えながら鑑賞すると絵の前から離れがたくなりますが、
混み合っているので後でじっくり考えましょう。
17世紀のオランダではマナー入門書や
手紙の書き方の本が人気だったそうです。
絵の中のしぐさや表情などにもよく現れていますよ。
17世紀のオランダを旅した気分の一日でした。
BUNKAMURAザ・ミュージアム(渋谷・東急本店横)
2012.2.22
観覧可能な全34点のうち6作品が来日します。
この展覧会では「手紙を読む青衣の女」「手紙を書く女」
「手紙を書く女と召使」の3作品が鑑賞できます。
どの作品も鑑賞したことがありますが、
注目すべきは「手紙を読む青衣の女」です。
今回、修復を終えた「手紙を読む青衣の女」が、
世界に先駆けて日本初公開となったことが話題です。
アムステルダム国立美術館で鑑賞した時より
青い色がより鮮やかになっているではありませんか。
ス・スゴイ
金より高価だったといわれる鉱石ラピスラズリを原料にした
ウルトラマリンによる鮮やかな青色にうっとり。
ファン・ゴッホもこの作品に魅了されたとか…
17世紀のオランダはヨーロッパ一の識字率。
3~5歳で教育が始まり、農民も女性も
読み書きができたのだそうです。
日本とオランダ、この時代に出島から
手紙を送ったとすると東インド会社の船が運び、
オランダに到着するのは1年後という
気の遠くなる話ではありますが、
鎖国をしていた日本もオランダと文通できたのですね。
(ただし、最低2年かかりますけど…)
海を連想させるマリンブルーの衣装、
遠くにいる恋人から受け取ったラブレターだとしたら?
スートリーを考えながら鑑賞すると絵の前から離れがたくなりますが、
混み合っているので後でじっくり考えましょう。
17世紀のオランダではマナー入門書や
手紙の書き方の本が人気だったそうです。
絵の中のしぐさや表情などにもよく現れていますよ。
17世紀のオランダを旅した気分の一日でした。
BUNKAMURAザ・ミュージアム(渋谷・東急本店横)
2012.2.22