まるみのあっちこっち巡り

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台湾第三級古跡・北投温泉博物館

2012-03-19 00:14:55 | 2012ノスタルジック台湾

世界有数の温泉地である北投温泉は、
台北市の最北端に位置し、
400年を超える歴史があります。

1913年6月、静岡県伊豆山温泉を模し、
当時東南アジア最大の公共浴場である
北投温泉公共浴場を建設しました。





台湾は活動が盛んな若い地殻の上に位置し、
豊富な温泉資源がありますが、
温泉郷として最も有名なのが北投です。

かつては人気のハネムーン先が北投温泉だったようです。





敷地面積は約700坪、二階建ての建物の一階はレンガ造り、
二階は木造、外観は英国ビクトリア様式です。





畳ホールは日本の伝統的建築法を採用。

四方に障子が立ち、休憩、お茶や食事、
囲碁や将棋が楽しめる場所でした。





展望テラスからは北投渓周辺の
美しい風景が眺望できます。





1階の大浴場は長さ9m、幅6m、
深さは40~130cmとまちまちです。

日本の大浴場というよりヨーロッパの温泉プールです。





浴場と外側のアーチ廊下と柱は、
ローマの浴場のような空間を演出しています。





ステンドグラスは重要な特色で、
浴場全体に華麗な雰囲気を添えています。





現在は館内のイベントホールとなっています。





子ども達が見学していました。
公共浴場に興味があるようでもありませんが…





1994年、北投小学校の教師と児童達が郷土学習で、
この荒廃した公共浴場を発見し、陳情書を書きました。

地元の人々が奔走し、第三級古跡に指定。

1998年に修復を経て再現された浴場の博物館です。

台湾・台北市北投区中山路2号

2012.1.5
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