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まるみのあっちこっち巡り

ー33,000枚を超える写真とともに綴るお出かけブログー

かつての北国街道の風情が残る 出雲崎町

2017-12-27 00:52:56 | お出かけ 中部



出雲崎と言えば、「史上初の黒人演歌歌手」として
「演歌界の黒船」との異名をとった
第50回日本レコード大賞の最優秀新人賞を受賞した
ジェロのデビュー曲『海雪』が思い出されます。

あなたを 追って 出雲崎 
悲しみの日本海







悲しくやり切れないような空を見上げると
『海雪』の歌詞が思い出されてなりませんでした。

一人きりの出雲崎 明日を待つ傘もなく

町をあげて『海雪』の応援をしたようですが、
出雲崎町は歴史のある町です。
良寛さんの生まれた町でもあります。







間口が狭く、奥行きが長い妻入り家屋。
約3.6㎞も続く街並みは全国的にも珍しく、
風情ある街並み散策ができます。
(雨風が強くなければ歩く予定も車で通過)

江戸時代、徳川幕府の直轄地(天領)であった出雲崎は
佐渡金銀の荷揚げや北前船の寄港地で、
北国街道の宿場町として栄え、人口密度は越後一で、
小高い丘と日本海に挟まれたわずかな平場に
約2万人もいたというのですから驚きます。

当時は間口の広さに税金を掛けられていたことから
妻入り家屋が軒を連ね、街並みを形成していきました。
妻入りとは、屋根の形が山折の
二面構成の町家を言います。







松尾芭蕉は、おくの細道の旅で出雲崎にとどめ
「荒海や佐渡によこたふ天河」の名吟を残しています。

由緒ある神社仏閣も数多く点在している出雲崎町、
もっとゆっくり観光してみたいと思いますが、
この先の予定があるので、
松雲山荘の紅葉もパスです。

雨女ではないと思いますが、雨に降られた日には、
大雨にになってしまうような気がします。

新潟県三島郡出雲崎町

2017.11.4
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