まるみのあっちこっち巡り

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函館市青函連絡船記念館 摩周丸

2017-12-11 01:00:57 | お出かけ 北海道



ホテルからもJR函館駅からも近い
1988年(昭和63年)に廃止となった
青函連絡船を利用した資料館となっている
「摩周丸」を見学します。







現役時代の青函連絡船に乗船したことは、
残念ながら一度もありませんが、
乗船したかったという思いを
強くする乗船証明書。

1908年(明治41年)から1988年(昭和63年)までの間、
青森駅と函館駅を結んでいた鉄道連絡船ですが、
80年の長きにわたり、津軽海峡を往復していました。
(旅客営業キロ程113.0km、貨物営業キロ程300km)







この日は海も穏やかでしたが、
災害も少なくはなく、戦争にも巻き込まれました。
たくさんの方々の色々な思いが、
ここにあるような気がしてなりません。

こちらはグリーン指定椅子席になります。
座って海を眺めれば、
今にも船が動き出しそうな・・・。

映像シアターにより、
当時の姿を映像で見ることができ、
青函連絡船の歴史を知ることができます。







ライブラリーもあり、一日過ごすことができそうです。
青函連絡船だけでなく、色々な船の本や
船を題材にした小説なども置いてありました。







そこで見つけたのが、にっぽん丸の記事でした。
1995年と言えば、陸旅、空旅で、
船旅は、考えてもいないことでした。

当時と現在とクルーズ料金が
変わらないことに驚愕しました。
今度のニューイヤークルーズは368,000円~です。







船のしくみのコーナーでは、非公開区画観覧システムや
実物部品と模型の展示があります。







こちらは、普通座席“レプリカ”
多目的ホールです。







外に出てみましょう。
写真中央の薄い茶色の建物が
宿泊した東横インです。







プロペラ

隣に人が立つと、よりその大きさが伝わります。
実際に摩周丸に取り付けられていたもので、
操舵室で推力や進行方向、
前後進を操作、航行していました。







函館三大展望台が、函館山山頂、五稜郭タワー、
そして、この摩周丸、甲板に立てば、
西部地区から駒ヶ岳、丸山まで
360度見渡せます。

海の上から函館の景色を眺められるのは
一般的には摩周丸だけですが、
明日にはにっぽん丸に乗船して
この風景を堪能できる。

家を出るまでは台風が心配で、
催行中止の可能性も考えてはいたものの
ミサイルが上空を通過しようとも
乗船できると思い込もうとしていました。







船橋(操舵室)

当時のまま残っていて、舵輪をはじめ、
各種操船機器にもさわることができます。







こちらも当時のままの無線通信室

通信士席に座ってモールス信号の打鍵体験が可能です。
リアルな音も鳴り、夢中になってしまうかも。







青函トンネルが開通して役割を終えた青函連絡船。
北海道新幹線は料金も高く、利用率はイマイチ。
この時は、その新幹線に乗車するとは微塵も考えず、
港の爽やかな風を感じていました。

昭和40年代以降は、天候が原因で
遅延・運休することはほとんどなく、
連絡船が止まるような荒天時は、
鉄道が先に運休することが多かったそうす。

連絡船のほうが鉄道よりはるかに
安定輸送を確保していたとか。

青函第二トンネル構想などもあるようですが、
費用対効果を考えるとトンネル掘るより船。
青函連絡船の本業は貨物輸送でした。

北海道函館市若松町12番地先

2017.9.15
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