白金台の閑静な住宅地にある松岡美術館は、
お気に入りの美術館の一つ、度々訪れています。
ガンダーラ・インド彫刻、古代オリエン美術、
東洋陶磁器のコレクションから印象派をはじめとする
フランス近代絵画、ヘンリー・ムーアなどの
ヨーロッパ近代彫刻まで、創立者の
松岡清次郎氏がすべて収集したものです。
収蔵品のみで行われる企画展もバラエティー豊かで、
「中国動物俑の世界、日本油彩画展」が行われました。
三彩馬をはじめとした漢代から唐代の
動物俑を中心に多種多様な陶俑が並びました。
130点に上る油彩作品の中から25点の
日本油彩画が並び、躍動感、幻想性、リアリズム、
ノスタルジックを味わいました。
松岡清次郎氏の自邸の跡地に建設された美術館。
庭園はロビーからも眺められますが、
ロビーでコンサートが行われることもあります。
鉛筆を使ったスケッチなら可能であったり、
常に展示室を監視しているスタッフを置いていないなど
見学者を信頼していただけているようで、
ゆったりと鑑賞できるのも魅力です。
東京都港区白金台5-12-6
2019.1.14
所蔵作品の修復調査、設備点検のため、
2019年6月2日から2021年10月4日まで休館になります。