プリンセスシアターに集合したのち、
グループ19の青いシールをつけ、
テンダボートにてコトル港へと向かいます。
観光バスに乗り換え、ツアーは始まりました。
「聖トリプン大聖堂、プトヴァ&景観ドライブ」
長距離、起伏のある道を歩ける方がご参加くださいとあり、
どのようなところに連れて行かれるのかドキドキです。
モンテネグロ屈指のリゾート地として名高い
ブドヴァは、コトルに続く
モンテネグロの人気観光都市です。
重厚な城壁に囲まれたブドヴァの旧市街は、
6ヵ所に設けられた門から出入りします。
ショアエクスカーションは、イヤホンガイドを使用、
音声は英語になり、同じツアーからは4名参加。
ツアーは添乗員同行のものですが、
ショアエクスカーションは、
参加者の一番多いものに添乗員さんは参加します。
石畳の路地やオレンジ色の屋根瓦の建物が
所狭しとひしめき合い、城壁都市でもある旧市街は、
隣の国クロアチアのドブロブニクの
ミニチュア版といった風情があります。
旧市街には3つの主要教会がありますが、
1804年建設のツルクヴァ (三位一体教会)に入場。
小さな東方正教の教会、内部のイコンに覆われた壁は、
あまりにも美しく目を見張るものでした。
モンテネグロの国旗です。
アドリア海に面した福島県ほどの小さな国ですが、
この国の歴史を紐解くと時間が足りません。
古代ギリシャと古代ローマの2つの異なる文明が
無数の痕跡を残しましたが、中世、
ブドヴァは南スラヴ人国家ドゥクリャの代々の王、
ゼタ公国の貴族に治められたとか。
ヴェネツィア共和国がおよそ400年もの間
この街を支配、オスマン帝国の侵略に
対抗して強力な城壁で街を強化しました。
1979年4月15日、破滅的な地震がブドヴァを襲い、
旧市街も甚大な被害を被りましたが、
8年がかりで再建、中世の街並みが蘇ったとか。
モンテネグロ屈指の観光地であるブドヴァは、
アドリア海に面した2500年の歴史を持つ街ですが、
リゾートタウンでもあるようです。
僅かなフリータイムに城壁都市の中を散策、
アメリカ人のご夫妻と一緒に迷ってしまいましたが、
何とか集合場所に戻ることができました。
迷い込んだことも思い出になるのですが、
こんな小さな城壁都市で迷うとは
旧市街には歴史的建築物が建ち並ぶ一方で、
ナイトライフが有名な一面もあり、物価も安く、
若者に人気のある夜遊びの街でもあるとか。
少ない人口のわりに、多くのミリオネアが暮らし、
「モンテネグロのクウェート」とも呼ばれています。
滞在時間があまりにも短かったのが残念です。
モンテネグロ・ブドヴァ
2018.7.10