「政治家は、常に使い捨ての覚悟を」

‘06/11/08の朝刊記事から


「政治家は、常に使い捨ての覚悟を」
新人議員を前に小泉前首相激励

自民党の新人国会議員に選挙対策などを指導する養成講座「日本夢づくり道場」が7日、党本部で開講し、最高顧問の小泉純一郎前首相はあいさつで「政治家は常に使い捨ての覚悟を持たなければならない」と若手議員の奮起を促した。

参加者の多くは、昨年の衆院選で郵政民営化関連法案に反対した造反組と戦い、初当選した「小泉チルドレン」たち。

「刺客」擁立を主導した小泉氏の使い捨て発言に、杉村太蔵衆院議員はショックを隠しきれない様子で「使い捨てにならないよう頑張ります」とポツリ。

小泉発言について、安倍晋三首相は同日「政治家は自分の力で選挙区で勝ちあがってくる気概を持て－という意味」との解釈を記者団に披露。
造反組の復党の是非にかかわらず、選挙に勝つ地力をつけるのが先決との認識を示した。

やらせ質問文科省作成 タウンミーティング形骸化

‘06/11/08の朝刊記事から


やらせ質問文科省作成
タウンミーティング形骸化
「世論操作」の批判も

政府が7日、青森県八戸市で9月に開いた教育基本法改正に関するタウンミーティングでの「やらせ質問」を認めたことで、小泉純一郎前首相が国民との直接対話の目玉として始めた企画の形骸化が浮き彫りになった。
塩崎恭久官房長官は同日午後の記者会見で「現場の行き過ぎで信頼を損ないかねず、大変遺憾だ。誤解を招くようなことは一切やめる」と釈明したが、民主党など野党は「世論操作のための税金使用だ」（中井治・衆院教育基本法特別委筆頭理事）などと批判を強めている。