'07/04/20の朝刊記事から
バグダッド連続爆弾テロ
スンニ派 反撃本格化か
【カイロ19日共同】米軍とイラク軍が威信を掛けて開始した首都バグダッドでの大規模軍事作戦に挑戦するかのように18日発生した連続爆弾テロは、2003年のイラク戦争開戦以来、最悪の犠牲者を出した。
イスラム教スンニ派武装勢力が、米軍やシーア派主導の政府への本格的な反撃を開始した可能性もある。
バグダッドで18日に起きた4件の爆弾テロのうち、最も大きな被害をもたらした首都中心部のシーア派の商業地区サドリアでの爆発では、ロイター通信によると、140人が死亡。
このテロだけで、バクダッドのシーア派地区で135人が死亡した今年2月3日のテロを上回り、イラク戦争開戦後、単独の爆弾テロとして最悪の惨事に。
'07/04/20の朝刊記事から
米産牛肉 「処理施設 再査察を」
農水相、米長官に要請
日米首脳会談で議題になると見られる米国産牛肉の輸入問題で、松岡利勝農水相は19日夜、ジョハンズ米農務長官と電話会談し、日本側による米国の食肉処理施設の再査察を受け入れるよう要請した。
ジョハンズ農務長官は検討することを約束した。
電話会談は松岡農水相から持ちかけた。
松岡農水相は「今後のプロセスを円滑に進めるためには2回目の査察を早期に実施することが重要だ」と強調。
再査察なしに米国側の対日輸出プログラムの遵守状況を確認する「検証期間」を終了できないとした。
これに対しジョハンズ農務長官は再査察を検討する考えを示す一方、「日本は国際基準を受け入れるべきだ」などと、月齢20カ月以下に限定している日本の輸入条件の緩和をあらためて要求した。