'07/04/25の朝刊記事から
アフガンに文民警察
EUから派遣打診 政府が検討に着手
自爆テロの頻発で治安が悪化するアフガニスタンへの合同警察部隊の派遣を準備する欧州連合(EU)が、日本にも文民警察官の現地派遣を打診、地元警察に行う訓練への参加を呼びかけ、日本政府が検討に着手したことが24日、分かった。
複数の日EU外交筋が明らかにした。
旧政権タリバンなどによる自爆テロが相次ぐアフガンをめぐっては、「破綻国家」化回避のため治安面での人的貢献に対するニーズが高まっており、米政府も日本に対し、何らかの形での人的貢献参加を求めてきた。
同筋によると、EUは最近、全体で160人規模となる合同警察部隊への参加を、カンボジアと東ティモールに文民警察官を派遣した経験がある日本に打診。
EUは議長国ドイツの主導で、EU共通の安全保障政策に基づき、アフガンの警察部隊に訓練を行う方針を決めている。